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三つのことをしっかり行うことは、色欲の心をなくす鍵


文/湖北省宇新の大法弟子 

(明慧日本)末劫のこの時期に私は大法弟子になり、師父の慈悲なるご加護の下で、今日まで歩んで来ることができ本当に幸運だと思います。さらに幸いなことに、私の周りにいる同修はみな修煉を通じて精進し、とてもしっかりしています。とくに「三退」を勧めることが始まってから、同修達は逐一、市町村を回ってDVDと真相小冊子を渡し続けています。私も、同修達と一緒に大法を実証し、衆生を救い済度することに力を入れてきましたので、自分では修煉がよくできていて精進できていると思い込んでいました。しかし、これだけでは、自分を正し、人心を放下することは、難しく「心を修め、欲を断ち、執着を取り去る」(『洪吟』「誰が敢えて常人の心を捨て去るか」)真相を伝えていた時に告発されて、2回ほど連行されました。

 最初連行された時に、私はこれが色欲のためだとは思いませんでした。それから、私はあることに遭いました。ある日、同郷のある女性のところに真相を伝えに行くと、彼女は留守でした。それで近所の人に伝言してもらうようにお願いしました。翌日私は、彼女と会ったので話そうとしたら、いきなり罵られました。なぜかと言うと近所の人から、彼女が男性と付き合っていると勘違いされたのです。なぜこのようになったのかさっぱりわからず、私はある女性の同修を誘って一緒に「三退」を勧めに行きました。そこでやっと分かったのですが、やはり私は、自分が色欲の心を持ったまま、話の中に汚い物質を付帯している訳です。こう考えてみると、色欲の心があると、衆生が救われることに直接影響を与えます。それに真相伝えの時にもよく色欲の邪念が湧いてくる時があります。ですから、私はなるべく正念を持って排除するようにしました。しかし、やはり2回目の連行に遭いました。

 師父は「あなたが正念を堅め、執着を排斥することができるとき、私は少しずつ少しずつ取り除いてあげています。あなたにできる分を私は取り除き、その分を消してあげます」(『2004年シカゴ法会での説法』)と説いておられます。

 魔窟を脱出した最初の頃、私の頭の中には思想業力が強く、黒い波のように浸食していると分かっていても、全く抵抗できなくなりました。夜になると色欲の関に遭って、毎回失敗しました。そこで私は、別人のように自分を審査し始めました。まさか自分は最低な人間ではないのか? 基本的な試練も乗り越えられないのだろうか? その時の私は、街を歩いていても人を直視するとこができずに頭を下げて歩き、女性を見る度に悪い念が湧いてきて、抑えることができなかったのです。私は自分自身にひどく驚きました。私の心はこれ程汚いのでしょうか? どうしたらよいのでしょうか? この色魔はそれほど強いのです。ですから正念を持って排除するしか方法がありません。

 私は二通りの方法で発正念をやり始めました。一つは、新たな気持ちで発正念に関する説法を学びました。発正念を行って心を正し、回数を増やして、冷静かつ正しい姿勢を保って集中し、手を倒さないようにしました。自分の空間場を整理するときに、色欲の心を排除する念を加えます。もう一つは、普段の考えの中でも自分を律し、良くない念が現れたら、これは自分ではないと思い、主意識を強く持ち、悪い念を排除します。師父の説法にありますように「僕は普通の人ではない。修煉者だ。法輪大法(ファルンダーファ)を修煉している僕にはこんなことをしないでほしい」(『転法輪』)と念じると、本当に効果がありました。

 「心性が高まった時、はじめてわれわれ宇宙の特性に同化し、人間のあらゆる欲望や執着心、悪しきものを捨てることができ、はじめて自分自身の良くないものを放り出して浮かび上がってくることができます」(『転法輪』)。私は、色欲の汚い物質を無くすために、心性を向上させなければならないと悟りました。心性を向上させるとはいろいろなものを含みますが、主にはやり師父が要求されたことに従って法を正し、師父が要求されたことに圓容し、師に手伝って衆生を救い済度して初めて心性を向上させることができると思います。

 「私がどのくらい残したいということではなく、できるだけ救い、少なくとも半分残し、または七十、八十パーセントの人を残せば最も良いので、私は皆さんにできるだけ行うように言ったのであって、これが理由なのです」(『明慧ネット十周年法会での説法』)。師父は衆生を哀れみ慈しんでおられ、さらなる多くの衆生を救い済度されたいのです。正法時期の大法弟子として、師父の要求に従い、正法の進展に従ってこそ人を救うことができ、真に心性を向上させることができるのです。ですから私は、邪悪の監視による妨害を否定し、知恵を持って真相を伝え、すべてのチャンスを掴んで人を救い済度します。人を救うと同時に自分の心性も向上させることができ、徐々に良くない物質も私から遠ざかっていると感じています。

 同修からもらった小冊子『修心断慾』のある文章の中に「法を暗記する内に色欲の心を無くした」を読みました。私もそれに啓発されて法を暗記し始め、すでに4回暗記しました。最初はとても難しく、一つの文章を覚えたら、前に覚えたものを忘れてしまいます。これではいけません。法を暗誦しなくては、色欲の心をなくせません。どうやって純粋な心で人を済度するのか? と焦りました。私は初回、師父に加持をお願いして、50日余りをかけて一句一句覚えました。2回目は20日くらいで覚えました。絶えず法を暗誦すると、絶えず新しい悟りが得られました。自分でも絶えず向上していると感じました。そして、自分自身のよくない物質も少なくなり、身体も浄化され、よくない念も弱くなりました。もし現れてきても私はすぐにそれを制止して、排除できます。

 私は、法をしっかり学んで大法に同化して圓容し、師父が要求された三つのことさえよく行うことができれば、遭遇したすべての問題は解決できると思います。

 2009年10月7日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/9/28/209107.html

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