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法輪功迫害追跡調査国際組織、中国広東省の労教局局長の提訴を支持

(明慧日本)

 法輪功迫害追跡調査国際組織が中国広東省の労教局局長・施紅輝を提訴することを支持することに関する声明文

  (2009年10月22日)

 ニューヨーク在住の2人の法輪功修煉者(中国籍)は2009年10月22日、広東省労教局(労教=労働教養の略)局長・施紅輝を、米ニューヨーク南部に位置する連邦地方裁判所に提訴した。同日午前11時10分、施紅輝宛に地方裁判所より訟状が届けられたが、施紅輝はそれを無視して訴状をその場で廃棄した。しかしながら訟状を手渡した係員は、訟状の送呈が完成し、法的に有効であると強調した。原告の2人は中国広東省出身で、中国で法輪功を修煉し続けたことが理由で、不法に懲役刑を受け、広東槎頭女子労働教養所に拘禁された。その間、長期にわたってひどい拷問を受けた。原告は、施紅輝が2000年11月から広東省各地の労働教養所を管理していた間、法輪功修煉者に対して、肉体的、精神的に拷問や虐待を加えた迫害の主要責任者であり、元中国共産党党首・江沢民に追随して中国の法律を無視する行為の数々は、決して法的制裁から逃れることができないと訴えた。

 2人の原告は、被告(施紅輝書記)に対して、「拷問罪」、「ジェノサイド」、生存権の侵害、人身の自由及び安全の侵害、不法拘留・拘禁、思想の自由に対する侵害、信仰の自由に対する侵害など国際法に違反したとして、米ニューヨーク南部地区の連邦地方裁判所に提訴した。

 法輪功迫害追跡調査国際組織(追査国際)は、長期にわたって中国共産党の各級官員の犯罪情報や、犯罪証拠などの情報を収集してきた。施紅輝は追査国際の法輪功迫害の調査報告に記載された中で、最初から犯罪容疑に問われた中国共産党員の一人である。また、追査国際は今回の広東省労働教養関係部門の訪米スケジュールを手に入れてから、直ちに全世界追跡監視システムを発動し、被告人の居場所を特定することができたため、順調に訟状が届けられた。また、施紅輝と同行する7人がニューヨークの16番埠頭に到着した際、施紅輝に渡された訟状はかつて広東省労働教養所に拘禁されていた法輪功修煉者による提訴であると説明され、さらに法輪功修煉者を迫害する加害者の犯罪情報は完全に記載されていることが施紅輝らに通知された。

 中国共産党の下での労働教養系統は、中国の憲法、法律およびあらゆる司法系統を凌駕しているため、法的手続を踏まずに国民の人身を長年拘束することが許され、まさに法輪功迫害を行う専門機関となっているほど悪名高い機関である。米国務省の2008年人権報告書によると、かつて中国の労働教養所に拘禁されていた受刑者の半数以上は無実の法輪功修煉者だったという。また、マスコミの報道によると、労働教養教所で法輪功修煉者に施した拷問の方法は100種類を超えている。法輪功修煉者に対する迫害は、中国の締結した国際条約に違反するうえ、中国自身の憲法にも違反しており、これまでの迫害で法律に基づいたものは一つもないという事実に対し、個々の加害者は罪の責任が問われることから逃れない。追査国際は全面的に、中国司法系統による法輪功修煉者に対する迫害の証拠を収集する公告を発表してから、中国共産党の犯罪情報や、犯罪証拠などの大量の情報と事件の摘発が、中国大陸から相次いで寄せられた。

 追査国際は、国際社会の正義なる力と刑事機構で、「法輪功を迫害するすべての犯罪、及び関連している機関、個人と組織を追跡調査すること」、「天地の果てに関わらず、時間に関わらず、必ず最後まで追跡調査すること」という宗旨を貫き、被害者のために犯罪者を法のもとで裁いていく。

 2009年11月5日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/10/25/211063.html

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