■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/11/12/mh131451.html 



同修の連行に直面して

文/遼寧省の大法弟子

(明慧日本)9月9日午前9時ごろ、ある同修が突然私の家に来て、「女性の大法弟子二人が町で法輪功の真相を伝えていたら強制連行されました。警察署に行って事情を聞いてもらえませんか」と、せきこんで話した。これを聞いてとても驚きましたが、怖くはありませんでした。私は、ただちに管轄の警察署に事情を聞きに行きましたが、警官たちはオフィスでのんびりと世間話をしていました。誰かが逮捕されている様子もなかったので、家に帰ってその同修に報告しました。その同修は「大法弟子は絶対に連行されていますが、どこの警察署が逮捕したかは分からないのです。すべての同修に発正念するように知らせてください」と言いました。私は、ただちに周りの知っているすべての同修に発正念するよう呼びかけました。

 正午の発正念を終え、軽い昼食を取り、同修Aさんの家に学法に行きました。A同修の住むマンションの下でベルを鳴らしましたが、誰も出ないので、そのまま帰ろうとしました。少し歩いた時、Aさんが私の名前を呼んで「早く行って!」と叫びました。振り向くと6、7人がAさんを抑えつけていました。警察の制服を見て、Aさんが連行されていると初めて分かりました。その時は恐怖心などなく、その場を立ち去ろうと思いませんでした。Aさんは「早く逃げて!」と叫びましたが、私は逆に警官に近づき、「どうしたんですか?」と尋ねましたが、何も返答はありませんでした。ある若い男がほかの警官に、私のバックを調べるよう指示しました。私は動揺せず、怖くもありませんでした。「なぜ私のバックを調べるのですか? 何か身分証明書がありますか?」と聞くと、その警官は証明書を出しました。私は「あなたたちが何をする人か知っています。私は警官の妻です」と言いました。彼らの態度が変わり、横暴な態度を取らなくなりました。状況を尋ねると「関わらないでください。彼女は法輪功修煉者です」と警官らは言いました。「法輪功修煉者はすべて良い人です。彼女は私の友人です。彼女をこのように扱わないでください」と私は答えました。警官は「あなたに関係ないことです。早く帰ってください」と言いました。Aさんは私に「帰って」と言いましたが、自分の身はどうだってよいから、私を巻き込みたくないというAさんの気持ちが伝わってきました。警官らはAさんの家に入って家宅捜査しようとしたので、私も中に入ろうとしましたが、拒否され、帰るようにと追い払われました。

 同修の連行に直面して、心がどんなに悲しかったことでしょう。邪悪の要素を解体し、同修を取り返す強力な正念はなく、寂しさを感じました。私は黙々と発正念して同修の正念正行を加持し、早く帰れるように願いました。そして、さっそく他の同修や協調人に知らせ、同じ地区に住む大法弟子にも知らせました。より強力な正念を発し、同修が早く帰れるようにと願いました。

 師父のご加護のもとで、Aさんは正念正行によって警察署で真相を伝え、多くの警官が法輪功の真相を理解し、早くに家に戻れたそうです。その後、同修と一緒に交流しました。みんなはAさんが当時理性を失い、警官の前で私の名前を呼び、「早く行って!」と叫ぶべきではなかったと言いました。私はAさんを責める気はなく、私を心配して叫び、一時的に焦った結果、私の名前を叫んだのだと思いました。師父は次のようにおっしゃいました。「皆さんが思っているどれほど良いことや、どれほど神聖なことであっても、わたしはそれらを利用して皆さんの執着心を取り除きます」(『精進要旨』の「再認識」)

 同修の連行について、私たちは学法グループで一緒に交流しました。私たちの周りで発生したことに対して、私たちには修めなければならない何かがあると思います。この事件が私の目の前で起こったということは偶然ではなく、修めるべきことがあるということです。私はまだ多くの執着心があります。たとえば恐怖心・落ち着かない心・焦る心・心のバランスが保てない・怨恨心・嫉妬心などです。

 師父は『転法輪』の中で私たちに教えてくださいました。「絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」 修煉の最終段階で、私たちは師父の法理に従って自分を厳しく律し、行動の中で修煉し、大覚者になるよう精進し、師父が私たち正法時期の大法弟子に与えてくれた称号に恥じないように努めましょう。

 間違っているところはご指摘をお願いします。

 2009年11月12日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/10/24/210986.html

明慧ネット:jp.minghui.org