日本明慧
■印刷版   

師父は情欲に囚われた私を慈悲に済度してくださった(一)


文/貴州の大法弟子 蓮開

(明慧日本)私はずっと前から自分の経験を書き、法を実証して、偉大な師父に私の無限の感謝を表したいと思っていました。

  私は1997年に法輪功の修煉を始めました。私は18歳でした。初めて大法の法理を聞いた時、新鮮だと思いました。こんなに深い道理を聞いたことがありませんでした。母が法輪大法を修煉して体も性格も大きく改善したのを見て、きっとこれはとても良い功法だと思い、自分をもっと良くしていただきたいという思いで大法の修煉に入りました。

 色欲の心は深く隠れて気付かなかった

 実は自分をもっと良くしていただこうと思ったことの中に、色欲の心が入っていました。私は小さい時から、わりによい生活環境で育ちました。互いに比べ合ってきたため非常に敏感な性格になりました。人に悪い所を言われるのが怖いのです。特に顔とおしゃれを気にしていて、出かける時に何を着ればいいのか、決めるまでかなり時間がかかっていました。こうして他の人から注目を集め、褒めてもらおうと思っていました。大法の修煉に入ったのも、自分をもっと良くしてもらえば、もっとたくさんの人が私のことを褒めてくれますから……。確かに私は修煉によって、たくさんの「利益」をいただきました。

  たとえば、皮膚がきれいになり、以前より痩せてすらりとなり、自信を持つようになりました。みんな私が別人になったようだと言いました。その時、私の変化を見て私と一緒に煉功を始めたクラスメートが何人もいました。褒め言葉を聞いた私は自分のことをすごいと思いました。そのとき、法についての認識はまだ表面上のことに留まっていました。内に向かって探すことは全然わかりませんでした。ただ良い人になる基本的な道理が分かっただけでした。

 母が迫害を受け、私は流れのまにまに従った

 私の家庭は睦まじく、褒められていた環境の中で楽しく「修」をしていましたが、1999年7.20の暗黒の日が来ました。下校してうちへの帰り道で、家々からテレビで大法と師父を誹謗中傷するニュースが聞こえてきました。私は何が起きたのか分からず、何をしたらいいのかも分かりませんでした。2001年のある日、うちに帰ると、母はテレビに流れたいわゆる天安門焼身自殺事件を見ていました。母は、私に「これはきっと嘘です、法輪功をやる人が自分を焼き殺すわけがありません」と言いました。私も母の話を信じていましたが、なんだかもっと大きな圧力を感じました。私は自分自身に法輪功を信じるかどうか聞きました。答えは「信じる」でした。そのときの「信じる」はほとんど感性的で、自分の体における変化と煉功によって得た感受から出た結論でした。

 2002年、母は法輪功が迫害されている真相を伝えたために中共に3年の労働教養を科されました。他の大法弟子と連絡できず、寂しくて、孤独な私は、常人の中に慰めを求め、空虚から抜け出ようとしました。私は大学時代にボーイフレンドができ、いろいろな思い出を作りました。私は学業も疎かになり、大法もあきらめて、常人になってしまいました。

 卒業後、彼に一緒に暮らそうと誘われました。最初は強く反対しました。それが悪いことぐらい私にもまだ分かっていましたが、情の誘惑に抵抗できず、徹底的に人としての原則を捨てて、彼と一緒に暮らすようになりました。その時の私は二度と大法と師父に向かう勇気はなくなり、もう自分は大法弟子ではなく、師父はきっと私のことをあきらめただろうと思っていました。私のその考えは、ちょうど旧勢力が私を徹底的に駄目にしようとしていたことに気付きませんでした。

 母が戻り、私は正しい道に立ち返った

 私は自分のやったことを悔しく、辛く思いながら、いろいろな手段を使って、自分の苦痛を緩めようとしました。彼と仕事の関係で別れた後、私は前よりもっとひどくなり、ネットゲームをやったり、友人とカラオケに行ったり、ネットで恋をしたりしました。その時、自分は全く駄目になったと思いましたが、抜け出ることができませんでした。このような生活は母がうちに帰るまで、3年も続きました。 

 母に今の私の様子を知られたら、きっとがっかりすると思って、いつも母に顔を合わせないようにしましたが、母は労働教養所での経験から大法の素晴らしさを知りました。羨ましく、コンプレックスを感じました。最後に私は躊躇をしないで、大法を選びました。もう何年も大法から離れていましたが、心の中でいつも「大法を修煉するからこそ常人の情から抜け出ることができる」という声がしていました。3年間の辛い体験をしてからやっと汚れたところから出てきました。

 (続く)

  2009年11月9日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/10/17/210544.html

■関連文章
師父の慈悲なる済度に背いてはならない
どんなときも師父を信じ、法を信じる
「言われるとすぐに怒ってしまう」についての感想
「修煉」について悟る
山を越えて真相を伝える
常人の事に執着する時間と空白を残さない
修煉者は法輪大法のみを認めるべし
充実と空虚
人を救うことに専心すれば、師父は励ましてくださる
師父を信じ、法を信じれば道は自然に開ける