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世界華人ヴァイオリン大会、トップレベルの決勝(写真) (明慧日本)新唐人テレビ主催の第二回「世界華人ヴァイオリン大会」の決勝が2009年8月30日、、ニューヨークマンハッタンのカウフマンセンター(Merkin Concert Hall,Kaufman Center)で幕を閉じた。
華人芸術家の精粋が集められた大会 選手たちのレベルの高さは、審査委員、ヴァイオリニストおよび観客らが感心するほどだ。 今大会の参加選手のためにヴァイオリンの授業を行った、NYフィルのコンサートマスターであるバイオリニスト、グレン・ディクテロウ(Glenn Dicterow)氏は、若い選手たちの高いレベルに驚いていた。「選手たちのレベルは、非常に高いです。技だけではなく、みな自分の独特な特徴と感情を表しています」 長年教育界で仕事をしていた中国大陸出身の王さんは、これほど多くの若い華人ヴァイオリニストがいるとは、思いもよらなかったという。「決勝に進出したヴァイオリニストたちは、自分でコンサートを開くほどの実力があります。この大会は、磁石のように世界各地の秀でた若い華人を吸い寄せました」と語った。 音楽、テレビ、エンターテインメントの仕事に従事しているシモン・アップルバウム(Simon Applebaum)氏は、「音楽界で30年ほど活動してきたが、このようなコンテストは初めてです。主催者である新唐人テレビは称賛を受けるに値します」と話した。 「参加者の技巧は疑いの余地なく、とても優れています。それぞれが独自のスタイルを持ち、才気あふれる新鋭たちです。世界がこのコンテストを注目しています」 音楽教育に従事している蔡敬蕙娟氏は、選手たちのすばらしい表現に称賛を惜しまなかった。「非常にすばらしい公演です。すべての参加者の技は、非常に高いです。感動しました」 大会は、中国の伝統文化を広げる 今大会は、中国の有名なヴァイオリン協奏曲「梁山伯と祝英台」が決勝の課題曲であった。審査委員の陳汝棠氏は、「中国人がみんな好んでいる曲であり、江蘇と浙江地域の越劇(中国伝統演劇の一つ)の風格を帯びています。中国人が中国スタイルの曲を演奏するのは良いですね。海外で成長した華人らに中国の伝統文化をすすめたいです」と話した。 審査委員長の林家綺氏は、「この曲をうまく演奏するためには、音楽の内包を研究しなければなりません」と話した。 新唐人が「梁山伯と祝英台」を課題曲に決めたことに対して、選手たちの反響も非常に良かった。これは中国の古典芸術と伝統文化を世界に広げるいいチャンスだとも思っている。 銅賞を獲得した張雲聡さんが大会に参加した主な理由は、「梁山伯と祝英台」を演奏したかった。張さんは、「梁山伯と祝英台」は、中国音楽の精粋だと思っており、「中国で5歳からヴァイオリンを学びましたが、学校と公演で一度も『梁山伯と祝英台』を演奏したことがありません。しかしこの曲を演奏するのは、お父さんと私の夢です」と語った。 やっと夢が叶い、嬉しくて涙を流した 優秀賞を獲得した蔡さんは「『梁山伯と祝英台』が大好きです。華人として、誇りを感じます。これほど美しい曲は、すべての人に演奏して聴かせる必要があります」と話した。 マンハッタンに住んでいるシャピロさん夫婦は、西洋古典音楽と歌劇のファンで、たくさんの公演を見たことがある。「非常に驚きました。中国音楽の曲調は、西洋のものと違います。例えば、『梁山伯と祝英台』には、ポルタメント(ある音から他の音に移る際、音高を連続的にずらしながら移行する技法)がありますが、西洋音楽にはありません。『梁山伯と祝英台』は、中国と西洋のものをうまく融合しました。非常に美しいです!」と、シャピロさんは語った。 今度の受賞者は、次のとおり(敬称略)。 金賞:周頴 銀賞:林品任 銅賞:Zhangtong Song、張雲聡 優秀賞:楊書成、凌顕佑、林士凱、蔡承翰 2009年9月5日 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/8/31/207509.html) |
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