日本明慧
■印刷版   

人助けをする立派な人がいわれのない罪を着せられ、4年の実刑判決(写真)

(明慧日本)長春に住む法輪功修煉者・高淑余さんと岳新玲さんは2009年6月3日、それぞれ長春南関区裁判所にいわれのない罪を着せられ、4年の実刑判決を言い渡された。高さんおよびその家族は上訴した。現在、この案件は長春市中級法院(日本の地方裁判所にあたる)に移されている。
長春に住む法輪功修煉者の高淑余さん

 中級法院刑事裁判第二審の担当者・鄭偉寧は、高淑余さん(55歳女性)の家族に対し、三日以内であれば弁護士に依頼する時間を与えると言った。人がらの良いある弁護士は「司法局の規定によると、弁護士が法輪功の案件を引き取るのは必ず司法局の認可が必要です。しかし、これは規定に過ぎず、事実上、完全に認可は下りません。そうなれば、法輪功を弁護できなくなります」と話した。

 三日間はあっという間に過ぎた。高さんの家族が鄭偉寧に言われた期限は金曜日。しかし、土日は弁護士事務所が休みで、実際はたった一日しか弁護士を探す時間がなかった。家族は月曜日、鄭偉寧に連絡し、時間を延長するよう頼み、三日延長した。家族はまた数件の事務所を探したが、すべて司法局の認可が下りないため拒否された。

 高さんの家族はしかたなく、他の地域の弁護士に依頼するしかなかった。北京の弁護士・王さんに電話した。王弁護士は以前、法輪功を弁護したと話し、残念なことに、法輪功修煉者を弁護したために営業許可を剥奪された。弁護士に断られたまま一週間が過ぎ、家族は弁護士に依頼することができなかった。しかし、鄭偉寧は「こちらで弁護士に依頼する」と言った。つまり、今後のことは家族に関係なく、来なくてもよいということだ。

 高さんは長春市新華書店に勤め、定年になり、退職した。それから、法輪功を修煉し、抱えていた多くの病気が早く治り、怒りっぽい性格が優しくなった。高さんはもともと性格が明るく、人を助けるのが好きだった。かつて長春黒嘴子労働教養所に行き、迫害を受けている朱淑雲さん(法輪功修煉者)の妹と面会をしに行ったことがあり、そこでの迫害を世間に暴いたことがある。しかし、長春黒嘴子労働教養所の所長は長春市公安局と結託し、高さんを尾行し、監視していた。

 2008年4月22日、高さんは長春市南関分局の警官に連行され、その後、ずっと長春市公安局第三留置所に拘禁され続けた。2009年4月14日、および6月3日、南関区裁判所は二度にわたり裁判を開き、最終的に高さんに4年の実刑判決を言い渡した。高さんおよび家族はこの結果に同意できず、上訴することに決めた。この案件を審理する途中、南関区検察院、裁判所、中級法院の担当者は、中共当局に脅迫されていた。彼らは、罪のない人に罪を着せ、高さんの家族がやっと依頼した弁護士にも記録を見せず、開廷三日前、弁護士に契約をキャンセルするよう脅し、代わりに裁判所が指定した弁護士に弁護させた。二回目の裁判はたったの12分で、判決を言い渡しただけであった。その後、高さんの家族は上訴し、この案件は中級法院に移された。

 2009年9月6日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/8/30/207400.html

■関連文章
埼玉:真善忍国際美術巡回展 その三(写真)
合肥市:朱放鳴さんは不法に13年の実刑判決を受ける