河北省石家庄市:楊淼さんが迫害され危篤
(明慧日本)河北省石家庄市の法輪功修煉者・楊淼さんは、同市の一流専門学校の職員。法輪功を修煉しているという理由で、不法に労働教養を科されている。労働教養所の迫害により危篤状態に陥り、最高血圧が220(mmHg)を超えた。2009年3月、労働教養所は楊さんの家族に、楊さんの「一時出所」の手続きをするよう通知した。しかし、地元の高営派出所はその手続きを妨害し、労働教養所側も楊さんと家族との面会を許可しなかった。
楊淼さん(34歳、未婚女性)は、石家庄市の一流専門学校の職員である。法輪功の「真・善・忍」の信奉を堅持したために、楊さんは仕事を止められ、連行されて猛打された。また労働教養を科された上に、拷問を受けるなどのさまざまな迫害を受けた。2000年から2004年まで期間中、楊さんは不法労働教養を2回科された。
2008年7月3日、勤務先の事務室主任・エン朝輝と、安全保衛処責任者・高勇は、夏休み期間中の楊さんを学校に呼び出し、そのまま学校に監禁した。翌日、警官と一緒に楊さんの家宅を捜査した。しばらくして、楊さんが労働教養1年半を下されたという通告が楊さんの父親のところに届いた。
楊さんは、唐山市開平区にある河北省第一労働教養所に監禁された。楊さんは労働教養所で煉功したため、スタンガンで電撃されたり、縛られたり、昼夜連続して、手錠をかけられるなどの迫害を受けた。また、2階にある単独に監禁する部屋に監禁されていたとき、何度も警官・閻紅麗(6大隊の大隊長)にベッドの上に縛られた。楊さんが囚人服を着ないため、閻紅麗に3回も服を全部脱がされた。
その後、楊さんが危篤状態に陥ったため、労働教養所側は責任を負うことを恐れて、楊さんの家族に「一時出所」の手続きをするよう通告した。
楊さんの父親は6回にわたって、地元の高営派出所にその手続きを行いに行ったが、高営派出所に「使う公印がない」とか、「公印を持っている人が留守だ」などと、いろいろな理由をつけて手続きをしてくれなかった。ある日、やっと所長に会えたものの、所長はもうすぐ「両会」(共産党の大会)を開くからという理由で「一時出所」の手続きを決められないため、公安局の長安分局に捺印をもらうようにと要求した。
楊さんの父親が公安局の長安分局に行ったが、「もう少し調べないと決められない」と返答され、その後、理由が分からないまま、労働教養所は楊さんの父親に「一時出所」の申請書を返すよう要求した。それから、「一時出所」の話は一切なくなった。
楊さんの父親は、石家庄市一流専門学校の退職教師で、脳血栓の後遺症があるために、身体の動きが不便である。高営派出所と、公安局の長安分局に振り回された楊さんの父親は、娘を早く労働教養所から救い出したいと非常に焦っている。楊さんの父親は1人で非常に辛い生活をしており、精神的な苦しみを受けていて、毎日娘の帰宅を待ち望んでいる。
8月7日は開平教養所の「面会日」である。楊さんの兄は夜行列車で唐山に到達し、やっとのことで唐山開平労働教養所に辿り着いたのだが、労働教養所は楊さんが囚人服を着ないという理由で楊さんと兄との面会を拒否した。楊さんの兄は何度も労働教養所に頭を下げてお願いしたが、最後まで面会を許可されなかった。
現在、楊さんは危篤状態に陥っている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2009年8月24日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/8/20/206864.html)
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