■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/08/26/mh271199.html 



女性教師、担架に横たわりながら不法に裁判を受ける(写真)

(明慧日本)2009年8月19日、中国共産党当局は遼寧省錦州市凌河区の裁判所で不法に裁判を開廷した。虐待され、生命の危機に陥っている法輪功修煉者・王麗閣さんを、さらに迫害しようと企んでいる。

 裁判の日、王さんは、始まりから終わりまでずっと担架に横たわったまま裁かれていた。裁判長は裁判所執行局局長と名乗る周軍で、裁判員は刑事庭の裁判長・孟瑩、副裁判長・王錦文、検察官は錦州市凌河区検察院検察官・張偉慧である。

 裁判は午前9時前後に開廷され、身体が衰弱しきっている王さんを警官が法廷に抱きかかえて入ってきた。20分後、王さんは心臓発作を起こした。警官が120救急救命センターの医師を呼んで緊急処置をしたが、心臓は一時停止し、血圧が上がり、王さんの手首は痙攣し続けていた。王さんの弁護士が何度も休廷を求めたが、裁判所側は王さんの安否を気にせず強制的に法廷を続行し、正午12時20分に閉廷した。

法輪功修煉者・王麗閣さん

 錦州市第二中学校の教師・王麗閣さん(50歳女性)は、1997年6月に法輪功を修煉し始めた。修煉して間もなく、患っていたすべての病気が全快した。特にリューマチで変形していた右足が徐々に回復し、不自由だった左足もだんだん安定して歩けるようになった。やがては自転車をこぐことができるようになり、ハイヒールも履けるようになって、さらに背筋を伸ばして歩けるようになった。患っていた心臓病とめまいも全快し、脊髄と尾骨の痛みもなくなり、長時間座ることができるようになった。人々は王さんを見て、みな別人のようだと話していた。修煉してからの数年間で、医療費を十万元も節約することができた王さんは、職場で「真・善・忍」に従い、勤勉に働き、名誉や利益のために争ったりはしない。1998年に3冊の本を書き、遼寧省科学出版社から出版した。2000年に、錦州市中青年中核教師に選ばれた。

 王さんは法輪功の修煉を堅持し続けたため、何度も迫害に遭った。2004年7月21日夜、不法に家財を没収された。2007年11月16日午前10時に、遼寧省錦州市凌河区公安局に身分証明書を作りに行き、連行された。自分の経験をもとに『大法が身体の病気を取り除き、よい人になるよう教えてくれました』と書いて、明慧ネットで発表したため、指名手配されていたのである。

 2009年4月17日の午前7時過ぎ頃、王さんは家で凌河区公安分局に連行され、夜8時前後、錦州留置所に拘禁された。5月21日、警官らは凌河区検察院に案件を移し、8月4日に凌河区裁判所に届けられた。担当者はこの案件を却下したかったが、凌河区政法委副書記、主任・呂東が同意しなかったため、この案件をただちに裁判所に返却した。

 裁判所は事前に王さんの家族に対して、8月17日午前9時から10時に傍聴の証明書を申し込むよう伝えた。しかし、当日は雨で、王さんの家族にはたったの3人分の傍聴証明書しか発行されず、10時以後に来た王さんの親戚、友人と同僚は傍聴を拒否された。副裁判官・王錦文が、「傍聴証明書の申し込みはすでに終了した」と言って、裁判所には規定があるということを示したが、実際、すべての人に傍聴権利がある(他の案件では傍聴証明書を必要としない)。偽裁判所の王錦文などの行為は、国民の権利をはく奪する行為で、法輪功修煉者やその家族への迫害でもある。

 8月19日の朝8時前後、その裁判所の外にはたくさんのパトカーが止まり、数十人の私服警官がいた。それらの警官らは裁判所付近にやって来た法輪功修煉者を監視し、カメラで撮影していた。凌河区公安分局国家保安局大隊の孫治安らは、白いパトカーに乗り(ナンバーG0127)、路上でパトロールしていた。法輪功修煉者を監視、撮影していたのは龍江派出所の警官である。

 情報筋によると、王さんが連行された2009年4月17日に、錦州市公安局、反邪教協会、古塔区政法委、古塔区公安分局、及び610弁公室、110巡査、天安派出所、鐘屯派出所の警官らは、14人の法輪功修煉者を連行したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2009年8月26日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/8/21/206920.html

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