瀋陽市:裁判期間中に多くの修煉者が連行される
(明慧日本)遼寧省瀋陽市大東区の裁判所は2009年6月26日、法輪功修煉者・張志芹さん、初芝梅さんの裁判を開廷。弁護士に嫌がらせをはたらき、家族に弁護士を変えるよう脅した。また、裁判所付近で少なくとも7人の法輪功修煉者を連行した。
6月26日、瀋陽市610弁公室が裁判所に指示し、セキュリティを理由に初芝梅さんの弁護士に嫌がらせをはたらいたが、弁護士は裁判所には従わなかった。裁判所は家族に対し、弁護士を変えて自分で弁護するよう脅し、さもないと開廷しないと要求した。しかし、家族は拒否した。裁判官は初芝梅さんがサインしたとみられる、弁護士を変えるという承諾書を家族に見せた。しかし、家族はこれを見て明らかに初芝梅さんの字ではないため、弁護士を変えて自分で弁護することを拒否した。最終的に裁判は行われなかった。
瀋陽国家保安局と市の関係者は、裁判所付近にいた法輪功修煉者7人とその家族1人を逮捕した。6月27日、皇姑区三台子に在住の陳麗輝さんと許振英さんは、瀋陽行政留置所に5日間不法に拘禁され、修煉者の家族・黄慰さんは大東区留置所に7日間拘禁された。
今回、大東区の裁判所で開廷された日、以前の皇姑区の裁判所と平区の裁判所が開廷するときとは違った。今回は大量の警官、パトカーは見られなかったが、裁判所付近に多くの私服警官、工作員、ナンバープレートのない車がたたずんでいた。彼らは携帯と無線を持って、通行人に対して検問、観察、撮影、尾行していた。
当日の正午、裁判所付近の川辺で、法輪功修煉者とみられる3人がいた。1人は電子ブックを読み、他の二人は会話をしていた。私服警官と工作員は彼らをしばらく監視していた。1人が足を組んだのを見て、ただちにパトカーを呼び、法輪功修煉者3人は付近の大東区トウ昌警察署に連行された。
私服警官らは、裁判所前にある小さな林で散歩をしている年配の女性法輪功修煉者2人に対し、「おまえたち2人は何をしている」と呼び止め、老人は「この近くに住んでいるので、散歩をしています」と返事した。警官は電話で「2人の法輪功がCD(真相資料が入っている)を持っている」と話し、しばらくするとパトカーが来て、2人は大東区トウ昌警察署に連行された。
私服警官らは通行人にいやがらせをはたらき、「どこに住んでいるんだ」と聞いて回った。裁判所付近にいた黒いバックを持った年配の女性法輪功修煉者は警官に止められ、バックの中身をみせろと要求された。拒否したため、男女2人の警官は彼女をパトカーに押し入れた。
不法に逮捕された多くの法輪功修煉者は、家宅も捜査された。その後釈放され、1人は保釈となった。
2009年10月29日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/7/1/203757.html)
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