■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/10/10/mh111890.html 



見事な運搬功

文/中国大陸の大法弟子

(明慧日本)2003年のある日、大法資料のDVDを作るために、私は卸問屋で13箱の未使用DVDを買いました。問屋側は商品を駅まで届けてくれましたが、駅から家までは自分でバスで運びました。

 都市の出入り口では検査があり、身分証明書や荷物、貨物はすべて検査を受けなければなりません。身分証明書がなければ、下車しなければなりません。私はバスの一番後ろの座席に座り、あるお姉さんに法輪大法の真相を伝えていました。検査は間もなく私の順番でした。私は「師父、ご加護ください」と心の底からお願いしました。そして、師父の経文を暗唱しました。「大法身を離れずして 心に真善忍存す 世間の大羅漢 神鬼は十分懼れる」(『洪吟・威徳』)この時、そばにいた人が「何を検査しているんですか? 行く時も検査し、帰る時も検査し、時間の無駄ですよ。我々を生きて行かせないつもりですか!」と叫びました。

 怒鳴られた警察はバスを降りました。ところが、警察はバスに乗せている荷物を外に出しながら検査し始めました。私はこの時、師父が説法された運搬功のことを思い出しました。「荷物を一番奥に運んで、警察に見られないように」と私は考えました。この時、誰かが「これは人権侵害だ」と警察と口喧嘩し始めました。「行きましょう」と私は運転手に言ったら、バスは走り始めました。私は運転手のそばに行って法輪大法を伝えました。運転手は「妻が元々法輪功を修煉していましたが、弾圧されてからやめました。その後は病気になり、入院してたくさんのお金がかかりました」と言いました。私は「人生は短いので、修煉のためにこの世に来たのに、修煉しないともったいないです。最後まで堅持しましょう」と励ましました。

 この時、誰かが「何かDVDでもあれば流してくださいよ」と運転手に言いました。運転手は何枚か放映しましたが、「変えて、変えて」と皆が言いました。「この数枚しかありません。もうないですよ」と運転手は困って言いました。もしかして私の真相DVDを見たいのかな、と私は思いました。「運転手さん、これを放映してください」と私はDVDを運転手に渡しました。「法輪功のものですね。密告されたら、おしまいですよ」と運転手は言いました。「大丈夫です。ここにいる皆は良い人ですから」と私が話し終わらないうちに、運転手はすでにDVDをデッキに入れて再生しました。

 皆は静かに見ていました。私は心で師父のご加護をお願いしました。外では、バスを止めて乗ろうとした人もいましたが、運転手はバスを止めず走り続けました。「不思議ですね。アクセルを踏まなくても車は速く走ります」と運転手は言いました。

 DVDを鑑賞した皆は質問をしたりして、私はすべて回答しました。突然、ある人が「降りろ! 俺はお前たちを捕まえるプロだ」と私に叫びました。

 「彼女にちょっとでも触れたら、俺は絶対許さないぞ」とある年配の男性は立ち上がって、その人に警告しました。他の人々もその人を非難したりして、私を庇いました。その人は困り果てて降りました。

 終点に着き、運転手は荷物を積むところの蓋を開けて「おかしいな。あなたの十数箱の荷物は手前に置いていたのに、なぜなくなったのかな?」と言いました。私は笑いながら「奥のほうにありますよ」と答えました。運転手は「本当だ! 誰も移動していないのに、なぜ奥にあるんだ!」と不思議で仕方ないようでした。「お兄さん、法輪大法の中には、運搬功というのがあるんですよ」と私は言いました。運転手は私に名刺を渡し、いつか彼の家に行き、彼の家族に法輪大法を伝えてほしいと言いました。

 その後、私は運転手の家を訪ねました。それから、彼の妻は改めて大法を修煉するようになり、資料拠点を設立しました。また一人、正法時期の大法弟子が表に出てくるようになりました。

 2009年10月10日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/10/9/210043.html

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