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国連難民の張新義さん、長沙市「610弁公室」に拘禁される(写真) (明慧日本)張新義さんと賀敏ナさんは9月8日午前、長沙市含浦科技園の湖南省中医薬大学を尋ねた。法輪功の真相と唐さんの救出について話していると、学校側に通報され、長沙市望城県の含浦交番に連行された。当日夜、湖南省法制教育訓練センター(洗脳班)へ拘禁された。張さんらはこれで、4回目の不法拘禁となった。
過去3回、中共に不法逮捕された張新義さん(55歳女性)は、長沙市の法輪功修煉者で長沙市鋁廠子弟小学校(現在、新天小学校と呼ばれる)の教師だった。堅実な人柄と美徳、教育への情熱などを高く評価されていた。張さんは生徒を我が子のように育て、祝日や祭日には電話や家庭訪問などをしていた。1998年夏、張さんと夫はカンボジアの金辺中文学校へ配属され、1999年7月に法輪功への迫害が始まった。中共はカンボジア政府に対し、2002年8月に国連難民資格を持つ法輪功修煉者・張新義さんと夫の李国軍さんを逮捕し、送還することを教唆した。「拷問等禁止条約」第三条には、「締約国は、いずれの者をも、その者に対する拷問が行われるおそれがあると信ずるに足りる実質的な根拠がある他の国へ追放し、送還し又は引き渡してはならない」と明記されているにもかかわらず、二人は強制帰国させられた。 その後、長沙市拘置所において一ヶ月間の監禁中、国際社会の圧力で2人は釈放された。当初、同じカンボジアにいた法輪功修煉者・王敏春さんと姜林中さん夫婦も送還される危険に直面したが、有識者の救助で逃れることができたという。 2005年4月、湖南省公安庁・長沙市公安局天心区分局・長沙市新開鋪派出所らは結託して、張さんを不法に再逮捕した。張さんはパスポートを没収され出国禁止にされたうえ、家中がひどく荒らされた。さらに、家族でさえ知らないうちに、彼女は長沙市天心区裁判所によって、不法にも3年の刑に処された。上告したが認められず、2006年1月に湖南省女子監獄に拘束された。 2009年7月21日、張さんは友達の家へ訪問に行く途中、株洲安全局に不法連行された。数時間後、株洲市石峰区公安分局の国保大隊により拷問された。張さんは、迫害に抗議して数日の断食で体は衰弱した。健康診断を受けたが株洲白馬垅労働教養所に2回も入室を断られた。それから、長沙市「610弁公室」の法制教育訓練センター(洗脳班)に2日間拘禁された。 7月23日に帰されたが1ヵ月半後、再度不法に連行された。張さんは断食をして「610弁公室」の迫害に抗議した。法制教育訓練センター(洗脳班)では、10平方メートルの小さい牢に閉じ込められた。張さんは、2人の受刑者に24時間監視され、自由を奪われ行動が制限された。法輪功への信奉を放棄するよう脅されたが、彼女は10日間の断食で抗議をした。面会にきた生徒が差し入れた牛乳や果汁しか飲まず、栄養不良から顔面蒼白になり、極度に痩せこけて身体は衰弱していった。そのような状態になっても、「断食で帰れるわけがないぞ」と無情にも脅された。 今年6月下旬から7月初め、湖南省建設銀行を定年退職した法輪功修煉者の彭さんは、同施設で不法に10日間拘禁された。ひどく虐げられた彼女は未だに普通に食事ができない。それによって、施設の残酷さが分かり、張さんの危険な情況が懸念される。 張さんはかつて面識のあった天心区「610弁公室」の張主任に横暴な態度をとられ、今年7月、ロウ刀河洗脳班にいたとき、張は「おまえには何の権利もない。ただ、板の上にある一つの肉の塊だ」と釈放を求めた彼女をからかった。李国軍さんが妻を釈放するよう要求したことに対して、張主任は依然として「わがまま勝手な振る舞い」で横暴な態度ばかりを取ったが、天心区「610弁公室」の役員は「釈放の許可が上から出ない限り・・・」と責任を回避するようなコメントをした。 同じく教師で定年退職した李国軍さん(60)は多くの病に罹って一人住まいをしている。息子は遠方の大学いる。そのため介護に妻の張さんを必要としている。現在、李さんは省政法委、天心区「610弁公室」、法制教育訓練センター、裕南街街道事務所等の機関に陳情の手紙を送ったが、妻の釈放について一つも連絡がないという。 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 2009年9月25日 (中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/9/18/208569.html) |
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