■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/10/16/mh172265.html 



山東省莱西市:法輪功修煉者5人が殺害される(写真)

(明慧日本)1999年7月、中共による法輪功への弾圧および迫害が始まってから、現在までに山東省莱西市の法輪功修煉者5人が殺害されたことが判明した。

 一、史洪杰さんは拷問のうえに虐殺される

 史洪杰さん(44歳男性)は莱西市武備鎭孫賈城村に住んでいた。2002年秋、莱西市政保科警官・沈涛と院上派出所の警官により家を荒らされ、鉄の籠の中に1日監禁された。そして、莱西大監獄(莱西留置場)へ移送され、拘禁された。法輪功の真相資料の提供元を供述させるため、「610弁公室」のリーダー・于瑞珍と政保科科長・沈涛は数人の囚人に指示し、集団で史さんを暴行させ、拷問などを加えて苦しめた。
史洪杰さん

 虐殺される数日前、気を失いそうになっていた史さんは、科長の沈涛に、場所を換えてほしいと求めたが、「知らない」と拒否された。結局、囚人は拷問をエスカレートするよう指示を受け、ますます残虐な手口で迫害を加えた。2002年10月18日朝、史さんは残虐な猛打により殺害された。

 検死報告書には、史洪杰さんは脳内がうっ血し、ぼろぼろになった全身は肋骨4本と指1本、足の指1本が骨折し、折れた肋骨が肺に刺さったことが死因と書かれていた。

 二、隋広西さんは残虐な拷問に苦しめられ死亡

 隋広西さん(60歳男性)は、莱西市牛溪埠鎭向陽レイ村に住んでいた。2002年9月17日、妻と共にパトカーに押し入れられ、莱西「610弁公室」の所有する私設監獄・辛庄洗脳班に送られた。
隋広西さん

 同洗脳班で、隋さんは鞭打ちを加えられたほか、食事も与えられず、トイレに行くことも許されなかった。こうして、ひどく拷問され続けて20日後、彼はそこから抜け出すことに成功した。

 さんざん迫害された体が極度に衰弱した隋さんは病院に運ばれ、2003年7月4日にこの世を去った。子供2人が残されている。

 三、崔徳臻さんは警官に殴り殺され、遺体を排水溝に投げ捨てられた

 2001年12月28日、大規模な連行計画で莱西市の8人の法輪功修煉者が連行された。同日の夜、山東省の莱西市炉上村の法輪功修煉者・崔徳臻さん(29)は、警官に無残に殴打され死亡した。警官らは、自分の罪を隠すため、崔徳臻は法輪功のスローガンを貼るときに誤って感電して死亡したと虚言をまき散らした。とはいえ、殺人現場には謀殺の証拠がまだ残っていた。
崔徳臻さん

 翌日、崔さんの遺体が発見されたが、警官らはまず崔さんの妻を派出所に拘禁した後、すぐさま遺体を焼却した。

 四、王欣鳳さんは無念のショック死

 王欣鳳さん(69)は莱西市日庄鎭ホウ格庄村に住んでいた。かつて、骨粗鬆症で半身不随となっていたが、1999年春に法輪功を習い始め、体が動くようになり、数ヶ月後には健康に快復した。1998年8月、莱西体育館で行われた法会(体験発表交流会)では、4500人の前で半身不随の自分が立ち直ったことを発表し、注目を浴びた。

 2004年5月13日、莱西市日庄鎭派出所の所長・于徳明と張魯寧らは王さんの家に侵入し、現場にいた3人の法輪功修煉者を捕まえ、王さんも連行しようとしたが、夫が必死に抵抗した。王さんは、大変ショックを受けてすぐに倒れてしまい、その後、2度と起きないまま2006年6月29日に死亡した。

 五、劉俊玲さんは迫害され吐血して死亡

 劉俊玲さん(60歳女性)は、青島莱西市の牛渓埠鎮の孫家書庄に住んでいた。2005年5月の夜、劉さんは、町に法輪功の真相の横断幕をかけに行った。数日後、「610弁公室」の王建志と莱西公安局の警官・沈涛により秘密裏に山東王村労働教養所へ送られ、不法に労働教養を強いられた。

 王村労働教養所で、警官は劉さんを強制的に洗脳し、法輪功と師父をけなすビデオテープを強制的に見せ、師父を罵る文章を書かせた。また、劉さんに精神的圧力をかけ、奴隷のような労働を強要し、毎晩10時まで働かせた。そのため、劉さんは心身ともに圧力を受けて夜も眠れず、健康状態がだんだん悪くなり、9月に一度吐血し、食事もできなくなった。それでも警官は病院にも行かせず、迫害を加えた。その結果、劉さんは労働教養所で3度吐血し、2006年4月27日に釈放された。

 2006年4月27日に釈放され、帰宅後は精神状態と体調が悪くなった劉さんに対して、王建志と沈涛はいわゆる「家庭訪問」と名乗り、家に来て嫌がらせをはたらき、苦しめた。心身ともに衰弱していた劉さんは、さらに圧力をかけられたため、吐血し、お腹の調子が悪くなった。劉さんは2007年7月20日、無念な思いを晴らせないまま死亡した。
迫害前に遭う前の健康な劉俊玲さん

 2009年10月16日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/9/27/209109.html

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