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天津市大港区:何亜娜さんは麻薬中毒強制回復所に監禁され、娘は入学できない

(明慧日本)2009年3月9日、天津市大港区在住の法輪功修煉者・何亜娜さんは、河西区の友人宅を訪ねた時、告発されて、天津市河西区公安支局の馬場派出所に連行された。そして、心身ともに健康な何さんは天津市麻薬中毒強制回復所に入れられている。一方、罰金を払えないため、地元の警察は何さんの娘の戸籍の手続きをしてくれないので、子供は小学校に入学することもできない。

 5カ月間、何さんと家族はとても大きな苦痛に耐えてきた。何さんの母親は咽頭ガンに罹り、手術してから話すことができなくなっている。母親は、迫害されている何さん(娘)のことを思い、悲しみにくれている。何さんの夫の父親も喘息に罹っていて、よく発作を起こしている。それに母親と、義理の父親も病気治療のために多額のお金が必要だが、何さんは長年迫害を受けていたためお金がなく、家を売却して賃貸に住み、何度も引っ越しをした。それで娘の戸籍の転入の手続きが現行政策では出来ず、地元の戸籍を持っていない児童は9年間義務教育を受けられない。現地の派出所は、戸籍の転入手続きを裏から頼むには、1〜2万元の罰金が必要だという。しかし、何さんの家にはそんな大金はない。仕方がないので、何さんの夫は子供を学校に行かせるのを諦めた。

 麻薬中毒強制回復所の規定では、患者は4半期ごとに2000元の治療費を納めないならば、食事は最低基準の主食、つまりとうもろこしの粉だけで造った蒸しパンと漬物しか配給されない。たくさんの患者が腹一杯に食べられないため深刻な栄養失調になっている。何さんにそんな苦難を与えないため、何さんの夫はとても苦しい家計から無理をして、彼女のために「回復治療費」を払っていた。

 元々、壮健な何さんの夫は、生活の重圧を背負っているため、実際の年齢より老けてみえる。何さんの潔白を晴らすため、夫は関連部門を訪れて、事実の真相を暴露していた。彼は天津市河西区の馬場派出所に行って、管理職のhe(イ+各)建華と、妻の案件を担当した警官・呂寧を探し当て、何さんを検挙した「証拠」を要求した。また、妻を殴った警官に厳重処分を求めた。彼は、妻は貴方たちに誣告(虚偽の事実を言いたてて、他人を罪におとしいれようとする)されたものだ、直ちに彼女を釈放せよ、と主張した。馬場派出所は自分らがやったことは理に合わないと分かるので、それから何さんの夫の質問に一切回答しなくなった。何さんの夫はまた麻薬中毒強制回復所に行って「何さんは麻薬を吸っていない・・誣告されたのだ」と、警官らに言った。回復所の指導者らは、事実を知らないふりをして回避した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2009年8月17日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/8/13/206426.html

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