山東省イ坊市寒亭区：葛坤さんは不法に9年の懲役刑が宣告される
（明慧日本）山東省イ坊市寒亭区裁判所で2009年10月18日午前8時半ごろ、牟愛萍裁判長と裁判官の呂宝清、李紅は、イ坊市法輪功修煉者・葛坤さんに不法に9年の懲役刑を言い渡した。
葛さん(32)は2008年7月9日に連行されて以来、すでに1年の不法拘禁を受けていた。その間、拷問などの迫害によって、体が痩せこけて極度に衰弱していた。
葛さんは、大人しくて真面目で優しい青年だと近隣では評判である。職場でも仕事をよくこなし、利益を争わないと上司の目に映る優秀な職員である。
拘禁中の葛さんを心配する両親は、父親が高血圧と心臓病に罹り、母親はかつて山東王村労働教養所から受けた迫害で高血圧、心臓病を患い半身麻痺となっていた。葛さんがいない家で、老夫婦は互いに頼りながら生活を送っている。現在、葛さんを愛する親戚と友人は、方々で彼の釈放を求めることに力を注いでいる。
天津の高校の建築学科で学んだ葛さんは、法輪功を学ぶ自由を与えてほしいと陳情するため上京したが、警官にナイフで刺され、学校に拘留され退学させられた。また、葛さんの自宅付近には不審者が常に現れ、嫌がらせや虐めを加えて葛さんの生活を困らせた。このため、葛さんは故郷から離れてアルバイトで生活を維持した。
2008年7月9日朝6時、イ坊市国家保安大隊の警官は同市奎文区で葛さんを逮捕し、イ坊留置場に拘留した。家族との面会の権利を与えず、警官は彼の家にあるパソコンや預金通帳など3万5千元相当の家財を強奪した。
葛さんはイ坊留置場で6日間断食を続け、強制灌食と拷問を加えられた。「十字架」という拷問で鉄鋼に縛られ、両手を真っすぐ伸ばしたり牛革のベルトで掛けられたりし、全身を鉄鋼でぐるぐる巻きに固定された。これで、頭だけは少し動くが、体中に激痛が走った。
その間、警官は毎日のように、鉄の椅子に葛さんを縛りつけて、連日5日間、眠らせないよう拷問を続けた。彼の真っ赤な目はひどく腫れて、暴行で眼鏡が壊れた。その後、12月にも同じく拷問を加えられた。葛さんの家族が送った暖かい衣服など、施設はすべて受け取り拒否した。当時、マイナス16度で北風が骨を刺したが、薄着の葛さんは厳寒のもとで外に立つことを強いられていた。
迫害されて1週間後、葛さんは、精神も肉体もすっかり憔悴し、負傷した所が腫れて脹らみ、全身の気力を失ったものの、毎日の重労働から逃れられなかった。奎文区国保大隊の谷志勇率いる警官らは、葛さんのパソコンにでっちあげの内容を書き込み、無実の彼に罪をかぶせた。
2009年7月31日、イ坊市寒亭区裁判所は葛さんの裁判を行なった。葛さんの親は、北京の弁護士・温海波さんに依頼した。2009年1月5日、温弁護士は寒亭検察院に訴訟状の閲覧を許されなかったうえ、同年5月末に、司法部からの命令で弁護士資格を剥奪された。そのため、裁判が開廷しても弁護はできなかった。家族は、北京の呉江涛弁護士に依頼した。しかし、呉弁護士には訴訟の情報が一部しか与えられなかったため、法廷での弁論に支障を来たした上、裁判官は何度も呉弁護士の弁護のを妨害した。
（注：法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）
2009年10月22日
（中国語：http://minghui.ca/mh/articles/2009/10/21/210807.html）
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