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修煉の道で絶えず向上する(一)


文/オハイオ州の大法弟子

(明慧日本)尊敬なる師父、こんにちは。各同修、こんにちは。

 私は1998年1月に北京で正式に法輪大法を修煉し始め、2008年にアメリカに来ました。11年の修煉過程で、1年半の海外修煉の経験を経て、平坦でない道を今日まで歩んできました。アメリカ中部法会の貴重なこの機会を借り、皆さんに自分の体験談を報告したいと思います。

 一、国内と海外の修煉環境の違い

 1999年7月、邪悪が法輪功への乱暴な迫害を開始しました。陳情し、海外の記者と会見し、天安門広場で横断幕を広げました。同修の家へ行った時、外で全体煉功したなどの理由で、何度も警官、国家保安局に強制連行されました。

 2000年末、自由ネットのウェブサイトの設立に関わったため不法に連行され、5年間拘禁されました。拘禁中、各種の拷問の苦しみを受け続けました。

 満期が近づいた2005年末、刑務所の警官に広東省から北京の清華大学に移されました。移送された夜、意外な出来事が起こりました。

 私の親戚が邪悪の言葉を信じ切って、多くの警官と610弁公室の目の前で、私に怒りを爆発させました。親戚は、私を指差しながら「あんたは5年間牢屋に閉じ込められたことを光栄に思っているのかい?!」と罵られ、拳でドアのガラスを割りました。もし、師父のご加護がなければ、私の顔にガラスの破片が刺さっている可能性がありました。しかし、親戚の言葉ははっきりと私を悟らせてくれました。

 当時、確かに少し気を抜いていた事があり、5年間の満期がやっと終りに近づいていると思い、それで気が緩み、自分を調整することができる、と密かに思いました。しかし、親戚の怒りが、私に常に気を抜かないでただちに厳しい現実に直面すべきだと悟らせてくれました。

 そのころ何も持っていませんでした。身分証明書もない状態でした。すべて最初からやり直す必要があり、考えただけでも難しかったのです。拘禁された最初のころ、出国して迫害を暴露するという考えが芽生え、それでこの方面に向かって努力していました。師父のご加護のもとで、早く以前の同修に連絡を取ることができ、新たに修煉の旅の道のりを歩み始めました。そのころ、北京で小さい集団学法に参加していました。中国本土の修煉者は常に安全に注意しなければならず、集団学法に参加するとき、特に10、20里(1里は約4キロ)離れたところに行く時は必ず携帯電話の電源を切り、電池パックを外し、監視されるのを避けていました。集体学法の場はとても和やかで、大いに自分の助けになったと感じ、1999年迫害前の集団学法の環境にほぼ戻ることができました。

 ついにアメリカへのビザを手に入れることができました。アメリカに出発する前のある日の夜、自転車に乗りながら「アメリカに着いたら、アメリカの修煉者に中国本土の修煉者がどんなに厳しい状況で法を実証しているかを必ず伝えたい」と思いました。突然、自転車の前輪のタイヤがパンクし、地面に倒れるところでした。私はただちに自分の顕示心がとても強いことに気づきました。

 師父の慈悲なるご加護のもとで2008年3月、ついにアメリカに着きました。出国の過程では、本当に感無量でした。それぞれの検査段階でもし問題が起きたら、最終的に出国することができなかったかもしれません。尊敬なる師父に感謝でいっぱいでした。

 シカゴの修煉者が空港で私を迎えてくれたことは、とても幸せだと感じました。それから、たくさん大法の活動に参加し、敬愛するアメリカに住む修煉者を多く知ることができました。海外の修煉者の修煉は非常な困難であることに気付きました。

 多くの高齢の同修が車を運転してあちこち駆け回り、異なる都市で各種の法を実証する活動に参加していました。たとえば、ニューヨークやワシントンDCでのパレードや法会に参加するとき、アメリカ中部に住む修煉者は連夜8、9時間車を運転し、朝に目的地に着いてファーストフード店で衣服を着変え、顔を洗っています。もし夜に宿舎に泊まるとき、お金を節約するために、数名が一つの部屋に寝ますが、床で寝る人も少なくありません。特に去年のフラッシング事件の期間中、ほぼ毎週、週末にニューヨークに行きました。この辛さは国内では想像もつかないものでした。

 アメリカに着いたばかりのころを思い出すと、アメリカに住むある同修が私にこんな質問をしました。「もしあなたが工作員と疑われたらどうしますか?」思わず口から「それは心性を向上させる絶好の機会ではないか」と答えました。その同修は「もし本当にそうであれば、疑われないだろう」と言いました。

 それから、確かにこの方面の関に遭うことはありませんでしたが、アメリカに住む修煉者との人付き合いの中で、自分の習慣にある多くの党文化のものが暴露されました。

 レストランで同修と一緒に食事をしている時のことでした。パネルに「9歳以下の子供は半額」と書かれていることに気付き、私は「店員はどうやって子供の年齢がわかりますか」と同修に聞きました。親が子供の年齢を偽ったらどうしますかという意味です。

 隣のアメリカに長く住んでいる同修がすぐに笑い、「言っていることを聞くと、中国本土から来たばかりの人の質問です。アメリカは信頼を重視する社会です。親は子供の年齢を偽ることはありません」と言いました。これを聞くと、中国本土で身に付いてしまった観念だとすぐに気付きました。

 中国本土では、人と人の間はお互い信頼せず、騙し合いますが、正常な社会ではわずかな利益のために嘘をつく人はいません。

 去年、神韻芸術団は我々オハイオ州の都市で公演することになり、街に神韻のチラシを配りに行きました。目的地に着くと、地元の同修に「なぜこんな服を着てきたのですか」と指摘されました。当時、私は暗い色のジャンパーを着ていました。同修はアメリカが表面を重視する文化の社会であり、特に神韻を宣伝するときは、必ず身だしなみを良くしなければならないと教えてくれました。私はとても恥ずかしく思い、また、党文化の中で表面を重視しない要素が作用していること、もう一つは自分が神韻を宣伝することに対して重要視していないということが分かったのです。

 (続く)

 2009年10月15日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2009/10/3/209412.html

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