劉亜林さんと魏秀華さんへの迫害案件が国連に提出された
(明慧日本)法輪功修煉者・劉亜林さんと魏秀華さんが中国で過酷な迫害を受けていることから、法輪功人権チームが2009年8月13日にこの二つの案件を国連人権理事会に提出し、「緊急行動」による救援を求めている。報告書において劉亜林さんと魏秀華さんが迫害された状況が詳細に述べられた。
魏秀華さん(63歳女性)は、遼寧省凌海市・金城鎮に住んでおり、2009年4月17日に錦州市公安局と凌海市国保大隊の警官に自宅から強制連行された。警官は沸騰している湯を彼女の頭にかけ、彼女の心臓を蹴り、水の入っているビンで右耳を猛打したため、彼女の右耳は聴力を失なった。現在、魏秀華さんは歩くことができず、心臓衰弱、癲癇や高血圧等の症状が現れ、食べることもできず、非常に痩せて、命が危険な状態に陥っている。にもかかわらず、凌海市公安局の副局長・王景山は魏さんの釈放を拒絶したばかりか、魏さんを撫順強制洗脳センターに送った。そこで受け入れを拒否されたため、また彼女を凌海市留置場に返送し、家族の面会要求を一切拒否している。
劉亜林さん(64歳男性)は、重慶市大渡口区に住んでおり、重慶市・永川汽車運輸公司の元職員であった。2007年に強制連行され、3年の懲役を言い渡された。現在、永川刑務所14監区に拘束されている。拘束されて以来、数々の迫害を受け、体調が悪くなり、門歯がすべて落ちてしまい、毎日お粥を少しだけ食べている。栄養不良のため、非常に痩せて弱々しくなっている。こうした状況でも、刑務所の警官は依然として彼を酷使し石炭を運ぶ重労働をさせている。2009年4月1日、劉さんは刑務所の病院に運ばれた。血圧がすでに230 mmHgを超え、しかも脳血栓があり、視力が弱く、頭がふらふらして動けず、四肢麻痺や喘息等の症状も現れた。家族は刑務所側に釈放を要求したが、断られた。報告書は劉さんの以前受けた迫害にも言及したことがある。
「緊急行動」は国連人権理事会による活動の一部であり、同理事会から要請を受けたら、必ず被害者に関する詳細な個人状況及び迫害された経緯や過程を提供しなければならない。上記の被害者はいずれも60歳を超えており、過酷な迫害を受け、命が危険であることから、国連人権緊急行動案件にあたる。
国連は「世界人権宣言」の精神を以って関連の人権理事会の設立及び調査員の任命により、各国の公約実施状況及び人権基準を監督している。こうした国連人権機構はすべての構成国に拘束力ある。国連の調査員は、ある迫害案件に関して構成国に尋問を行う際、当該構成国は調査し回答しなければならない。2005年に国連の「宗教信仰自由」調査員、「拷問問題」調査員及び「女性に対する暴力」調査員は、河北チュオ州の法輪功修煉者の女性2人が警察官に強姦された事件に関して緊急尋問を行った時、中国共産党は事実を認めざるを得なかった。後ほどこの事件は国連の年度報告書に記載された。
2009年8月20日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/8/19/206796.html)
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