正念で夫婦の情を放下する 文/香港・台湾の大法弟子
(明慧日本)私は1997年に法輪大法の修煉を始めた古い弟子です。1992年に夫と知り合い、互いに恋をして、何度も魔難を経験しましたが、1997年に結婚して子供が生まれました。修煉を始める前、私の体は病気だらけで、性格も良くありませんでした。夫は私より年下ですが、私を包容し、譲ってくれました。離れて別居した時もお互いに信頼し、一緒に住んでからは尊敬し合っていたので、友人達はうらやましがっていました。修煉を始めてからは、私達を知っている同修たちは皆私たちを幸せな家庭だと言いました。夫は背が高く、格好よく、性格がとても良く、心優しい人です。人に対して礼儀正しく、何をしても落ち着いてするし、息子をののしったり、殴ったりしたことがありませんでした。法輪功に対しても応援し、家での学法や子ども弟子たちにも、できるだけ便宜を提供してくれました。ある同修はこう言いました。「あなたのご主人はとてもいい人で、いくつもの世代を修煉して来たのでしょう。必ず彼と仲良くしてくださいね」
このため、時には有頂天になり、他の空間の邪悪が虎視眈々(機会をねらって形勢を油断無くうかがっている様子)と狙っていることを忘れました。色欲の面でも、修煉する前は体が弱かったのですが、夫はとても思いやり深く、自分で我慢するばかりで、私に無理強いしたことはありませんでした。修煉してから、体は健康になりました。私は三つのことで忙しくしていました。中国の同修たちが深刻な迫害を受けていましたが、夫はしょせん常人です。私に対する情がますます重くなり、欲求はますます強くなり、家にいれば、私から離れず、発正念をするときも、座禅を組んで煉功するときも私に付き添っていました。夜は彼に従わないと2人は安らぐことがなく、彼に従うと翌日私は元気がありません。長い間、私は辛くてどうしようもありませんでした。
友人たちは私たち夫婦のむつまじい仲をうらやましがっていましたが、私は苦しくても人に言えませんでした。ただ逃げるのに精一杯でした。夫は憂うつになり、自分を気遣ってくれないと私を責めました。心の中で何度も「どうするべきか?」と、自分に聞きました。『転法輪』第6講の色欲の問題に対して何回も読みましたが、どのようにこの情と欲を突破するか分かりませんでした。
2008年4月復活祭の休暇中、子ども弟子の6日間の講習が終わり、親の同修と交流してから私は突然悟りました。「色魔が夫を利用して私を邪魔している」 当日の夜12時、私はベッドに座り、夫に向かって集中して正念を発しました。「他の空間で夫を利用して私を邪魔するすべての色魔、黒い手、卑しい鬼を徹底的に取り除く」 しばらくして、目の前にとても汚いものが移動する感じがしました。虫のようで、またミミズのようで、ねばねばした掛け布団のような大きなものが一枚一枚ベッドの下へ流れていました。またトウガンのような頭の上にヤシ木の枝がある怪物があきらめられないように振り向いて、ナイフのような両目で憎々しげに私を睨みながら、急速に流れていく汚いものと一緒に部屋のドアから出ました。吐き気がしてとても怖いものでした。
それから、私は時間さえあれば発正念をして一念を加えました。だんだん夫は正常になり、数年間私を邪魔していた卑しい鬼が取り除かれました。内に向かって探してみると、この数年、仕事そのものに対する執着のため、本当に子供と夫の面倒を見ませんでした。夫は修煉していませんが、すでに道の中にいて、理を分かっていると思い、彼と交流せず、落ち着いて自分の修煉をしませんでした。私は、発正念をするときに見た光景を夫に話し、修煉の厳しさを話し、率直に誠意をもって交流しました。それから精神の面で夫を励まし、生活の面で面倒を見ました。夫は親孝行をし、情を重んじているので、私はできるだけ円容しました。また自分の心理状態を調整して、毎月2、3回心穏やかに夫と向き合い、普段はできるだけ接触を避けました。夜12時の発正念をした後は、息子の部屋、あるいはソファで寝ました。今、私達はですでに1年も別居していますが、仲よく暮らしており、完全に情欲の束縛から解放されました。
前から自らの体得を書きたいと思っていましたが、ずるずると長引いてしまいました。最近、インターネットで色欲を取り除く交流文を見て、私に似ている同修の参考になればと思い書き出しました。私達は必ず法を師として、正しい念で正しい行いをし、何か起きたときは内に向かって探し、三つのことをしっかり行えば、乗り越えられない難はありません。
2009年11月5日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/11/3/211706.html)
明慧ネット:jp.minghui.org
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