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元イ坊市国家税務局徴収管理科科長・高桂臻さんは迫害され危篤

(明慧日本)山東省イ坊市法輪功修煉者・高桂臻さん(女性)は、イ坊市国家税務局徴収管理科科長だったが、中共の法輪功への迫害により職場を解雇させられ、7年間も路頭に迷う生活を強いられた。2009年8月1日、イ坊奎文公安分局の警官は高さんに「死人ベッド」、「十字架」の拷問を行ない、神経破壊薬物を注射して虐待を加えた。8月31日、高さんはひどい迫害に耐えられず危篤状態に陥った。

 命の危険にさらされた高さんは、イ城「610弁公室」によりイ城区の「法制訓練班」へ移送され、迫害を続けられた。

 1995年に法輪功に出会い「真・善・忍」に基づいて自己を律した高さんは、職場で仕事をよくこなし、人にも優しくて素直な人柄を持ち、賄賂などの不正行為も厳しく注意し、周りの人から高い評価をされた。しかし、迫害により給料が支給されなくなり、解雇を強いられ、職場の同僚らが高さんの無実を訴えて、「あんな良い人をどうしようというのか?」と訴えた。また、詩を書いて、彼女の信仰に対する強い信念を讃えた人もいる。

 高さんは、迫害される前に元々幸せたっだ家庭まで崩壊された。実は法輪功の弾圧の前、1997年6月ごろから、高さん一家はすでに嫌がらせを受けていた。イ城城区城管街弁公室に2000元の罰金を不法に科された。また、半年分のボーナスが無断で支給されず、科長の職位を剥奪されるなど、これらはすべて当時の経理担当・信華の仕業だった。

 2000年10月1日、北京へ法輪功の無実を請願に行った高さんは、区政府に罰金5万元を科された。罰金を科した機関はイ城区政法委、イ城区公安局で、担当者はイ城区公安局一科科長・徐雲生である。

 2001年9月、高さんは迫害の真相を伝えたことで、拘束され罰金7000元を科された。また、イ城区城南武家拘置所で5日間拘禁され、さらに200元の現金を強請り取られた。

 その後、イ城区公安局は高さんの家に押し入って強制連行しようとした。高さんはその場は逃れたが、家を離れて路頭に迷うしかなかった。高さんの家族もまた、警官から罰金の恐喝や嫌がらせから逃れるため、7年間ずっと路頭に迷っていた。また、高さんの元の職場は2000年10月から、およそ30万元の給料を支払わなかった。

 2009年8月1日、借屋に住んでいた高さんは、イ坊奎文公安分局の警官に強制連行され、イ坊拘置所へ拘禁された。1ヶ月間連続で拷問された高さんは、命の危険にさらされた。

 拘置所の中でも、高さんは法輪功への信奉を決して放棄しなかった。それにより、拷問はますますエスカレートした。所長・彭雲霞と一監区大隊長・陳は、4人の受刑者達にも高さんを拷問させた。高さんは、神経破壊薬を点滴された時も、強制的に灌食をされた時も、1ヶ月間ずっと残忍非道に「十字架」と「死人ベッド」に36時間縛られたままで、深刻な神経衰弱に陥った。

 高さんは、「死人ベッド」で手足を太さ6㎜の手錠に掛けられ、少しでも手や足を動かすと、激痛が伝わり、非常に苦しんでいた。陳は「拷問の外傷が見えないようにしろ」と指示した。あまりにも強く締められた手足は大けがを負い、治療用の包帯をぐるぐると巻かれた。迫害を受けた一人の修煉者が立ち上がって、「法輪功修煉者をいつまでも迫害し続けないでください。出所したら、必ずこれらの悪行を暴露します」と厳正に警告した。陳は「勝手にしろ。とっくに昔から暴露されて知られているんだ」と言った。

「十字架」の拷問

 高さんは、鉄筋と鉄パイプでできた十字架や死人ベッドに縛りつけられた時、康という名の医者は4本の薬物を注入して灌食も強制した。時に注射器の針が折れても、構わず次の針で刺し続けた康は、「針を取る必要はない。肉に残ったままでも吸収される」と冷血に言った。また、陳の指示の下で迫害に参与した受刑者は、減刑を目的に、各種の虐待手口を考え出して迫害をエスカレートさせた。高さんと同じく拷問を受けた修煉者は、他にもう一人いた。

 高さんを強制的に灌食したのは、悪辣な警官・薛、医者・朱と4人の受刑者。朱は「『7.20』からずっとおまえたち(法輪功修煉者)に灌食し続けてきた」と自ら悪行を吐いた。

 8月31日、イ城「610弁公室」は危篤状態の高さんを、イ城区望留鎭中学の「法制訓練班」へ移送した。そこは生徒を募集しない空っぽの学校で、命の危険にさらされた高さんを監禁して拷問し続けた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2009年10月10日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/10/1/209404.html

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