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集団の修煉環境を作る

(明慧日本)1999年、中国共産党が法輪功への迫害を始めたことで、私達は中国での集団の修煉環境を失いました。多くの同修は修煉を緩め、甚だしきに至っては他の気功を習い始めたり、また持病が起きて入院してしまったりして、私はとても心を痛めました。そこで、私は新たに法の勉強会を作り、迫害される以前のように集団で煉功と学法をしようと考えました。私は一軒一軒同修を尋ねて回りましたが、ある同修は恐怖心から「法輪功は止めた」と言い出し、またある同修の家族に「もう来ないで、さもなければ告発するよ!」と言われました。この時期、私の家に交番の警官がよく尋ねてきていたので、同修は「誰があなたの家に行きますか? 一緒に強制連行されたらどうしますか?」と言っていました。

  勉強会は大きく成長した

 各方面からの圧力に対して、私は師父の『精進要旨・真性を見る』の中で「大法(ダーファ)を確固として修めて心は動じることがありません。次元の向上こそが根本的なことです。試練に直面して本性を見ます。功が成って圓満成就して、佛、道、神となるのです」との教えを思い出して、いくら難しくても、突破口があるはずだと私は考えました。私はすぐ、以前一緒に北京に陳情に行った同修を誘って、2人で勉強会を始めました。しばらく経つと、また2人増えてきて、それから来る人は徐々に増加し、2004年になると、10数人になりました。

 勉強会にくる同修が問題を抱えているのを見かけたら、私達はお互いに助け合い解決していきました。ある日、ある同修が来ていないのを見て、尋ねたら、彼女の家は畑用の肥料を買うお金がなく、四方に借りに出かけたが、借りることができず、焦っていることが分かりました。私はすぐに千元を用意してあげました。彼女のご主人(常人)は「やっぱり修煉者は優しいですね。あなたはこれからしっかり修煉しないとね」と感激しながら奥さんに言いました。

 勉強会の同修の間に摩擦があれば、私は真っ先に内に向けて探し、解決してきました。皆は勉強会が浄土であることを認識し、積極的に参加しました。私達は時間を割いて『洪吟』と新経文を暗唱し、新経文が出たらすぐ暗唱を始めています。多くの同修は年齢を問わず、『洪吟』を暗唱でき、また一部の同修は『転法輪』を何十回も暗唱してきました。

 勉強会は全体が一体化して助け合うことによく協力してきました。例えばある同修が迫害され、干渉されたと聞けば、すぐ、邪悪を取り除くため一緒に正念を発しました。ある日、地方の同修が迫害されたとの知らせを聞いて、私はすぐに同修に通知し、しばらくすると、大雨にも関わらず、同修たちが雨具を身に付けて駆けつけてくれました。一緒に正念を発し、邪悪を取り除くよう頑張りました。私達は強制連行された同修が苦しい境遇にいることをよく知っているので、助ける義務があると考え、必要さえがあれば困難があっても助け合いに協力すべきだと思っています。

 一緒に法を学び続けることで、同修たちは三つのことをどれもしっかり行なうべきだということが認識できました。

  師父が求めていることをすべき

 師父の経文『人心を放下し、世の人々を救い済度する』が発表された後、私たちはよく勉強し、行動に移しました。私たちは一軒一軒を回って人々に「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい! よく覚えてください」と教え、それからの三退を勧めるよい土台を作りました。

 『共産党について九つの論評』が発表され、皆は人を済度する緊急さを感じました。ある人が配り、ある人が家で発正念し、ある人が脱退を勧めに行き、全体の協力がよくできたので、 現地で良い結果が得られました。勉強会は大きく変わり、参加する人が徐々に多くなってきました。正法が急ピッチで進むにつれて、恐怖心で出られない人も勉強会に参加しに来ました。ある同修は来たとき、目に涙を浮かべて言いました。「まるで『7.20』前に戻ったようです。皆が一緒に煉功し、法を勉強するのはとてもいいですね。もう離れません。着実に修煉し精進するよう努力しなければなりません」

 ある同修は豚を飼育しながら、孫の世話もしています。最初は夜の勉強会に参加しようとすれば、孫は足にしがみついて大声で泣いて行かせなかったのですが、同修はこれが修煉の過程にある関門だと悟り、家事を順序よく処理し、毎日三つのことをよく続け、家庭が円満になり、孫もおとなしくなりました。同修は毎日、集団の学法と煉功に参加することができました。

