■日本明慧
http://jp.minghui.org/2009/08/19/mh195811.html
世界が注目 韓国の法輪功修煉者強制送還事件(写真)
(明慧日本)中国共産党のプレッシャーにより、韓国政府は2009年7月に二回にわたって(1日、28日)難民申請中の法輪功修煉者3人を強制送還した。現在、韓国滞在中の修煉者2人もさらに同じく強制送還される危機に直面しているという。この事件は世界を驚かせた。世界各地の韓国大使館にたくさんの法輪功修煉者が殺到し、この事件への関心を表明した。そして、これらの被害者を保護し、人権を守って中共に屈しないよう、韓国政府に呼びかけた。
マレーシア:大使館へ嘆願書提出
2009年8月11日午前10時、マレーシアの法輪功修煉者は現地の韓国大使館に嘆願書を提出した。韓国政府に対し、強制送還を停止し、中共に屈しないよう、人権を守って難民申請を再審理することを要請した。韓国の駐マレーシア大使のキム氏(Steven Kim)は法輪功修煉者たちと接見し、嘆願書を受け取った。
韓国大使館に中共に屈しないよう呼びかけるマレーシア修煉者
法輪功の代表者・呉文強さんは、キム大使に嘆願書を提出した際に、目的をはっきりと伝えた。さらに、法輪功修煉者が1999年から迫害され現在まで10年も経っており、十年来、国際社会は中共を譴責しているものの、韓国政府はかえって中共の味方をして法輪功修煉者を送還したと強調した。
今度の活動の中で、マレーシア修煉者たちは「法輪功修煉者の送還を停止せよ」、「中共の法輪功修煉者への拷問を制止しよう」、「法輪功は素晴らしい」と書いた中英文の横断幕を掲げて、韓国政府に対し、強制送還を停止し、残虐な迫害を制止するよう呼びかけた。
日本:在名古屋韓国領事館へ嘆願書提出
2009年8月12日午後、日本の中部地区の法輪功修煉者たちは、在名古屋韓国領事館に着き、総領事の李泰雨氏と面会、嘆願書を提出した。さらに、残虐な迫害が起きているため、韓国政府は難民申請をした法輪功修煉者を中国へ強制送還しないように呼びかけた。
修煉者たちは李総領事に、次のように法輪功を紹介した。1992年から中国の長春で伝え出され、「真、善、忍」を重んじ、心身ともに大きな恩恵を受け、健康保持と病気治療にも良い効果があるため、7年間で一億人近くに広がった。しかし、中共は人々が「真、善、忍」を重んじることを認めず、1999年7月に法輪功を迫害し始めた。現在、確認できただけでも迫害されて死亡した法輪功修煉者は3千人以上に上る。そして、中国大陸では臓器狩り事件も起きている。
さらに、先月、難民申請をした修煉者を送還したことについて、強い遺憾と憂慮を表明した。送還された人は迫害されて亡くなる危険に瀕しているのだ。韓国も国際人権規約と国連人権宣言に加入しており、国際的な人道立場により二度と法輪功修煉者を送還するべきではないと話した。
李総領事は法輪功修煉者たちの気持ちを十分に分かったが、ただ自分の権限が限られているとも述べた。修煉者たちは日本からの希望を韓国政府へ伝達するようにお願いした。
ベルギー:人道に反する行為を停止するよう韓国大使館に抗議
8月11日、ベルギーの法輪功修煉者達は韓国のベルギー大使館前に集まり、呼びかけ活動を実施した。マチアス(Mathias)さんはベルギーの法輪大法学会の代表として韓国大使館に嘆願書を提出し、法輪功修煉者を送還する行為を停止するよう呼びかけた。
周知のように、中共は法輪功修煉者を迫害して10年が経った。しかし、中共のプレッシャーによる、韓国政府は7月1、28日の2回、難民申請をした法輪功修煉者3人を強制送還した。送還された3人はいまだに行方不明。さらに、韓国滞在中の法輪功修煉者2人もさらに同じく強制送還される危機に直面しているという。韓国の行為は人道に反しており、受け入れられないことだとベルギーの修煉者たちは表明した。
法輪大法学会は、韓国政府が人道主義の精神を尊重し、滞在中の法輪功修煉者を庇護するよう呼びかけた。
ベルギーの修煉者・曲さんは、「私は中国大陸から来たので、法輪功修煉者が送還されると迫害され、監禁、強制労働、拷問されることになることをよく知っています。韓国政府は、中共が北朝鮮の難民を送還することを非難しているのに、自ら法輪功修煉者を送還しました。韓国政府が人権と人道に基づいて、改めて難民申請を考慮し、強制送還を見直してほしい」と話した。
香港:政治要人が韓国を非難
香港支連会主席の司徒華氏
香港支連会主席の司徒華氏は、韓国当局が経済的利益につられて中共に従い、法輪功への迫害に加勢したことを非難した。「ご存じのように、これらの人は一旦中国に送還されたら、不幸な運命に遭うと決まっています。韓国の行為は悪人を助けることです。全世界の人がこの事件に注目し、特にこれらの国の人が皆この事件に注目するよう希望しています。もし、自分の政府がしたこのことに対して許すのならば、将来自国民も同じ被害を受けます」、「これらの政府は経済的利益のため、政治的な圧力に屈したことからみると、この国は民主的な国ではなく、真に自国の人民を守っているのでもありません」
立法議員の何俊仁氏
民主党主席、立法議員の何俊仁氏は、韓国政府の行為は野蛮であると指摘した。「法輪功修煉者が中国大陸で迫害されていることを皆知っています。周知のことですが、もし送還されたらきっと人道に反する虐待を受けるに違いありません。これは被害者を加害者の方へ押しやることです」
「いかなる文明社会の国にとっても、難民条約に基づいてこれらの被害者に政治的な庇護を与えなければなりません。少なくとも一時的な庇護を与え、安全な場所を提供して定住させ、あるいは居留させるべきです。韓国政府が民主国家として、このようなことを行なったことを遺憾に思います。ここで、私は経済発展を目指す国々に、経済的利益ばかりを見て人権を捨てることをしないように、再び呼びかけます。その行為は文明に反しています」
立法議員の李卓人氏
立法議員の李卓人氏は、韓国の行為が民主国家の呼び名に相応しくないと指摘した。「韓国は民主国家であり、中にたくさんの人権組織、たくさんの人権運動があります。しかし、このような迫害される恐れがある中国国民を強制送還し、これは民主国家の呼び名に相応しくりません」、「世界には人権規約があり、もし誰かが自国に帰ると、弾圧、監禁、或いは他の人道に反する処遇を受ける可能性があるならば、どの国でもその人を庇護する義務があります」と、韓国当局に世界の価値観を尊重するよう促した。「韓国政府に国際社会の基準を守るよう我々は呼びかけますが、一方、韓国内部の人権団体もこの国際基準に対して、これらの中国国民に命の危険が迫っている問題に対して声を出していかなければなりません」
2009年8月19日
(中国語:
http://minghui.ca/mh/articles/2009/8/13/206464.html
)
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