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インターネットハッカー:法輪功修煉者になりたい


文/台湾の大法弟子

(明慧日本)法輪功の迫害事実をより多くの中国大陸の人に知らせるため、友人とホームページを設立した。録音で私たちの誠意と祝福の気持ちを伝えればと、私は録音の仕方を勉強し始めた。以来、気付かないまま夜が明けてしまうのは常のこと、それに、始まったばかりのホームページはよくハッカーに攻撃されていた。

 ある時、一人のハッカーから声をかけられた。「私は今、流光というソフト使って、あなたの台湾の所在地を調べている。金を出して、あなたのサイトを壊せと私に頼んできた人がいる。 はっきり言うが、今から一から十まで数えたら、あなたのサイトを壊す」そして、彼はビデオ通話を要求してきた。その時、私は非常に冷静で、これは相手に真相を聞かせるチャンスだと考えた。真相を理解してもらって、救われれば、と私は心から期待した。

 彼は椅子に寄りかかっていて、私が話そうとすると、すぐに手を出して私を止める。私は仕方なく、まず彼の興味がありそうな話題を話してみた。「私はそちらが見えるのはご存知でしょうか?」今度は何の反応もなかったため、私は続けた。「何か悩んでいるようですね。あまりうれしそうに見えませんよ。きっと、あなた方は立派な人間でいつも正々堂々としていると信じています。」

 「そうだよ。あなたが違法のことをやるから、私はただお金をもらって、仕事をこなすだけだ」と彼は続けた。

 「でも、いくらお金のためと言っても、良心を裏切るわけには行きません。人間が生きたまま臓器が摘出され、燃やされている時に、あなたはその残酷な行為を行っている共産党を非難せずに、逆に真相を説明している人を非難しています。多くの人々が私たちのホームページを見て、そのような暴行を支持しなくなりました。あなた方はそのような道を選ぼうとしていません。もう少し慎重に考えてほしいです。もし、それでもこのホームページを攻撃することが正しいと思うなら、どうぞご自由に・・・」私もだんだんと厳しい口調になってきた。

 その時、彼は姿勢を正して、私の話に耳を傾けるようになった。私は話し続けた。「私よりもよくご存知だと思いますが、中共は長期にわたってネットを封鎖してきましたね。多くの真実を伝えるニュースのウェブサイトは国内で見られなくなっています。私はただ人に真実を伝え、善良な中国人が中共の道連れにならないようにしたいだけです」

 「曹植の『七歩詩』はご存知だと思います。『豆を煮るに、豆がらを燃やせば,豆は釜中に在りて泣く。本是れ同根に生ぜしに,相ひ煎(に)ること何ぞ太(はなは)だ急なる?』曹植の兄・曹丕が皇帝になり、曹植を殺害しようとした。 曹丕は曹植に七歩歩くうちに詩を作らせ、もしできなかったら死刑に処そうとした。その二人は兄弟ですよ。今、真善忍を修めている修煉者は私たちの周りにいて、皆同じ血を受け継いでいるではないでしょうか? その意味で、同じ家族ではないでしょうか? その修煉者たちが残酷な迫害を加えられている時に、このような真相を伝える窓口を壊していいのでしょうか? つまり曹丕と同じことやろうとしているのではありませんか?」

 彼は顔色を変え、頭を下げた。きっと彼もやさしい人だと思った。そして、彼は焼身自殺事件について聞いてきた。「その事例は、すでに世界の偽造事件トップテンの一つに入っています。焼身自殺した劉春玲は焼かれて死亡したのではなく、人に打たれて死亡したのです。法輪功修煉者ではなく、キャバクラに勤めていました。国内にいる法輪功修煉者たちは傷だらけの体を引きづりながら、罵られても、不法監禁され殴打されても、真相を伝え続けてきました。インターネットでそれらの映像をぜひ見てほしいのです」

 彼は何も言わないまま、ウェブサイトを攻撃することもなく去っていった。

 数日後、彼から「法輪功修煉者になりたい!」とのメッセージが届いた。きっとウェブサイトを見て、その重要性と法輪大法の素晴らしさを分かったのだ。私はうれしくなり、そしてウェブサイトそのものについて心配する必要はなく、だれも破壊できないものだと悟った。誤解を抱いている人がいる時、心からこの生命によい未来を祈願し、相手の立場から真相を伝えなければならない。なぜなら、法輪大法は正法であるからだ。

 2009年8月6日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/7/31/205622.html

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