 ある同修は家を建てるので、修煉が遅れないように、彼女は煉功するために朝2時に来ました。彼女の一途な思いに感動し、私は「先にやっていいのよ、私は同修たちが来たら一緒にするから」と言って、それ以後、毎朝2組の煉功が始まりました。風が吹こうが雨が降ろうが、同修たちは毎日の煉功と学法に欠かさず参加しました。ある朝、暴雨のため、停電にもなりました。今日は来ない人が出てくるかもしれないと思いましたが、午前3時50分になると同修たちが揃ってきました。しかも、笑いながら「暴風雨の朝に煉功すると、睡魔を除去できるし、全身が軽くなれます」と冗談を言いました。皆は毎日の朝の煉功と勉強会に参加するだけでなく、村の全体の勉強会にも毎週参加し、半月一回の町の全体の勉強会にも参加しています。皆がよく法を勉強し、自身をよく修煉するのを比べながら、問題に遭ったら内に向けて探し、向上がとても早いのです。

 あるとき、地方の同修が交流のため私達の所に来ました。彼は「ここではあちらこちらに法輪功のスローガンが見られます。交番は何もしないのですか?」とびっくりとした様子で言いました。私は彼に「正念の場を作り上げれば、邪悪の干渉を阻むことができます」と教えました。

 私達は正法時期の大法弟子として、衆生を済度する使命を担っています。資料作りにせよ、真相伝えにせよ、心の奥で衆生のことを思わなければなれません。つねに師父の「慈悲で衆生を救い済度する」という言葉をしっかりと覚えなければなりません。

 12月27日のある日、私が家についた途端、村にいる親戚が尋ねてきて、青白い顔して腰を曲げ、重い足取りで苦しく歩いている様子を見た私は「どうしました?」と尋ねました。親戚は、「尻にコブができて、半月も過ぎたが、痛くてどうしても我慢できなくなったので、4千元ぐらいを出して手術を受けようと考えている」と答えました。それを聞いていた私の息子が急いで親戚を支えて部屋に入りました。私は親戚を残して食事を一緒にしようと、料理の準備にかかりましたが、親戚が苦しんでいる様子を見て悲しくなり、常人に生・老・病・死があると思うと、気の毒に思いました。私は師父が『転法輪』の中で「佛家は主に真・善・忍の『善』を修煉します。善を修煉すれば、大いなる慈悲心が生まれます、慈悲心が生まれると、すべての衆生を気の毒に思うので、衆生を済度しようとする願望を持つようになります」と書かれていたのを思い出して、親戚に「あなたは法輪大法を信じますか?」と問いかけると、「信じますよ」と答えました。そこで、私は親戚に「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!」と真心を込めて念じれば良くなると教え、大法の真相が書いてあるお守りを渡しました。親戚は大事そうにしていました。

 私は法輪功を修煉した人に起きた奇跡の物語を話すと、親戚は真剣に聞いてくれました。食事後、親戚を見送る道中で、必ず「法輪大法は素晴らしい」と念じ続けるようにいいました。翌日の午後3時頃に親戚がまた尋ねてきました。顔色がよくなり腰も真っすぐに伸びた親戚は、昨日とはまるで別人になりました。私は「もう良くなりましたか?」と聞くと、彼は「非常に不思議です。コブは一晩でなくなりました。私の連れ合いは信じがたい様子でしたが、触ってみたら本当になくなっていたのです。朝にマージャンの店に行くと、仲間はみんな驚いて病院に行かずにどうして治ったかと聞かれたので、私は仲間に『法輪大法は素晴らしい』と念じ続けた経緯を話しました。仲間は法輪功は実に素晴らしい、念じ続けることでコブが一晩でなくなるなんて、あなたは治療費何千元も節約できたから、親戚に謝礼としてお金を渡してやるべきだと言われました」と答えました。

  私は「あなたは私の師父に感謝すべきです。全世界にいる大法弟子は皆師父が見守ってくださり、病も師父が治してくださるので、師父があなたを救ってくださったのですよ」と言いました。そこで、親戚は師父の写真の前で跪き頭を3回下げながら拝んで言いました。「李師父に感謝いたします。私は『法輪大法は素晴らしい』ということを永遠に覚え続けます」 私は親戚に「あなたは1銭のお金も払っておらず、病を治してくださった師父は金を取ってはいないでしょう? 師父は衆生済度のために来られました。中国のマスコミの宣伝はすべてがでたらめで、信じてはだめですよ。自身の身に生じた奇跡を人に教えるべきです」と言いました。

