家庭のことを圓容する
(明慧日本)家族が如何に頑迷で、邪党にひどく毒害されたかと言う話を同修からよく聞きます。私はこれは間違っていると思います。この固定観念が大脳の中に留まることが長ければ長いほど、家族に大きく影響を与えます。なぜかと言うと、あなたの念でそれを固定してしまい、あるいはあなたの正しくない観念が家族にたくさんの障碍をもたらすからです。
学法を通じて、私は次のことを悟りました。家庭の中でも、相手は修煉しないので、もし対立が発生したら、それはきっと自分が法に則って律していないことが原因です。そのとき自分は内に向かって探して心性を向上させなければならないのです。
修煉し始めたころ、私はいつも夫が自分の家族だからと思って、めったに夫と交流しませんでした。ひたすら学法、煉功をしていただけで、大法の殊勝と素晴らしさを教えませんでした。よくいえば、これは自我のため利己的な考えです。自分が家庭のことを圓容していないため、夫はある時期、夜も家に帰らず、魔性も強く、いつも私と喧嘩をしました。ある日、夫は職場から帰って、娘が私の真相小冊子を読んでいることを目撃しました。そのとき大きな声で「誰が読ませたのか?」と叫んで、何回も繰り返して癇癪をおこしました。「お前のものは娘に読ませないよ、勉学に影響を与えるから」と私に話しました。大法の資料を読んで、勉学に影響を与えるなどありえるのですか? 良い影響しか与えないはずなのに。こう言われてきっと私が大法の素晴らしさと奇跡、および大法が人に知恵を与えられることをはっきり教えないからではないかと思いました。
それから私は態度を変えて、私の一番親しい人である彼に法を知らせ、済度しなければならないと思いました。学法していると、中に常人に対しても指導できる部分があり、彼に好奇心を引き起こすことのできる部分を見せました。最初は、夫は魔性に駆られて「どけて、見ないよ」と言いましたが、私はそこで大きい声で呼んで聞かせます。そして「あなたは見ないと将来きっと後悔しますよ。私は言わないと自分の責任を果たさないことになります」と言います。いかに悪い言葉を言われても私は心を動かさず、穏やかにしていて夫の態度に左右されませんでした。
ある日2人で買い物に行ったとき、ある車いすのお年寄りをみて、私は「見てください、人はこのような境地に陥って本当にかわいそうですね。生、老、病、死の輪廻では苦しいことばかりです。今はこの人がいくらお金を持っていても幸福と感じませんね。そうでしょう? 人は人体を持って、正法の修煉をすることができてこそ、健康な体を得られ、輪廻しなくなり本当に幸福になりますよ」と話しました。
この時に自分の観念を少しも入れませんでした。夫は長く沈黙して、この話に心を打たれたようでした。それから同じような場面に会ったとき、私はべつの話をしました。「人は生きているうちに、良く考えてみれば、本当に3日も落ち着いた日がないわね! 家庭、社会、会社のなかにトラブルがあり、争ったり、闘ったりして結局年を取ってから体は病気だらけになり、このすべては自分の心のせいです。ところが、修煉する人は、何ごとがあっても。成り行きに任せ、自分の物であれば無くならないですよ。心を放下することができれば、体も健康になりますよ」
発正念をする最初のころ、私は家族がご飯をすぐ食べられるように、昼12時前に全部作り上げて、卓上に用意しました。私が発正念をしてから来てみると、大体おかずは残っておらず、僅かな汁が冷たいままで置かれています(わざとだと思います)。この時に、まあ、なくてもいい、少し食べればいいよと思いました。たまに暖かいご飯を見て、私も座って食べてから発正念をしたかったですが、「食べると発正念に影響を与えて、損が大きい! この食欲の心もなくさなきゃ」と思って我慢しました。
私心や私欲がなくなると、発正念の威力も大きくなり、集中できると感じました。私が執着心を放下したことが原因かもしれませんが、夫は感動しました。それからは、いつもおかずを残してくれて、蓋をしたり、そのまま鍋に残したりするようになりました。
ここまで書いて、私も感動しました。私のような私心や私欲の強い人間も、大法の中で無私無我のよい人に修められ、さらに自分の場で周りの人を変えることができ、大法のお陰で生まれ変わりました。
普通の常人にとっては一番怖いものが病気なので、常人が落ち着いているときあるいは病気に罹った時に大法の法理を持って説得すれば一番効果があると思います。私たちは家にいて、いろんな場面で大法を実証することができます。ただし私たちは自分を常人か大法かどちらに位置付けるかが大事です。
今は、私の家族全員が修煉しています。大法の法理が一切の正しくない状態を正したと思います。
2009年7月18日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/7/5/203989.html)
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