日本明慧
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表に出て真相を伝える

(明慧日本)2001年に、同修と協力し合って真相を伝え、真相資料を配布したり貼ったり、スローガンを書くなどの事を始めました。この1年は紙幣に真相を伝える言葉を書き始めました。協力し合う中で、たまには恐怖心が現れるけれども、行っていることはなかなかよいものでした。最も貴い同修を2人失ったとても悲しい経験があり、それからは1人で法輪功の真相を伝え始めました。

 恐怖心を捨てていなかったので、結局、顔を合わせて真相を伝えることができなくなりました。明慧ネットで、同修たちが顔合わせて三退を勧めるいろんな体験談を読んで、とても敬服しうらやましく思いました。しかし真相を伝え、衆生を救い済度するとなると、一歩を踏み出せる勇気がなかったのです。普段は親戚に真相を伝え、三退を勧めるとなると心臓がバクバクするのに、見知らぬ人に伝えるとなると言うまでもありません。最近、とても後悔し、残念に思う出来事が起きました。

 退勤するときは小雨が降っていました。家の近くのバス停の隣に2人のおばさんがそれぞれ果物の露店を出していました。その1つの露店に行き、桃を買いました。わたしは桃を選ばずに適当に袋に入れたのでおばさんの注意を惹きました。それを機に何度もそのおばさんに真相を伝えようとしましたが、どう伝えればよいかが分らず、伝える事ができませんでした。おばさんに真相が書かれた紙幣をあげた後、ためらいながら去りました。5、6メートル歩いた時、これじゃいけないと思い、振り返ってみると周辺には果物を買う人がいません・・これは師父が、真相を伝えるために絶好のチャンスを作って下さったのだと思いました。戻ってそのおばさんに真相を伝えようと思いました。よく考えてみると、自分は政府機関の職員であり、周りの人は私が修煉していることを知らないので、もしそのおばさんが真相を受け入れなかったら、大声で叫ぶでしょう・・知人に見つかったら面倒なことにならない訳がなかろう。伝えるか、伝えないかという2つの考えが頭の中でぐるぐる回って葛藤し、しばらくの間動けませんでした。しかし家に戻ることにしました。ためらっていた時、かすかにもう一つの露店のおばさんが、微笑みながら私を見たのが見えました。しかし恐怖心は消えないままでした。

 家に帰った後、とても後悔し、うしろめたさを感じました。自分は本当に勇気がない人間だと思いました。露天に戻って2人のおばさんに真相を伝えようと何度も考え直しましたが、結局出来ませんでした。

 夕食後、冷静になって法に則って自分が思ったことを測りました。恐怖心が問題なのではなく、根本的に師父と法を固く信じてないからだとわかりました。もし無条件に師父と法を固く信じていたなら、少しもためらわずに師父が私たちに与えて下さったこの顔を合わせて真相を伝える機会を利用し、たくさんの衆生を救い済度することでしょう。私は法に則って悟りました、中共政権の法輪功修煉者に対するこの前代未聞の邪悪な迫害の中で、本当に迫害されているのは法輪功修煉者ではなく、衆生です、彼らは今になっても嘘に欺かれ、自分が淘汰される危機に陥っていることも知らないままでいる。わたしは無条件で彼らを救い済度すべきで、彼らはただちに目覚め、三退をして、淘汰をまぬかれるべきです。普段はしっかりと法を学んでいないため、出来事が起きたら、法に則って自分の行動を測ることができず、いつも常人の心に左右されて、師父が自分に要求されたことができない状態に陥り、完全に正法時期の大法弟子ではないのです。

 ここまで書いて思ったことは、もう一度私に2人のおばさんを救い済度する機会を与えてくださるよう誠心誠意、師父にお願いをし、必ず見逃さない!と決心しました。

 自分は法をしっかりと学んでおらず、大法弟子としての基準を全く満たしていません。しかし自分が書いたこの文書を通じて、自分の修煉の道の中の不足とギャップを認識し、今後精進するよう自らをむち打ちます。真面目にしっかりと法を学び、本当に衆生を救い済度することを第一に考え、師父が私たちに与えてくださった使命と責任を果たし、宇宙の衆生に恥じるところがないように努めます。

 2009年7月21


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/7/18/204708.html