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山東省:魏茂霞さん母子は連行され 夫は放浪生活

(明慧日本)山東省エン州の国保大隊の3人の警官は2009年8月から9月にかけて、南関村に住む法輪功修煉者・魏茂霞さん(女性)の家を何度も家宅捜索し、現在、魏さんと息子の張超さんは不法に拘束されている。

 2009年8月26日午後3時頃、エン州の国保大隊の楊宗志、郭慶忠、賈建容の3人は魏茂霞さんの家に侵入して(当時家のドアは閉めていなかった)、賈建容は魏さんに「もうすぐ祝日になるから、おまえがどう過ごしているのか見に来たんだ」と言葉巧みに言った。魏さんが楊宗志と郭慶忠をソファーに座らせ、2人が魏さんと話をしている間に、賈建容はあちこちの部屋へ入って見て回り、息子の嫁の姜廣燕さんの部屋にあったパソコンを見つけてすぐ電話をした。

 しばらくすると、十数人の警官が家に押し入って来て、リーダーは、自分たちは州第二警察署の者で、市の幹部からここに事情があり、応援してほしいと電話を受けて来たと言った。楊宗志と郭慶忠は魏さんを捕えて連行、ほかの警官は姜さんをベッドから捕えて、連行した。警官たちは魏さんの80才過ぎた舅と姑を監視しながら、家中を乱暴に捜索したうえ、多くのものを略奪した。

 午後5時頃、息子の張超さんが会社から帰って来て、ちょうど警察の乱暴な捜索を見かけ、言い争いになった。賈建容らは「法輪功をする者の家に、こんなものがあるだけで、違法だ」と言いながら、張さんに手錠をかけた。80才過ぎの祖母は追いかけ、孫に抱きついて泣きながら「この子が一言いっただけなのに、あなた達は何でここまでするの。孫に触わらないで! 孫を連れて行かないで!」と言った。その心の底からの叫び声に、隣近所の人達は思わず涙を流した。しかし、警官たちは何も聞こえないかのように、強行して老人の手を振り切り、張さんを連れて行った。嫁の姜さんはその日の夜11時頃、家に戻された。

 8月27日、警官・賈建容は大勢の警官を引き連れ、魏さん宅の三度目の不法な捜索をして、衛星テレビのアンテナを奪って行った。近所の人々は皆「こう見ると共産党は本当に共搶党(物を奪い取る党)だ、土匪よりひどい。周りの住民たちの平穏まで奪っている」と言った。

 現在、張さんの祖母は、目の前で孫が捕えられたのを見て、とても怯えている。祖父母は、毎日泣きながら嫁と孫が家へ帰ってくるよう訴えている。 魏さんは拘束されてから、3日で家に戻されたが、自宅は監視され、一日中路地で待ち伏せされ、外出するとすぐ尾行される。張さんは未だに刑務所に不法に拘束されている。

 2009年9月18日午後3時頃、警官・楊宗志、郭慶忠、賈建容はまた魏さんの家に来て、脅迫、恐喝、嫌がらせなどをして、午後5時頃にようやく帰って行った。

 2009年9月21日午後3時過ぎ、以前来た警官3人が再び魏さんの家にやって来た。当時ドアは閉まっていて、魏さんと夫の張鳳寶さんは家で饅頭を作っていた。3人の声を聞き、夫婦はすぐ部屋のドアを閉め、発正念をした。どんなに3人がドアを叩いても、決してドアを開けなかった。怒った警官は電話をして、梯子を持ってきて上まで登り、部屋へ向かって1時間くらい威嚇、恫喝した。賈建容は立ち去る前、「明日警察署に来て説明しろ。来なければ拘束するぞ! そしてドアを破るぞ」と言った。次の日、魏さんは行かなかった。

 2009年9月27日午後3時過ぎ、警官たちは梯子を持ってきて庭に入り、錠を破り、部屋のガラスを割って無理やり魏さんを連行した。そして、もう一度乱暴に家宅捜索して、部屋中を散らかし、MP3 1個を奪って行った。

 賈建容は警察署の逮捕状を出し、正式に魏さんとその息子の張さんを逮捕すると言った。張鳳寶さんの弟が代りにサインさせられた。張鳳寶さんは現在、仕方なく家を離れて放浪している。

 2009年10月22日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/10/13/210302.html

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