同修の人心に影響を受けてはいけない
(明慧日本)6年前、修煉を始めてまもなく迫害され、やむを得ずE市を離れました。E市の警察は、自分の管轄を離れた私を監視することができません。そして私はF市で正常な生活を始めました。
そこで修煉者Aに出会いました。Aは私と同じ会社に勤めています。私たちには、しょっちゅう話し合う機会がありました。当時、非常に無邪気だった私は、修煉を始めたばかりなので、法に対する認識もあまり深くありませんでした。
Aは刑務所で迫害されたことのある大法弟子です。彼女は常に刑務所の状況を話しました。話す時は、ずっと強烈な怯える心を持っていました。私は元々真相資料を配布する時にも、怯える心はなかったのですが、彼女の話を聞いているうちに、どんどん怖くなって真相資料を配布するのが出来なくなりました。
また、トラブルが発生すると、彼女は人に責任転嫁し、その人の悪口をいいます。もし常人が私に悪口を言っても、私は影響を受けませんが、同じ大法弟子から、そんなことを言いわれたので、私は正念が弱くなりました。「大法弟子同士はもっとも親しい人ですから、私に被害を与えるはずがない」と考えたのです。Aを信じたので、また、法に対する理解が浅かったため、法に立脚してこの問題を悟っていませんでした。
彼女の影響で、私の心性はますます低くなり、常人のことを話したりしました。今考えて見ると、Aといっしょに過ごした間はぜんぜん心性を守っていませんでした。
間違った道から、歩きなおすのは非常に難しいことです。私は、『明慧週刊』に出る着実に修練する大法弟子の修煉体験を読みながら、内に向けて探し、かろうじて魔難から脱出しました。
中国大陸という厳しい環境で、修煉者たちの交流は師父の要求から離脱してはいけません。師父が大法弟子に、いっしょに働くことを要求したのは、「三つのことをしっかりやり遂げる」ためです。集団で法を学ぶのも、修煉体験を交流するためで、常人の世間話するためではありません。
例えば、Aが常人の争いに関して話すと、その時、彼女の心性は常人と同じです。では、我々はどのように対処したらいいでしょうか? 修煉者は自分のやるべきことをしっかりやり、他の事に興味を持ってはいけません。そうしないと彼女と常人のことを話し合う我々は常人と同じになるのではないでしょうか? 常人社会で、自分の仕事と関係のない話をしたりするのは、自分の執着心を放任させるのと同じです。
師父は、頭の中に何を入れれば何者かになるとおっしゃいました。そう考えてみると、すべてが分かるようになりました。
例えば、他の修煉者を自分の家に誘って食事をしながら常人の苦しみを訴えたり、自分に対する他人の不公平を訴えたりして、何らかの小さな交流圏を作り、他の修煉者を肉親と見なし、熱い修煉者同士の情を生み出します。法に立脚して問題を見るのではなく、他の修煉者と執着心をもって、常人のことばかり話します。
Bという修煉者は夫との関係が悪く、ずっと心の底から恨んでいました。労働教養所で残酷に迫害された後、彼女の恨みはより大きくなり、周りの人を全部悪いと考えていました。労働教養所から出た後も、心性は向上できない状態です。彼女は修煉者のCといっしょに働いています。Cは家庭の矛盾をBに訴えます。Bは自分の家族の悪いことが思い出され、Cの家族も全部悪い人だと話します。
Bの話を聞いたCは、家族のことがもっと憎々しげに思われ、家族と喧嘩しようとします。そしてBがCといっしょに働く間、Cと家族の関係は非常に険しくなりました。その後、BとCの間にもトラブルが発生し、Bはそこを離れます。後ほど、Cはようやく、自分がBの人心に影響されたのがわかりました。
迫害される前、私の周りには大法弟子がほとんどいませんでした。私は、毎日明慧サイトを読むだけで、修煉者同士のこんな影響を受けたことがありません。
E市を離れた後、たくさんの修煉者と知りあいました。修煉者たちの心性の高さはみんな違います。非常によく、私心がなくて慈悲たる修煉者もいるし、常人の心が非常に多い修煉者もいます。長期間心性の向上できない修煉者といっしょにいると、その影響を受けがちです。
法に対する理解が深くない修煉者を見分けるのは容易なことではありません。修煉者同士と付き合う時、トラブルが発生するとまず自分の問題を探すべきです。相手の執着心を見て、自分を反省するのです。
自分に何の問題もなければ、相手の執着心をやさしく指摘してあげた方が良いです。相手が直そうとしなければ、自分をよく修めるだけでいいです。他の修煉者の人心の影響を受けてはいけません。
この文章を書いた目的は、自分の体験を他の修煉者が参考にしてほしいからです。修煉の道は非常に狭いです。修煉者同士の間においても心性を守らなければなりません。
不適切なところがあれば慈悲なご指摘をお願いします。
2009年8月14日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/8/12/206270.html)
明慧ネット:jp.minghui.org
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