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黒龍江省:6歳の東東くんの幸せはどこにあるのか

(明慧日本)6歳の東東くんは黒龍江省鶏西市の鶏冠区立新炭鉱に住んでいる。母親は他の地方で商売を営んでいるため、東東くんは生まれた時からずっと母方の祖父母のもとで愛情につつまれ、幸せにすくすくと成長していた。しかし、東東くんの一切の幸せな生活は2009年5月14日、警察により突然奪われてしまった。

 その日、祖父と祖母は不法に連行され、東東くんは2人を恋しがって重い病気になり入院した。母親は焦って、濡れ衣を晴らそうとしたが方法はなかった!

 東東くんの祖父・薛福春さんは今年75歳、祖母・張慧玲さんは64歳で、2人にはともに病気があり、張さんはかつて心臓病や開放性の肺結核を患い、薛さんは脊椎に障害があり、腕が上がらず、痛い時は全く動くことができない状態であった。法輪功を修煉してから、2人の病気は全快した。張さんは困っている人をみるといつも優しく助けていた。

 5月14日の明け方、鶏冠区の公安局、立新炭鉱派出所の警官らが数台のパトカーに乗って来て、薛さんの家に侵入し、たんすまでも徹底的に捜索した後、年配の薛さんと張さんを連行した。怖くて大声で泣き続けている東東くんも一緒に連行された。その後、東東くんは母方の兄弟の家に送られ、しばらくして母親に迎えられた。薛さんと張さんは自白を強要されてめった打ちされ、拷問された。薛さんはやせこけて以前の面影はなく、足が不自由になり、張さんはハルビン市麻薬中毒回復所に送られ、1年の労働教養を言い渡された。

 幼い東東くんは祖父と祖母に会えないため毎日泣いて、食事も睡眠も満足にとれず、急に痩せてしまった。7月の初め、母親は東東くんを連れて遠路はるばる地方からハルビンへ祖母に面会に行ったが、警官に拒否された。大きな打撃を受けた東東くんはがっかりし、重い病気になりハルビン市の病院に入院した。

 中国共産党当局が公言するいわゆる「調和のとれた」社会で、幼い東東くんの幸せは一体どこにあるのか?

 2009年8月3日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/8/2/205742.html

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