■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/10/17/mh180774.html 



馬三家労働教養所で迫害された北京の蘇葳さんが再び連行される

(明慧日本)北京朝陽区に住む法輪功修煉者・蘇葳さんは法輪功を学び、真善忍を信奉としたことで、何度も中国共産党に連行されて迫害を受けた。蘇葳さんは過去に2回、不法に労働教養を強いられた。馬三家労働教養所で非人間的な酷刑と迫害を受けた。2009年9月11日に再び連行され、北京朝陽区の留置場に監禁され、蘇さんは現在、不法に判決を言い渡される危機に直面している。

 蘇葳さん(52歳女性)は経理職を勤め、定年退職した。夫は失業して無職、子供は大学に入学したばかりで、家には85歳の母親と92歳の姑がいる。

 蘇さんは1996年ごろに法輪功と出会い、中共による法輪功への迫害が始まってから、2000年に法輪功を学ぶ自由を与えてほしいと陳情した。2001年夏、北京朝陽六里屯派出所と街道事務室の洗脳班で1カ月間迫害された。洗脳班から出てきた後、法輪功の真相を伝えるため、実名で手紙を書いて610事務室、派出所、街道事務室などに送った。2003年9月11日、朝市場に行った時、警官に連行された。その後、不法に2年間の労働教養を言い渡されて北京女子労働教養所で迫害を受けた。同所では長時間立たされる、凍えさせられる、寝ることを許されないなどの拷問を受けた。労働教養所から出て5ヶ月後の2006年2月24日、北京市朝陽区六里屯派出所の警官と保安人員7、8人は蘇さんの家に押し入り、連行するとともに家財を強奪した。家に法輪功の書籍を所持しているという理由で、再び2年半の不法労働教養を言い渡され、北京女子労働教養所で迫害を受けた。今回は2回目の労働教養で、信仰を放棄しないという理由で中共から労働教養を半年間延長させられ、秘密裏に東北馬三家労働教養所に移送され、迫害を受け続けている。

 2008年オリンピックの直前、北京労働教養所は100人以上の法輪功修煉者を、秘密裏に東北馬三家労働教養所に移送させた。2008年7月14日の早朝3、4時頃、蘇さんは突然呼び起こされ、警官数人が入って来て荷物を片付け、横には手錠とスタンガンを持った警官が立っていた。蘇さんが質問しようとすると、警官はすぐに枕のタオルで口を塞ぎ、手錠をかけて屋外に準備していた警察車両に強制的に乗せた。車の中にはすでに他に数人の法輪功修煉者が乗っていて、彼らの頭の上に椅子が乗せられ、押さえつけられて呼吸も困難だった。警官らは法輪功修煉者の頭に重い物を乗せ、目、鼻、口だけを出した状態のまま、車で十数時間走り、ようやく馬三家に到着した。

 馬三家で、蘇さんは非人道的な拷問を受けた。警官は非常に残虐な拷問「上大掛」で蘇さんたち法輪功修煉者を虐待した。「上大掛」とは「五馬分屍(ごばぶんし)」(5頭の馬で人の首と四肢を縛りつけて体を四方に引っ張る残酷刑の一種)のように、蘇さんたちの両手に手錠をはめて二つのベッドの足に固定した後、二人の男性警官がベッドをそれぞれ反対方向に引っ張り、修煉者の両手を極限まで引き伸ばす。もう一種の拷問は、両足をベッドの頭部に固定し、身体をベッドの下に押し入れ、両手に手錠をはめてベッド上の両サイドの枠に固定する。そのままで数日間トイレにも行かせない。さらにご飯も食べさせない。冬には服を脱がせて下着のままにさせるなど、その手段は極めて悪らつ、残忍であった。

 拷問されると両腕は抜け落ちたようになり、手錠をはめた両手は切られたように極度に痛くなる。あっという間に手は紫色のなり、ひどく腫れ上がり、手錠は肉の中に食い込み、手の甲の皮膚は破れて血が出る。

 信仰を放棄しないという理由で、悪らつな警官は蘇さんの両足を大腿から脚の部分まで板にぐるぐる縛り付けた。足がまっすぐ縛られて時間が長くなると両足がまるで「トラの椅子」に掛けられたように筋、膝、脚首、手の甲、手腕、でん部、首、脊髄の関節、腰など全身のあらゆる所に激痛が走り、耐えられない。

 労働教養所で、悪らつな警官はスタンガンで電撃し、各種の拷問で蘇さんたち法輪功修煉者を迫害し、奴隷のように毎日過重労働を強制している。また、自費で労働に必要な道具を買わされ、刑期満了後も返却されない。

 悪らつな警官は、釈放後もずっと蘇さんを尾行した。今年2月、蘇さんは帰宅後にいつも自宅の入り口にスパイが監視していることに気がついた。「10月1日(中国の建国日)」を前に、中国共産党はあらゆる手段で法輪功修煉者を連行し、迫害した。9月11日、蘇さんは再び強制連行され、現在不法に北京朝陽留置場に拘禁されている。

 今回、蘇さんを連行した後、北京朝陽分局は秘密裏に、蘇さんを北京朝陽区太陽派出所(非管轄区域の派出所)に拘禁し、その後、北京朝陽留置場に移送した。事情を知っている人の話によると、蘇葳さんは現在、不法な判決を言い渡される危機に直面しているという。

 2009年10月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/10/12/210209.html

明慧ネット:jp.minghui.org