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法を暗記する中で執着を取り除く


文/中国の大法弟子

(明慧日本)今朝7時に起きると、私はすぐさま法を暗記し始めました。大法を修煉して5年来、『転法輪』を数十回読みましたが、しかし、普段は馴染みの文字なのに暗記するとなると大変難しいのです。師父の説法は簡潔で、分かりやすく、常人の理論とまったく違いますが、私にはなかなか暗記できませんでした。ある段落を何回か暗記しても、その後になって、最初の文さえ思い出せませんでした。正確に覚えられない文がたくさんあり、文字を漏らしたり増やしたりしていました。

 自分が既に放下した、あるいは既に取り除いた多くの闘争心や恨みが、法を暗記している時に一斉に妨害しにきて、知らぬ間にそれらの執着にしたがってあれこれを考え、ひいては恨みも湧いてきました・・・。

 大法の本を手に持っていましたので、師父の啓発だったでしょうか、身体が突然1回震えて私は主意識が戻りました。「どうしてそんな悪い思いがあるのか? どうしてそれらの執着に操られていたのか?」と、自分もびっくりしたほど悔しかったのです。暗記できなかったのは、すべて「徳」と「業」についての内容でした。

 文を暗記し続けられなかった原因は、自分の執着心を完全に取り除かなかったからだと私は認識しました。自分が執着していたそれらは神にとってはゴミにほかなりません。すべて汚い物で、心に残して意味があるでしょうか? それらの汚い物を捨ててこそ、はじめて昇華でき、常人から抜け出すことができます。

 内に向けて探し続けました。最近、私が論文や、就職について悩んで精神的に非常に疲れたことは、常人のものを得られないことを恐れているのではないでしょうか。元の会社で職位をまだ保留しているのに、学歴が高くなったため、もっと良い仕事を求めているのは、「名」を求めることではないでしょうか。他人の推薦で、ある大学で非常勤の講師として授業をさせてもらいましたが、自分は授業が上手くできるかどうか、真相をどのように伝えるのかなどを考えず、講師のチャンスに乗っていかに常勤の教師になれるかばかりを考えていました! 自分の利益を考えすぎて、旧勢力に隙に乗じられました。だから、現在、三つのことがしっかりできないだけでなく、常人のこともめちゃくちゃになり、毎日焦って、顔色が良くないと常人にも言われました。

 法を暗記することはただ文字を簡単に覚えるわけでなく、宇宙の「真、善、忍」の特性に照らしながら自分を正し、大法に同化することです。歴史上の我々のすべての業力は、師父が既に引き受けてくださいました。今日、我々がしていることは大法に同化することなのです。「要するに、あなたは心性の修煉を重視し、宇宙の真・善・忍の特性に照らして修煉し、常人の持つ欲望や、良くない心、悪いことをする考えなどを取り除かなければなりません。思想の境地がわずかでも高くなったらその分だけ、自分自身の悪いものも取り除かれたことになります」。(『転法輪』)

 自分の執着を見つけてから、先程暗記できなかったその段落の文は素早く暗記できました。時間を見ると、9時になっていました。次の2段落の暗記を続けると、たった10数分で覚える事ができました。心に詰まった大石を降ろして、気持ちが良くなり、先程執着に陥った自分とまったく別人のようでした。「『修は己にありて、功は師にあり』なのですから、あなたにそういう願望があれば充分です。本当にこのことをやってくれるのは師で、あなたにはとてもそういう力はありません。あなたのような常人の身体で、このような高エネルギー物質で構成された高い次元の生命体を演化できるとでも思いますか? まったく不可能なことで、言うだけで笑われてしまいます。他の空間における人体の演化の過程はすこぶる玄妙で、すこぶる複雑なものなので、それをやり遂げることは、あなたにはとても不可能です。(『転法輪』) この文は普段は非常に馴染んでいましたが、今日は特別な体得がありました。師父に感謝いたします。

 私はずっと毎日法を学んでいましたが、しかし、重い執着心や、酷い妨害の下で法を読んでいても心に入らなかったのかもしれません。1講や2講を読みましたが、実際の効果はどうかわかりません。時々、本を手から離したばかりで、1本の電話がかかってきただけでも自分の執着心が起きて、正念がなくなり、常人のように奪い合ったり闘ったりしてしまいました。大法を修煉する前の私は闘争心が強く、気性が短い人間でした。そのような性格で、大法を修煉し始めたばかりの時、真相を伝えていた際、常に相手と論争したりして、悪いイメージを人に与えました。それらのことをいま思い出しても悔しくてたまりません。「山河を変えるのは簡単だが、人間の本性を変えるのは難しい」という諺がありますが、大法は溶鉱炉のような威力を持っているため、昔の私を変えました。

 私が今日の体得を書いたのは、暗記していない同修に伝えたいからです。法を暗記することは意義が非常に深いのです! また、明慧ネットの同修達の文章からのアドバイスも多く受けて、本当に役立ちました。

  合掌。師父の慈悲なる済度に感謝いたします。

  2009年10月31日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/10/29/211305.html

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