華人による法輪功修煉者への暴行事件再審 中共の浸透に警戒せよ
(明慧日本)米ニューヨークのクイーンズ地方裁判所は2009年10月13日、フラッシング地区のチャイナタウンで在米中国人の徐河(シーホー)被告が昨年、法輪功修煉者・張徳容さんを襲った事件を再審理した。一部の法輪功修煉者は裁判所前で集会を開き、中国当局が領事館を通じて海外の法輪功を迫害しているとして「中共の浸透に警戒せよ」のスローガンで訴えた。集会はマスコミや人々の注目を浴びた。
事件の発端は昨年10月4日、フラッシング地区の自治会リーダー、マーサ・ワズクイズさん(Martha Flores-Vazquez)はフラッシング地区のチャイナタウンで、中国共産党の指示で数名の華人に脅迫、集団暴行をされたことだった。当時、その様子をビデオカメラで撮影していた法輪功修煉者の張徳容さんが、徐河被告に襲われ、ビデオカメラを破壊された。通報によって現場に駆けつけた警察が救急車を呼び、負傷した張徳容さんを病院に搬送した。数日後、警察は第3級暴行罪、第4級傷害罪および不正行為の罪などで同被告を起訴した。
マーサさんの証言によると、10月4日、彼女はフラッシング地区のチャイナタウンを歩いていたとき、正体不明の華人グループが集団暴行でマーサさんを襲った。彼らにテーブルを倒したなどと因縁をつけられ、嫌がらせを加えられたという。幸いなことに、当時、ある目撃者の証言で彼らの暴行行為が判明した。後に、彼女が法輪功修煉者ではないと知りながら、彼らは、マーサさんを法輪功修煉者であると一方的に決めつけたという。
マーサさんはこの事件で、正体不明の人に嫌がらせ、追尾、襲撃などをされる悪夢を連日見ていたほど恐怖を覚え、「もし私が法輪功修煉者なら、このような仕打ちを受けるのか」と怒りをあらわにした。
昨年5月中旬から、フラッシング地区のチャイナタウンで、法輪功修煉者らが中国領事館の彭克玉総領事の示唆で、相次ぎ謎の華人グループから脅迫、集団暴行を受けた事件が多発していた。これまでに、警察に傅倪(音訳)、楊鑽(音訳)など23人の加害者が逮捕された。これらの事件はニューヨークのクイーンズ地方裁判所に起訴され、複数の被告が罪を認めている。
フラッシング暴行事件の被害者の一人である余文忠さんの証言によると、昨年、非常に多くの法輪功修煉者が人身攻撃され、嫌がらせ、罵られるなどの被害を受けた。余文忠さんは「それは、中国当局はデマを流し、華人グループに法輪功修煉者に対する恨みを持たせており、刑事犯罪というより恨みによる犯罪を引き起こした」と訴えた。
クイーンズ地方裁判所では19日、徐河被告が法輪功修煉者・張徳容さんを襲った事件を再審理した。
2009年10月21日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/10/15/210449.html)
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