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米下院議員が連名書簡、韓国大統領に法輪功修煉者の強制送還停止を求める

(明慧日本)韓国政府は2009年7月に2回にわたり秘密裏に、難民申請をしている3人の法輪功修煉者を中国に強制送還した。この事件は国際社会から広く注目された。最近、米連邦下院議員のクリス・スミス氏(Chris Smith)は国会において韓国の李明博大統領宛の議員連名書簡を作成した。書簡には中国共産党による法輪功修煉者への迫害の実状が詳しく述べられ、李大統領に対し、韓国国内で難民申請を行っている法輪功修煉者の苦境に関心を寄せ、強制送還をやめるよう呼びかけた。情報によると、韓国政府はすでに書簡を受け取ったという。

 23人の米国会下院の民主、共和両党の議員によるこの書簡の訳文は下記のとおりである。

  尊敬する李明博大統領

 我々は、大統領が韓国において難民申請を行っている33人の中国法輪功修煉者の苦境に理解を持つよう希望いたします。マスコミの報道によりますと、中国政府は韓国政府に圧力をかけ、法輪功修煉者を中国に強制送還させようとしています。しかも数人がすでに中国に強制送還されたことも存じています。

 人権に関心をもつ米国議員として、我々は中国政府による法輪功修煉者に対する残酷な迫害をはっきりと知っています。中国政府は法輪功を取り締まり、憲法より権力をもつ「610弁公室」を通じてこの政策を実施しています。この機構は中国共産党により設立されました。「610弁公室」及び政府の機能部門は法輪功修煉者に対して恣意に拘束、殴打、拷問を行い、労働教養を通じて強制的な思想転向を強要しています。彼ら(法輪功修煉者)はただ国際的に認められる基本的な人権及び思想・信仰・宗教の自由を求めているだけです。

 法輪功修煉者は今、世界でもっとも厳重な迫害を受けている団体の一つです。中国政府に拘束されている間に、殺害された人数はすでに3000人を超えました。国連の「拷問に関する特別報告」によれば、法輪功修煉者に対する拷問案件数は中国総拷問案件数の66%を占めることが分かりました。報道によりますと、未だに10数万人の法輪功修煉者が中国労働教養所に拘束されているそうです。

 過去50年間、政府及び社会が人権尊重において、韓国のように飛躍的な進歩を遂げた国はありません。我々は貴政府が法輪功修煉者に対する強制送還を中止し、適切な方法を採り、韓国の法律の許容範囲内において韓国が認める国際拷問及び難民公約に従い、中国法輪功修煉者の居留を許可することを希望します。

 なお、強制送還の危険に晒されている法輪功修煉者の名簿を添付します。ご参考にしていただければ幸いです。本件へのご理解、ありがとうございます。

  追伸:本状の写しを韓国駐米韓徳洙大使宛にご送付致します。

  2009年9月9日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/9/7/207902.html

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