■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/08/06/mh073938.html 



台湾籍の法輪功修煉者、中国帰省中に強制連行

(明慧日本)台湾籍の法輪功修煉者の邵玉華さんは、2009年7月31日午前、大陸で帰省中に中共の警察に強制連行された。現在、邵さんの行方は未だに分かっていない。

 8月1日、台湾法輪大法学会理事長の張清渓さんは、現在台湾で訪問している中共の台湾政策スポークスマン、メディア局局長である楊毅に、邵玉華さんを直ちに釈放するよう要求する書簡を渡した。

 2007年12月から法輪功修煉を始めた邵玉華さんは、11年前に河南省南陽から台湾に嫁いだ。今年7月、10才の娘を連れて大陸で帰省中、7月31日夕方、邵さんは河南省南陽煙草工場の姉の住宅を出た途端、警察に連行された。邵さんの故郷の友人の話によると、警察が先に電話で邵さんに連絡して騙し、姉の家を出た途端に邵さんを連行し、後に姉の家宅をも捜査し、お金、パスポートが入った荷物を押収し、強盗のようなやり方で、非常に威張ったという。その後、同胞の姉をも連行した。

 台湾法輪大法学会理事長・張清渓さん、米国人権法律協会アジア執行長・朱婉チ弁護士などの方は、8月1日5時に記者会見を行った。

 朱弁護士は「邵さんは中国で違法なことを何もしてないまま、ただ法輪功を信仰しているだけで警察に連行されました。台湾で訪問している中国の台湾政策メディア局局長の楊毅氏に早めに確認し、邵さんの基本的人権を保障してほしい」と語った。

 立法委員の邱毅氏は記者会見で、電話を通じて中共の人権に反する行為を譴責した。「中共の勝手な連行行為に対して、台湾では行政院大陸委員会、海峡交流基金会がもっと積極な態度で釈放を要求すべきです。楊毅さんは台湾でメディアの交流や自由を強調したからには、このことに対して発言すべきです」と邱毅氏は話した。

 邵さんの夫である鄭書達さんは「妻は故郷に親戚訪問するだけです。彼女は2007年も河南省に一時行ったことがありますが、何も起きなかったのです。現在、法輪功を修煉しているから、連行されました」と説明した。また、鄭さんは「妻を助けてください」と台湾各界に真剣に呼びかけた。

 台湾大学の政治学教授である明居正氏は、「中共は『真、善、忍』を信じている法輪功修煉者に対して、まだ大敵が攻めてくるように扱っていることは、中国大陸の人権現状は全く改善していないことを裏付けています」と語った。

 記者会見後、張清渓さん、朱婉チ弁護士らは「海協会メディア交流団」の晩餐会の場所に行き、楊毅に当面の要求を提出しようとしたが、相次ぎ警察に妨害された。

 1999年7.20、中共は法輪功への全面的な迫害を始めた。一部の統計によると、3292人(2009年8月4日現在)の法輪功修煉者は迫害されて死亡し、中で、女性は53.77%、50才以上の年配者は56.77%を占めているという。

 10年経ったが、迫害はまだ続いており、さらに海外にも及んでいる。台湾の法輪功修煉者が大陸で連行された事例はこれだけではない。

 2003年1月と10月、台湾の公民である王秀華さん、林暁カイさんはそれぞれ上海で連行され、ほぼ1ヶ月間身柄を拘禁された。上海の警察は2人を転向し、スパイになるよう、他の修煉者を売るように要求した。李シン菊さんは2004年1月29日、江西省の故郷へ母の誕生日を祝いに行った際、南昌市で飛行機を降りた途端、警察に連行され、96時間拘禁されていた。

 中国の警察に迫害された他の国の法輪功修煉者もおり、例えば、スイス・ジュネーブの王興国さん、呉鳳ジャオ夫婦、米国の李涓さん(女性)と辛勤さん(女性)、ニュージーランド・ウェリントンの劉毅さん(男性)、ドイツの章君安さん(男性)、カナダの範子愚さん(男性)、カナダ・モントリオールの朱穎さん(女性)、日本の蔡英姿さん(女性)、香港の万正天さん(女性)など、皆中国大陸へ行った際に警察に嫌がらせをされたり、迫害されたりした。彼らは皆、明慧ネットで文章を発表し、自らの遭遇を述べた。

 邵さんは連行された後、中央社、自由時報、台湾時報、中国時報、Taipei Times及び中央ラジオ局など多くのメディアが注目し、8月2日にニュースとして報道した。Taipei Timesはトップ紙面でこの事件を報道した。

 2009年8月5日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/8/3/205828.html

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