 それから、親戚は人と会うたびに法輪功によって起きた奇跡を話しました。奥さんにも法輪功を薦めました。多くの人は親戚の身に起きた奇跡を知った後、新たに法輪功のことを考え直し、大法の真相を知りたくて直接私を尋ねてくる人が結構いました。退職した警官も来ました。警官は以前、私の家財を10回以上も差し押さえたことがありますが、今回は大法の真相が書いてあるお守りを求めるため、彼の方から尋ねてきて、法の勉強会にも参加しました。退職した警官の変化は、現地の民衆に対して大法の真相を理解することに良い役割を果たしました。

  大法の真相を書いた紙幣で真相を伝える

  『ロサンゼルス市法会での説法』の中で、真相の紙幣で人を救う方法を賛成していることを知ると、同修たちは私達も正法の進展の勢いに追いつきたいなら、この簡潔明瞭な方式を採用すべきだと認識しました。私は地方の同修から真相紙幣を交換してきて、そして勉強会の同修に交換していきました。皆は真相の紙幣で買い物しながら真相を伝えたり、脱退を勧めたりして、効果がとても良いということです。

  初めは、支払うときに店側が受け取ってくれませんでした。魚屋さんは紙幣に字が書いてあるのを見て、恐怖心からいったん拒否しましたが、私はこのような金を使うと商売に利益がある、私の金は全部字が書いてあるよ、受け取らないなら、魚を返却するしかないと言ったとき、果物屋さんが近づいてきて、紙幣をよく見た後「『法輪大法は素晴らしい!』この紙幣は本物です。お婆さんの紙幣は銀行から下ろしたもので、本物に違いないよ」と言いました。それで魚屋さんが受け取ってくれました。

 あるとき、私はほかの村の祭りから帰宅中に車に乗ろうとしましたが真相の紙幣がなくなり、真相紙幣を使えないなら人も救えないので、乗車せずに数キロ先から『洪吟』、『論語』を暗唱しながら、急ぎ足で帰りました。それ以後、家を出ると真相を書いている紙幣を携帯するだけではなく、作る印章も携帯し、使い果たしたら自分で作って使えるようにしました。とても便利でした。

 あるとき、私はドライバーに脱退を勧めていたとき、座席後部に座っていた若者が「脱退したらどうですか、私も脱退しましたよ!」と言いました。私はどうやって脱退したのかと聞いたら、若者は「私は1枚の紙幣に『三退で安全を保つ』と書いてあるのを見て、私も紙幣に『私は脱党します』と書いたよ」と答え、「あなたは良くやりました。よい未来を選びました」と私は喜びました。ある常人は真相の紙幣を手にして「共産党はもうおしまいだ。紙幣にも『天は中共を滅し、三退で安全を保tう』と書いてあるよ!」とびっくりした様子で呟きました。

 私の村にいる大法弟子は買い物するとき、ほとんど真相紙幣を使います。子ども弟子は毎日、真相紙幣を使って真相を伝えています。真相紙幣の流通度は高く、誰かが使い果たしたら私の所にすぐ交換に来ます。大法弟子が皆使っており、常人も使っています。ある大法弟子の親戚は商売をしているので、真相が書いてある紙幣を使うと縁起がいいと考え、毎回千元以上の紙幣を交換しています。市場で、常人が大法弟子に真相紙幣を求めるのをよく見かけます。真相紙幣は大法と縁がある人をつないでいます。

 法の勉強会に参加する人がだんだんと多くなってきて、三つのことをしっかり行なうようにするため、勉強会は一つから三つに分けることにしました。邪魔を受けることはほとんどありません。例えば「敏感日」、「新唐人テレビのアンテナ回収」などのことは村で起こりません。すべて正念で取り除かれ、村人たちは正法の勢いを感じることができ、法を得る良い土台を作りました。

 いま私達は一人ひとり、三つのことをしっかり行なうことを工夫しています。ある弟子は一軒ずつ訪ねて三退を勧め、ある弟子は新しい弟子に動作を教え、法を一緒に学び、ある弟子は市場で真相を伝え、ある弟子は神韻のDVDを配っています。要するに、すべての人は師父と法に従って自分の修煉の道をしっかりと歩もうと努力しています。

  2009年11月6日
 
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/8/6/205988.html

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