■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/08/09/mh092211.html 



ニューヨーク市議員「人権問題を改善しない限り訪中しない」(写真)

(明慧日本)2009年8月6月午後、ニューヨーク市議員トニー・アヴェラ氏(Tony Avella)はクイーンズ区フラッシング地区の公立図書館正門前で記者会見を行なった。AABDC(アジア・アメリカ・ビジネス開発センター)が先日、アヴェラ議員を中国訪問に招待したことについて、正式に拒否したと述べた。アヴェラ議員は「中共当局は人権問題を改善しない限り、民主国家の官僚は中国へ訪問すべきではない」と強調した。
ニューヨーク市議員トニー・アヴェラ氏(Tony Avella)「中共当局は人権問題を改善しない限り、民主国家の官僚は中国へ訪問すべきではない」

 アヴェラ氏:訪中して人権侵害を助長させない

 同氏は「ここで、AABDCの招請に返答いたします。中国政府が人権問題を改善しない限り、私は行きません。中国で、未だにたくさんの法輪功修煉者が信仰を持つだけで虐待されています。去年はフラッシング地区で法輪功修煉者が恐喝され、包囲攻撃されたことがありました。信仰への迫害をアメリカにまで広げるなど、許せません」と語った。

 同氏は記者会見で以下のことを漏らしている。AABDCは彼を10月9日から18日まで招待する予定で、AABDCとニューヨーク中国領事館は密接に関係を保っており、経済交流を口実にアメリカ議員の訪中を招待し続けてきた。

 「私は中共に一つのメッセージを伝えたい、私は行きません。そして、私は私の同僚(他市の議員)にも行かないように言います」

 「中共の高官たちよ、人権を侵害し、信仰を持っている民衆を拷問している間は、言論の自由、集会の自由をもつアメリカ議員が中国へ訪問することを期待しないでください。私たちは、人権のない国を訪問し、人権を侵していることを支持することはしません」

 「もし、もっと多くの議員が私のようにすれば、中共にはっきりと一つのメッセージを伝えることになるでしょう。それは『あなたたち(中共)は変わらなければならない』ということです。アメリカの議員を中国に招待しようと思えば、まず人権問題を改善し、迫害を停止しましょう」と語った。

 中共の国家安全局が西洋の政治要人を買収する手段

 元中国国家安全局のスパイである李鳳智さんは、インタビューを受けた時、「中共のたくさんの部署、特に国家安全局は平素から外国で代理人と支持者を探し、中共のためになる言葉を言わせています。特に西洋の政治要人と有名人は、みんな彼らが買収するターゲットです。中共は手段を問わず彼らの情報を収集し、機嫌を取り、信任を得ます。そして、いろいろな手段を使って、たとえば、美人、お金、権力などで買収し、罠でおびき寄せ、証拠を取ったらそれで相手を脅迫し、いざという時、中国の支持者として使われます」と言った。

 元シドニー領事館大使である陳用林さんは、2005年6月に大紀元のインタビューを受けた時、「中共による西洋諸国の政府高官への買収はずっと続いています。中でも、中国への無料観光、文化交流プロジェクトを利用して、高官たちの子供を無料で中国へ留学させるなどの手段をとっています」と述べた。

 フラッシング地区の住民である章さんは、「中共が海外の華人と米国の政治要人との『戦い』をしている中で、アヴェラ議員のように自分の立場を堅持し、正義感のある人は本当に素晴らしいです」と言った。

 アメリカベルビューシティ大学の経済学部John Li教授は「アヴェラ議員の行為は、中共の買収行為への抵抗を暴露するとともに、アメリカのすべての議員に行動の指針を作りました」と述べた。

 中共は人権を踏み躙り、度重なる罪を犯している

 記者会見で、4人の法輪功修煉者が発言し、中共から受けた迫害を暴露した。

 58歳の法輪功修煉者・于貞潔さんは黒竜江省牡丹江市の出身で、法輪功を修煉し続けているため、何度も公安局及び「610弁公室(もっぱら法輪功を迫害する機構)」に不法に拘禁された。「拘禁されていた間、彼らはスタンガンで私の顔、首、体を焦げるまで電撃しました。そして、強引に灌食した時、私の歯にぶつけて歯が折れてしまいました。そして、失神するまで天井から吊るされ、不明薬物を注射され、腰とお腹を痛くなって失神しました。医者が私を検査する時に、私は何も覚えておらず、後から聞きましたが、神経を破壊する薬物を注射されたというのです」と本人が証言した。

 「私より6歳年下の弟・于忠海は画家です。法輪功の教えである真善忍を信仰しているだけで、弟夫婦二人は4年前、不法に13年と11年の刑罰を下され、いまだに牡丹江監獄に拘禁されています。米国政府及びすべての善良な人々に、私たちを助けてほしいのです」と述べた。

 58歳の法輪功修煉者・劉燕来さんは中国北京の出身。劉さんは「2001年4月5日、警察に連行され、洗脳班に送られました。たくさんの残虐な拷問を受け、夜は寝ることを許されませんでした。『610弁公室』の警察は囚人に指図し、私は殴られ続けました。そのため、私の両足の筋肉が切断し、内出血を起こし、化膿性リンパ節炎になりました」と語った。

 法輪功修煉者・劉さんは二回にわたって、不法に連行され、計4年の労働教育を科された。その間、強引に灌食されたり、右骨盤と足に怪我を負ったりし、左眼球が殴られて眼球突出になり、内出血が起きたりした。2008年7月16日、内モンゴルの労働教養所に送られ、鉄制の台で吊り上げられ、食事を与えられず、寝ることも許されなかった。また、スタンガンで顔を電撃され、半年の間に血液を11回も採取され、最後にようやく九死に一生を得た。

 2009年8月9日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/8/7/206108.html

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