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くれぐれもだらけてはならない

—邪悪な「情魔」を注意深く防ぐ


文/中国大陸の大法弟子

(明慧日本)最近、ある同修と会った時、彼女の夫が不倫しているなどと私に訴えてきました。その後、またわざわざ「私」とだけ、このことについて交流しました。もう一人の同修に、あなたに聞かせて、見させたのは、きっとそれなりの原因があるはずだ、と指摘されました。私も自分を探すべきだと思いましたが、自分の夫にはこのような状況はありませんでした。

 夫とは常人から見れば仲むつまじい夫婦です。彼の気性は穏やかで、おとなしくて温厚で、人と喧嘩や争いごともありません。数年前、私が法を実証するため、不法に連行されて労働教養された時も、彼はずっと黙々と精神面で私を支えてくれていました。私自身も彼に対して深い情があると感じていました。当時、私も今後必ずこの情を放下しなければならない時が来ると思いました。常人の親戚の中でも不倫があったりして、彼らが夫にこれらの事を話す度に、夫まで染められてそれらの観念を受けさせないように、と内心でさっと一念がよぎりました。 

 最近、全体の協調の中で、私と同修との協力する事で一部問題が起きました。心性の関がしっかりと乗り越えられなくて、私は一歩退いて補助的な仕事をしたら、圧力が明らかに少なくなったので、楽になってから、以前に自分がずっとやりたくてやらなかった仕事をしようとしましたが、結局やりませんでした。頭がぼーとしてはっきりせず、もうろうとして、次第にますます緩めてしまいました。知らないうちに時間になると、テレビを見てしまい、その中には情のものであふれていました。街をぶらついても、衆生を救うために真相を伝えることもおろそかにして、学法や正念のときにも心が静まらず、寝坊して煉功をさぼり、手元の大法の仕事も、ずるずると長く引きずってしまいました。しまいに、パソコンにも問題が起きました。心の中で焦っても、この苦境から抜け出したくても、なかなか抜け出せませんでした。

 それが一昨日になって、日曜日の休日だから、心を静めて学法しようと思いました。突然、電話が鳴り「あなたは◯◯ですか?」と聞かれて、「はい」と答えました。「あなたの夫は私の妻を誘惑しています!」私はそれを聞いてとても驚きました! 真っ先に、彼に対する情を放下すべき時が来た、尊師が『転法輪』の中で説かれたように、気にしないで笑って終わらせよう、と思いました。しかし、心の中で分かっていてもできませんでした。夜、平常通りに集団学法に参加しましたが、心を静めることができないため、よく字を読み間違いました。帰宅してから尊師に線香を立てたら、涙が抑えきれませんでした。自分の修煉を緩めれば、引き受けるべき責任を負わなければならず、困難に直面すると避けたくなり、圧力を軽減したくなり、尊師が説かれたように最後になればなるほど精進することができていないことを悟りました。ちょうど自分の情欲心が取り除いていないので、邪悪な情魔は必死に私を下へ引きずります。なぜ自分が我慢できなくてテレビを見たいのか? なぜ同修は自分にだけ夫の不倫を訴えたのか? なぜ親戚にも不倫があったのか? これで全部分かりました。それは私の空間場の中の邪悪な情魔の指図で引き寄せられて来たのです。今回の電話で夫のことを言われたことも含めて、自分の人心のせいで招いた結果です。

 その背後の本当の原因が分かってから、私は発正念でそれらの良くないものを取り除き、心を静めて尊師の説法ビデオを見て、翌日、頭が大分はっきりしてきたと感じました。

 そして、私は自分が経験したことをある同修に交流しました。「浅すぎます、更に深く根を掘って探すべきかもしれません」と言われましたので、もっと深くまで探しました。自分には根強い安逸心、苦労したくない心、常人の楽を求める心がありました。全体における協調の中で、対立に遭うと、直面したくないので退きたいという正しくない念があったため、自分の修煉する道を遮りました。明慧ネットの交流文にも書いてあったように、安逸心は修煉者の天敵であって、道を遮った虎のように、それに打ち勝たなければ、前へ進められません。

 夜、パソコンをつけると、何日間もずっとロックされていたインターネットは、突然、ファイアウォールが動き出し、ダブルクリックした瞬間にホームページが開けました。私はとても興奮して、尊師の慈悲なる助けに感謝しました。

 これらのことを書き出して、情魔を暴き出し、常に警戒心を高めたいと思います。くれぐれも尊師のおっしゃる事を聞いて、最後になればなるほど精進し、くれぐれもだらけてはならず、自分を緩めてはいけません。

 2009年11月11日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/10/19/210682.html

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