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遼寧省:迫害され危篤に陥った馮剛さんは消息不明に

(明慧日本)遼寧省大連市の法輪功修煉者・馮剛さんは最近、警察に連行され、留置場に監禁された。それから1ヶ月ほどで危篤状態に陥り、8月10日に210病院へ運ばれた。そこで、馮さんは病弱の体のまま家に帰った。その後の情報によると、スーパーの中で再度警察に連行されたという。それから馮剛さんの家族は、担当の警官・李洪橋から「馮剛はもうすぐ死ぬかもしれない」と聞いた。

 夫婦ともに連行

 2009年7月4日正午、馮剛さん、王娟さん夫婦と、石桂香さんの家にいた大連の修煉者12人が、大連市西岡区警察支署の黄河路派出所の警官に連行され、大連留置場に監禁された。その後、警官らは不法に家宅捜査し、ノートパソコン、書籍などの私物を奪った。 

 不法に監禁されている間、馮剛さんは派出所の李洪橋(警察長)に何度も尋問を受けたが、すべて拒否した。8月10日までの情報によると、馮剛さんは迫害により身体が弱り、髭はぼさぼさに生え、顔色は青白く、両眼が内斜視になり、いつ死んでもおかしくない状態だったと言う。

 警官は「彼を留置場で死なせてはいけない。誰か国安の人に処理しに来てもらうよう手配しろ」と言った。それから、大連国安から3人が来て、馮剛さんを大連解放軍210病院まで運んだ。

 馮剛さんは危篤状態

 病院の診断では、馮剛さんの胆嚢は腫れて拳二つほどのの大きさになっていた。そのため、食べたり飲んだりができず、無理に食べたり飲んだりすると胆嚢が破裂して、即死のおそれがあると言う。医者は、病人はとても危険な状態で、いつ死んでもおかしくないとして、即時に手術する必要があると国安に話した。国安警察は4000元を払って、その場を去った。

 馮剛さんは痛みに耐えながら、「私を手術してはいけません。妻も監禁されているので私はお金をもっていません」と医者に話し、医者さんはそれを理解してくれた。そして、馮剛さんは医者に、ここを離れてることはすべて自分の責任であり、病院と関係ないという内容の保証書を書いて渡した。そして4000元の中から50元だけ受け取ってタクシーに乗って帰った。

 8月12日、親族は馮剛さんが帰宅したと聞いたので、翌日13日に見舞いに行くことにした。しかし、当日どんなにドアをたたいても反応がなかったため、馮剛さんは不在であり、警察に連行されたということが分かった。

 8月14日、親族たちは大連国安大隊で馮剛さんの身元を尋ねたが、皆水泳に行っており不在だと警官は言った。しかし、親族たちは何度も国安に、馮さんに会わせるよう要求した。しばらくして一人が出てきて、「そいつを捕まえたやつを探せ、おれ達には聞くな」と言った。親族はタクシーに乗って黄河路派出所まで駆けつけた。ちょうど担当者である李洪橋がいたので質問した。李はチンピラのような態度で、最後に、馮剛さんはもうすぐ死ぬかもしれないと漏らした。

 親族は、「死んでいても遺体に会いたい」というと、李は「馮剛は死なない、ここを出てから食事もできるようになった。死ぬわけないだろう」とごまかした。

 妻が労働教養処分に

 馮剛さんの親族は李洪橋に、「馮剛はこれほど病弱なのだから、奥さんの王娟さんを釈放して世話をさせるべきです。もし何かあったら、全部あなた達の責任になりますよ」と話した。李は、「王娟? もう移送したぞ、馬三家に行った。この2、3日のことだ」と答えた。

 1ヶ月あまりの迫害を受け、王娟さんの体もかなり弱くなり、痩せて食欲もなく、心臓病、肝臓病にも罹った。

 8月17日、馮剛さんの親族は再び黄河路派出所に行き、李洪橋に馮剛さんの身元を求めた。李はまた責任から逃れようとし、馮剛の刑務所外の服役証書を親族に見せ、再度、迫害事実を隠蔽した。しかし、その刑務所外の服役証書の日付は8月10日となっており、その日はちょうど馮剛さんが210病院に送られた日である。しかも、馮剛さんのサインはなかったので、なぜサインがないのか質問すると、李は「馮剛さん本人が書きたくないと言ったんだ」と答えた。

 8月19日、黄河路派出所は王娟さんの親族に対し、王娟さんが馬三家労働教養所に移送され、1年6ヶ月の処分を科されたと電話で知らせた。

 (注:法輪功修煉者を迫害する主な責任者らの情報、中国語ページを参照)

 2009年8月25日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/8/24/207065.html

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