|
大法の中で修煉する
（明慧日本）私は師父の慈悲なるご加護の下、10年間、修煉の道を歩んできました。今では、ますます理知的で穏やかになり、成熟したと思いますが、現在のように内心を探す修煉の重要性を感じたのは初めてです。いつも内に向けて探すことが修煉だと思います。
周りの修煉者から見ると、私は「精進」する大法弟子であり、毎日師父が要求された「三つのこと」を行っています。私自身も「精進」という基準で自分自身に要求し、「三つのこと」は渾身を込めて行っていますので、私の足りない部分を指摘する修煉者はほとんどいません。
私は修煉者の中でリーダー的役割を担い、周りの修煉者はある程度私に頼っています。挫折したことがないため、内に向けて探すことが分からず、自分を偉く思っていました。邪悪が私とどんな関係があるのかは考えたこともなく、邪悪に迫害されるなど思ったこともありませんでした。
先日、資料を配っていた時、ある常人によって警察に告発されました。師父のご加護で安全に家に帰りましたが、この経験を通じて、自分を見直し、もっと真剣に修煉するようになりました。内に向けて探した結果、自分の不足を見つけると同時に、長年私を困惑させてきた問題の回答も得ることができました。
近頃、技術関連の仕事をする修煉者、資料を作成する修煉者、真相伝えをする修煉者が迫害されることがしばしば起きています。私もこれらの修煉者と似通っているところが多いので、自分自身の問題点を探してみると、「よく修煉していなかった」ことが原因でした。
仕事はたくさんこなしますが、実際の修煉はあまりやっていないので、執着心はますます膨らみ、最後には外に向けて探すようになり、師父が『沙を淘（よな）げる』でおっしゃった、淘汰される可能性のある三番目の弟子になったかもしれません。
師父は、「心性の高さが功の高さである」とおっしゃいました。仕事を多くこなしても、心性が向上しないと無駄になります。私も法理は分かっているので、常に「中国の農民になってはいけない（煉功ばかりすることを指す）」と話します。私は、郵便配達人（資料を配ることを指す）ではないし、印刷労働者（資料を作成すること）でもないのです。ですから仕事をするだけで、心の修煉を怠けてはいけません。
しかし、このような考え方の根本を深く観察してみると、それは真に修煉するためではなく、「私は法理をよく理解している、私は偉い、私は修煉する方法を分かっている」などを証明するためでした。
修煉の仕方は分かりますが、実際に修煉する心がないと全部無駄なことになります。他の修煉者と交流する時も、法理を明確に理解しているつもりですが、その裏には自分の悟ったものを見せびらかそうとする執着心が潜んでいます。
すべてのトラブルは、自分自身をよく修煉しなかった結果です。例えば、私には自分を証明しようとする心と嫉妬心というもがありました。この二つの執着心は、自分でも分かっていましたが、どうしても修めることができず、悩んでいました。
今振り返ってみると、自分を修めようとする心がなかったのが原因です。この二つの執着心を取り除くために修煉することも、有為なことなのです。
潜在意識の中で「大法を証明するために、衆生を救うために、執着心を取り除く」と思うのも有為です。
修煉者として最も重要なのは、自分が修煉することです。自分自身を修煉しないと、心性は向上せず、威徳がなく、法の実証と衆生の救い済度もできるはずがありません。自分の修煉だからといって、自分の円満だけのために修煉するのではありません。
師父は『転法輪』で「『修煉する心があればとて、功を得る心無し』とよく言っていますが、無為の状態で修煉し、心性の修煉に専念すれば、次元もどんどん突破していって、得るべきものが得られるはずです」と教えておられます。
自分が法を実証するため、衆生を救うため、「三つのこと」をするために、修煉するとしたら有為であります。宇宙大穹が駄目になっておらず、そして我々が悪くなければ、師父は法を正す必要がありません。師父は我々を済度されようとしていますが、私は修煉の目的を見失い、師父の期待を裏切りました。
上記の問題が分かると、どんな執着心も容易に取り除くことができました。自分自身をしっかり修煉しようとする明確な考え方が生じました。また、自分の状態と法の私に対する要求にはずいぶん大きな差があることに気づきました。修煉の苦しみも味わいましたが、師父の弟子である限り、精進して師父の大法弟子になろうと決心しました。
悟った法理と思想の向上を言葉で表現するのはなかなか難しいことですが、私の体験が、魔難に遭っている他の修煉者に何らかの役に立つかも知れないと思い、この文章を書きました。しっかりと内に向けて探し、誓約を実現して、私達に与えられた使命を完遂しましょう。
2009年8月19日
（中国語：http://minghui.ca/mh/articles/2009/8/17/206665.html）
|
