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スウェーデンの政治家、ユ社の新唐人放送中断事件の裁判に注目(写真)

(明慧日本)フランス・パリ商事裁判所は2009年11月5日、昨年6月に欧州通信衛星機構ユーテルサット社(以下、ユ社)による新唐人の衛星放送を中断した事件について、裁判を開廷した。開廷当日、スウェーデンの政治家数人が新唐人テレビ局に声援を送り、国際人権規約で規定されている言論の自由のを守っていないユ社を非難した。
インタビューを受けるスウェーデンの国会議員リンドブラッド氏

 スウェーデンの政治家は新唐人を支持する

 スウェーデンの国会議員であり、欧州理事会(PACE)の副主席でもあるゴラン・リンドブラッド(Goran Lindblad)氏は取材で、すべてのテロリズム国家は情報を封鎖しているが、中国共産党は世界で最も厳しく情報を封鎖する政府の一つであると話した。この事件について、同氏は「今度、言論の自由が裁判で勝つことを願っています。言論の自由は基本的な人権です。実際、ユ社は欧州を代表する一企業であり、言論の自由が保障されている国際規約を守らないのは、本当に残念なことです」と述べた。
インタビューを受けるスウェーデンの国会議員ヴィグストローム氏

 スウェーデン国会議員のシシリヤ・ヴィグストローム(Cecilia Wigstrom)氏はかつて、新唐人テレビの信号を回復するため、いろいろな呼びかけを行った。同氏は、「すでにこれほど経過したのに、新唐人テレビが遮断され、放送が再開されないことは、言論の自由を損なう事件です」と話した。中国大陸の何千万人の観衆に対して、この1年あまりもの間、新唐人テレビを視聴できないことに深い遺憾を表明した。

 また、ヴィグストローム議員は、「中国のすべての情報は、中国政府が非民主かつ独裁をもって制御しているからこそ、新唐人テレビのように自由な媒体は、中国国民にとって非常に重要なのです。中国国民に真実の情報を提供し、大陸や海外で現在起きている真実を伝えるべきです」と強調した。

 事件の進展に引き続き関心を寄せる

 ユ社が新唐人の衛星放送を中断してから1年あまりの間、数人のスウェーデン政治家たちは、新唐人テレビのアジアに対する信号を一刻も早く回復するように働きかけてきたと同時に、言論の自由が保障されている国際規約を守らないユ社の行為を非難した。

 リンドブラッド議員はこれまでに、ユ社の総裁に書簡を送り、新唐人テレビの放送中断の原因を公開すること、及び放送信号の遮断を中止することを求めた。同議員は、「ユ社が利益への執拗な追求により、中共に屈したことを理解できない」などと述べた。

 報道や言論の自由は、スウェーデン社会が尊重する価値観である。スウェーデン政府は今年、ユ社による新唐人の衛星放送を中断した事件に関して、自主的な調査を行うこと、及び新唐人テレビ局の信号を回復するため他のルートが探すことなどを提案した。スウェーデンの政治家たちは引き続き、この事件の進展に注目していくという。

 2009年11月10日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/11/7/212131.html

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