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人心を捨て円満に向かうことが最も重要

—人心を捨てること—


文/黒竜江省の大法弟子

(明慧日本)師父はおっしゃいました「皆さんは今からも同じことになりますが、あなたが正しいかどうかに関係なく、この問題は一人の修煉者にとってまったく重要ではありません。言い争わないで ください。誰が正しいか、誰が間違っているのかを強調しないでください。いつも自分が正しいと強調する人がおり、あなたが正しいのであって、間違っていま せんが、それはどういう意味があるのでしょうか? 法に対する認識が高まったのでしょうか? 人心をもって正しいかどうかを強調すること自体は間違っています。なぜなら、あなたは常人のあの理で自分を量っており、常人のあの理で相手を要求しているのです。神から見れば、修煉者がこの世において、正しいかそれとも間違っているのかはまったく重要ではなく、人心の執着を取り除くことこそ重要であり、修煉の中でどのように人心の執着を取り除くかが重要なのです」(マンハッタン説法 2006年3月26日)

 繰り返し上の説法を学び、自分の歩んだ道を振り返ると、本当にとても多くの感慨を覚えます。以前、トラブルの中で是か非に執着していたため、心性は向上することができず、身体に良くない状態が現れ、衆生に真相を伝えることにも影響を及ぼし、さらには地元の正法の環境に一定のマイナスの影響をもたらしました。今、自分への教訓を書き、今なお依然として、誰が良い、悪いに執着して言い争っている人の参考になればと思っています。

 2006年の正月の夕方、私と地元の数人の同修と一緒に協調人に黙って資料センターを設立し、『共産党についての九つの論評』と真相冊子を作り、隣の県の同修に提供していました。4カ月後、協調人がこれを知り、激怒しました。協調人は私たちが資料センターを設立したことは分派行動であり、集団を分裂させることになると考えたのです。私たちが資料センターを設立したのは人を救うためで、間違っていません。集団から離れていないと認識しています。この論争は次第に大きくなり、周辺の全県の町や村などにも広まっていきました。双方とも誰も一歩も譲らなかったのです。特に私です。論争する時は感情が高ぶり、声がかん高くなります。これ自身がすでに人心の現れですが、残念なことに当時、自分はまったくこれに気付かず、完全に常人の心に動かされ、内へ向かって探さず、その結果身体の調子が悪くなり、いつも咳をしていました。

 この状態は1年近く続きました。その間、三つのことを行なっていましたが、形だけやっていたのであり、心性が向上しないだけでなく、逆に落ちていってしまいました。地元の大法弟子全体に隙間ができ、邪悪に弱みを突かれ、多くの同修が邪悪の迫害に遭い、地元の正法の環境に不利な影響を及ぼしてしまいました。2008年の正月になってから初めて、師父の啓示のもと、真に内へ向かって探し、心の奥深くに隠れていた嫉妬心(闘争心、自我に執着する心など)を見つけ、その後、心性が一気に向上しました。誰が間違っているのか誰が正しいのかのことに興味がなくなり、1年以上悩まされていた咳も治りました。自分で学法する時、また静かにできるようになり、法理が現れるようになりました(1年ぐらいの間は法全くありせんでした)。発正念と真相を伝える時、効果はずっと良くなりました。

 この経験は、私にとってとても深い教訓になりました。同修の間で発生したトラブルは、本来師父が双方の心性を向上させるために按排されたもので、誰が良い、悪いを見分ける必要はありません。それに執着することは人心であり、自我に執着する心です。表面の間違いを言い争って執着し、内へ向かって人心を探すことを軽視しているのです。そうすると、師父のご苦心に背くことになるのです。今、正法の時期はもう間もなく終了します。私たちは急いで一切の人心を捨て、是非を論争することをやめ、法に従い自分の心の障碍を解決し、すべてのよくない心を取り除きましょう。是非は重要ではなく、人心を放棄し、円満することが重要です。人心を取り除いた後に、やっと、どうすれば衆生を救い済度することに全力を尽くすことができか、みなさんにもう分かるはずです。

  2009年9月30日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/9/19/208531.html

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