湖南省:法輪功修煉者・廖暁紅さん夫妻が不法に裁判を受ける
(明慧日本)2009年10月27日午前9時、湖南省在住の法輪功修煉者・廖暁紅さんと石教鈺さん夫妻は、パトカーで郴(チン)州北湖区の地方裁判所に送られ、不法な裁判を受けた。親戚や友達は傍聴を求めたが、裁判所の警備員に身分証明書の提示を求められ、ない人は入場を禁止された。
廖暁紅さん(37歳前後)は医科大学を卒業した後、長沙に就職、石教鈺さん(38)は広州で働いていた。8歳の娘がいる。法輪功が迫害されてから10年間、夫婦共に幾度となく中国共産党による不法連行、拘留、強制労働、裁判を受け、家族3人は離れ離れになることが多く、子供はほとんど親戚の家で過ごしてきた。
2009年4月21日、廖さん夫妻は、郴州流仙市場にあるカバン屋で働いていたとき、突然襲ってきた610弁公室、警察、国家安全局らにより強制連行され、そのうえ、令状なしで不法に家宅も捜査された。石さんは当日の夜に帰宅したが、廖さんは現在もなお留置場に不法に拘禁されており、すでに6ヶ月が過ぎた。
石さんは夫を助けるため、何度も郴州警察署や国家安全局、610弁公室、検察庁に足を運び、法輪功の真相を説明したうえ、釈放を求めたが、関係部門は責任を互いになすり付けたり、騙してごまかしたりするだけだった。
10月14日午前、石さんは郴州北湖区警察署の支部の関係部門に行き、夫のことを尋ねた途端、再び逮捕された。関係部門の担当者は「ちょうど良かった! 逮捕に行こうと思っていたところだ。おまえたち夫婦は一つの案件だから、一緒に裁判を受けさせる」と言った。
廖さんは以前、放浪生活を余儀なくされていた益陽出身の法輪功修煉者・郭照青さんを手助けしたことで、関係部門に1年あまり尾行されていた。彼らは、石さんがお店のことや子供の世話で精一杯だということを知っていた。
関係部門の真の目的は、石さんから廖さんに関する情報を得ることだ。警官は廖さんを尋問したが罪状を認めず、供述を得られなかっただけでなく、自分の名前さえ言わなかったため、廖さんを迫害する口実がない。
1999年に法輪功の弾圧が始まってから十年間、郴州北湖区地方裁判所は中共の手先となっている。不法に判決を言い渡された郴州市内の法輪功修煉者は、すべてこの裁判所で裁判を受けた。
廖さん夫妻に対する、正義に背いた不法な裁判の法廷で、郴州検察庁の検事の陳述はしどろもどろとなり、裁判官もいなくなった。廖さんの父親が依頼した弁護士は、廖さん夫婦は罪に問われるべきではなく、幼い子供のことを考慮し、無罪の判決を望むと弁護した。
2009年10月29日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/10/29/211325.html)
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