■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/11/14/mh152892.html 



フランス・パリの裁判所開廷、ユ社の放送中断事件を調査へ(写真)

(明慧日本)フランス・パリの裁判所は2009年11月5日、欧州通信衛星機構ユーテルサット社(以下、ユ社)による新唐人テレビ局(以下、新唐人)の衛星放送を中断した事件に関する公開裁判を開いた。
裁判初日:裁判所前で「中国は新唐人を必要とする」の横断幕を掲げる新唐人の支援者たち

 初審において、1時間に及ぶ双方の弁護士の口頭弁論が続いた。裁判官による判決は11月17日午後4時に出される予定。新唐人が勝訴の場合、裁判所はユ社に対し専門の技術調査員による事件への調査を命じることができる。

 新唐人側弁護士のウィリアム・ブルドン(William Bourdon)氏は勝訴すると確信している。「私から見ると、情勢は明らかになっています。ユ社の弁護士のコメントは裁判官に不信感を与えたと思います。もし、ユ社は専門調査員を恐れていなければ、なぜ専門調査員の調査を妨害しているのでしょうか」と同氏は話した。
新唐人側のウィリアムブル・ドン弁護士

 もともと公聴会は10月13日と予定されていたが、10月12日夜10時30分ころ(バリの時間)、ユ社の弁護士から大量な補足資料が新唐人側弁護士に届けられたため、公聴会が延長された。また、11月4日夜にもユ社の弁護士から大量の資料を送られてきたが、新唐人の弁護士ウィリアムブル・ドン氏は一晩で資料を読み終え、11月5日に予定通り裁判が開かれた。

 新唐人は中共から独立し、中華伝統文化を広める唯一のテレビ局である。2002年2月に北米で放送開始以来、2003年7月にはアジア全域、ヨーロッパ、オーストラリアに放送範囲を拡大し、全世界の視聴者は2億人に上る。しかし、去年の6月、新唐人は中国とアジア地域への放送が中断された。当時、ユ社は技術的問題を理由にして、新唐人の放送信号を復帰しなかった。国境なき記者団(RSF) の提示した証拠により、ユ社は中共から受けた利益をのため一方的に衛星放送を中断したことを立証した。
新唐人のフランス発言者・イザベルシェニョー氏

 新唐人のフランス発言者・イザベルシェニョー(Isabelle Chaigneau)氏は「私たちの弁護士は非常に有力な弁論をしました。必ずユ社の新唐人に対する放送中断事件の真相が明らかになるでしょう」と語った。

 2009年11月14日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/11/7/212124.html

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