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上海の法輪功修煉者・張英さんは何度も不法に連行される(写真)

(明慧日本)上海宝山区の法輪功修煉者・張英さん(39才女性)は2009年9月8日午後、長寧区の警官に強引に所持していた物を奪われ、姑の家から連れ去られた。「どうして勝手に人を捕まえて家を荒らすのか? 証拠を出せ」と姑一家の詰問に、警官の楊穎は「逮捕を先にしたのは検問のためだ。証拠なら、いつか出てくるだろう」と詭弁を弄した。つまり、彼らは人を逮捕するだけで、その後に長寧公安分局国保署が処理するということだ。

張英さん

 これで張さんは4回目の不法連行となり、上海市長寧区拘置所へ入れられた。彼女は法輪大法の「真・善・忍」の基本理念を固く信じて修煉を続けただけで、中国共産党から迫害を受け続けてきた。2001年に2年間の労働教養刑の後、洗脳班へ入れられ、2005年にまた1年間の労働教養刑を加えられた。

 上海市・宝山区南大路に住む張さんは、2001年9月に初めて不法連行され、上海閔行公安分局の華庄派出所に8日間拘禁された。拘禁中、警官は張さんの顔を床に押しつけ、背中に乗って足で踏みつけ、手錠をかけた手を吊り上げた。また、口を開けるよう脅迫されビンタをされた。髪を引っ張られ、ベルトで鞭打たれた。写真を撮られないように抵抗したら、床に押し付けられ、体を3等分に縛られロープを締めつけられ傷めつけられた。

 閔行区拘置所で2ヵ月間の拘禁中、ずっと手錠をかけられ、労働教養所に移送されても外されなかった。この間、断食で抗議をした彼女は、手を鉄窓に17時間も縛られた。拘禁中、一切の理不尽な要求を拒絶し、断食で迫害に抗議した。両手を背中で縛られ、宙吊りにされたまま、大小便さえ許されなかった。高圧のスタンガンで電撃され、鎖で縛られた。「転向」させれた修煉者と同室にされ、重い労役と虐待を加えられた。最後まで張さんは迫害を認めず「転向」を拒否し、2004年3月に堂々と出所した。

 2004年9月に2回目の不法逮捕をされた。大場派出所へ戸籍登録に行くと、楊副所長に逮捕されて身柄を拘束された。そして、「610弁公室」の拷問に屈しないためにさらに15日間の拘禁を延長された。宝山区拘置所で彼女が断食しはじめると、強制灌食で鼻にチューブ2本を差し込まれたうえに手を縛られ、素足を冷たい水に浸らせた。夜、極度に疲れ切った身体を下ろされ、縛られたまま水に浸けられた。10月の夜風は、水に浸る体を凍りつかせた。全身と、チューブを差し込まれた鼻に激痛が走り、一晩中眠ることができなかった。

 張さんは、日々迫害を続けられてきたため、起き上がれなくなるほど体は衰弱した。横たわったまま飲まず食わずのため、痩せこけた姿へと変わった。

 それから15日後、上海青浦洗脳班の2階へ移された。そのとき、高熱で顔面蒼白となった彼女は弱々しい声で、「ここは法制学校ですね。ならば、法律を専門に教えているところでしょう。ここにいる人は、一番法律を知っていますよね。こんな場所で、なぜ何の法的な書類や手続きがないまま人の自由を勝手に奪い、誘拐罪を犯しているのですか」と質問した。問い詰められた人は、最初は偉そうに答えていたが、最後は屁理屈を言うばかりだと知って無言になった。5日間が過ぎたとき、張さんの両親と姑一家が面会に来た。顔面蒼白に痩せこけた惨めな姿に、親は悲鳴を上げ、帰宅させるよう交渉した。脳卒中の症状のあった父親は体の半身が麻痺していた。そのため、張さんも強烈に釈放を要求した。最後に「610弁公室」、派出所、居民委員会(日本の町内会に当たる自治組織)、法制学校などは彼女の正論に負けて、やむを得ず釈放を許可した。

 2005年9月24日の朝、3回目に不法連行された。罪名は、「インターネットをつないだ」という、あまりにもいい加減なものだった。年老いた両親は、断食で病院へ運ばれた彼女が釈放されるよう何度も要求したが、宝山区拘置所はそのたびに騙して追い払った。

 青浦女子労働教養所で1年間、張さんは断食で抗議したため強制灌食をされ、体に大きなダメージを受けた。顔色が悪くて痩せこけた体に高血圧と心臓病等の症状が出て、食事もできなくなった。労働教養所二大隊では、座るだけでも困難なときでさえ、工場の小さい椅子に毎日長時間座らされた。張さんは何回もけいれんを起こして失神した。

 2006年9月、家に帰された後も24時間監視を受けている。買い物に出かけても、尾行されており不気味な視線が離れない。また、家族までも迫害を加えられたり嫌がらせをされ、毎日緊張した雰囲気に包まれている。家族はもう彼女が連れ去られることに耐えられず、大きな精神的打撃を受けている。今になっても、張英さん一家は普通の生活に戻れず苦しめられている。 

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2009年9月25日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/9/16/208431.html

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