四川省:資中楠木寺女子労働教養所での労役と虐待
(明慧日本)四川省の資中楠木寺女子労働教養所は、法輪功修煉者をひどく迫害することで悪名高く、まさに地獄からやってきた獣の群れる魔窟だ。最近、そこから帰ってきた一人の修煉者が、自分が受けた迫害と目にした残酷極まりない情況を暴露した。
労役
法輪功修煉者のほとんどは、ひどい暴力を受けても法輪功への信奉を放棄しない。そのために、強制労働を強いられる。労役の一つに豚の毛を洗う作業があるが、この作業は寝ることなく続けなければならない。また、有害な化学繊維を縫い、包みに充填する作業も寝ることなく行わなければならない。しかも、有毒な粉塵が舞い上がり、肺に影響を与え、皮膚に付着して痒みを引き起こす。どの作業にしても、17時間以上酷使され、休むことも許されない。多くの修煉者が、労役の大変さで意識障害を起こして倒れそうになる。しかし、ちょっとでも居眠りをすると、すぐに暴行を加えられる。また、作業時に必要な道具を握り続けたことにより、手の平に厚い水ぶくれができたりするが、それでも休憩もとれず、水さえも与えてくれない。たとえ水があったとしても、ほんの少しだけで、極度の緊張と疲れが重なり、水分も摂れずに便秘で苦しむ人が多い。しかし苦労の末、大量の商品を出荷し、莫大な利益をもたらしたとしても、法輪功修煉者たちは決して優遇されない。普段と変わりなく毎日労役させられ、虐待と暴力を受け続け、食事もろくに摂れずに修煉者たちは衰弱する一方なのだ。自分で買い物をしたいと要求しても許可してくれない。
労働教養所に拘禁された法輪功修煉者たちは機械と見なされ、いつも追い立てられている。「急げ、急げ、急げ」と要求されるばかりだ。食事をするときも、せいぜい3〜5分間しか与えられない。体を洗うことも週に一度と決められていて、汚い衣服を勝手に着替えることも禁じられている。
外の世界と隔離
精神にダメージを与え、家族愛を喪失させ、外の世界と隔離させ、法輪功修煉者同士の会話も禁じている。法輪功修煉者をこういった環境に置き、苦しませる。これに影響されて、とうとう口を開けることさえできなくなった人もいる。私は拘禁されて1年間、家族への依頼を含め、一切の連絡を禁じられた。隊長の任鳳鳴は、囚人に法輪功修煉者を監視させた。ある日、私の姉と、妹、娘、姪が面会に必要な面会証明書まで用意したが、やはり許可してくれなかったという。姉は仕方なく書いた手紙を渡してくれるように依頼したというが、私のところには届かなかった。
虐待
資中楠木寺女子労働教養所は、元七中隊で、三大隊となった。今はおよそ100人余りが監禁されている。法輪功修煉者たちは、ここで受けた迫害により、心身共にぼろぼろになった。拷問の一つに「坐軍姿」というのがあって、両足を隙間のないよう引き締め、手を正しく膝の上に置き、目は壁を直視して、腰はまっすぐに保たなければならない。その状態を7時間以上続けさせられ、耐えられなければ、すぐに殴られた。まさに刑具もいらない拷問である。人の精神と肉体を極度に疲れるまで至らしめるのである。私の場合は、毎日3人の囚人に監視され、「坐軍姿」を深夜12時までずっと保たなければならなかった。監視は24時間体制で、室長と決められた囚人に、「お前のすべての行動は上に報告しなければならない」と脅された。ここにいるほとんどの囚人は麻薬犯で、彼らは利用されて法輪功修煉者を迫害する道具とされた。彼らは警官が後ろ盾になっているので、人を勝手に殴ったり虐待したりすることが許される。しかも、人を寝かせない権限まで持っている。室長の徐静は、みんなに偽の報告書を書かせようとしたが断られたために、その日は誰もが寝ることを禁じられた。
労働教養所に監禁されていた法輪功修煉者たちは、誰でも中国共産党の卑しい迫害手段を目にした。中共は司法を濫用して、監獄という施設で法輪功修煉者を迫害している。私は1カ月の拘留期間中に、強烈な洗脳を受け、転向を強いられた。また、1日に20時間立たされ、それを10日間続けられた。私は、腰が折れるほど苦しくて肩の感覚がなくなった。激しく殴られ、トラの椅子に座らされ、目にはメンソーレを塗られ、セクハラされることが昼夜を問わずに行われた。ここは法律も、刑法も、監獄法も、全て無視された無法地帯である。しかし、外の世界に対しては、「法的管理、文明管理、人性化管理」というスローガンを掲げて世の人々を騙しているのである。
機関、地元、悪人は迫害を煽っている
法輪功修煉者の迫害に参与した機関、地元、個人は責任を負わなければならない。資中楠木寺女子労働教養所から帰ってきたばかりの人は、地元民の密告で、また不法に逮捕されて拘禁される。真相を伝えることは、そもそも言論の自由で、口頭やビラ、DVDを通して本当のことを明かすこと自体、憲法に背いてはいないし、法律により保護されるべきである。龍馬潭紅星派出所は、不法に無実の修煉者を連行して拘禁した。この犯行に及んだのは、李華忠と廖强らで、瀘州市人民政府労働教養委員会に「労働教養決定書」を発行させたためだ。地方の機関は「610弁公室」に操られて、国民の信仰と、言論の自由という基本的人権を奪い、国家法制を貶しめたことに等しい。一つの印鑑と一枚の「労働教養決定書」で、人を勝手に10年間も瀘州労働教養所に拘禁する。これで自由を奪われて家庭崩壊した実例は数え切れない。その血なまぐさい罪悪は、すでに世に暴露されており、いつかきっと天が罰を下す。法輪功修煉者たちを労働教養所に拘禁できるのは、多くの機関と地元が結託しているからだ。私が目にしたのは、多くの法輪功修煉者が楠木寺労働強要所から出所したとしても、地元からの迫害は止まらない。ある女性修煉者は、拘禁されて釈放されたが、すぐに地元の機関・保衛処に連行され、再び労働教養所に拘禁された。
2009年1月9日、瀘州労働教養所に万という部長が現れた。彼は法輪功修煉者の写真を撮ったり、拷問を加えたりした。また、劉林はある女性修煉者に、「法輪功を放棄しない限り、労働教養刑を延長するぞ。家族に悪い影響を与えてもいいのか」と恫喝した。
2009年9月10日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/8/17/206670.html)
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