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華北省:李振興さんは受けた迫害から中共の本質を見抜いた

(明慧日本)北京オリンピックの直前、中国共産党河北省当局は法輪功修煉者・李振興さん一家を拘束し、家財を没収した。李さんは連行された後、賢台派出所から満城県刑務所に移送されて殴打され、1年3カ月の労働教養を科された。その間、スタンガンで4回電撃され、手錠で水道管に連続7日間縛り付けられた。

  オリンピックの直前、中国共産党河北省当局は李さん一家を拘束する目的で、強制的に戸籍簿と身分証明書を没収しようとした。大辛庄の党組織の書記・李同野は野蛮に、「出せ。すぐ出さないと逮捕するぞ。よく考えてくれ、俺らは帰って待つから」と言った。このような無理な要求を強いられた李さん一家は仕方なく家を出るしかなかった。

  李さん一家が家を出た後、地方当局は慌てた。中国共産党からオリンピックの期間に地元から北京へ陳情に行った場合、県、郷、村の幹部を免職すると指令があったからである。そこで(満城)県、(賢台)郷、(大辛庄)村の幹部たちは1万元を費やして李さんの親戚を訪ねたが、李さん一家を探し出せなかった。その間、県、郷、村の幹部たちは李さん宅の食料、農機具など全ての家財を没収した。

  家財を強奪された後、李さんの母親が返済を要求したところ、村の幹部は郷へ、郷は派出所へ、派出所は巡査へと責任を転嫁した。県、郷、村の幹部たちは自分たちの強奪行為を隠す為、(賢台)郷の副郷長・楊ヘイは偽善的に1千元を渡して配慮するふりをした。李さんの家族が受取りを拒絶すると李さんの兄弟・于大龍さんに強制的に渡した。最後、楊ヘイはヤクザのように李さんの母親を脅迫した。

  8月7日の夜、李さんは法輪功が迫害されている真相資料、神韻公演DVD、『九評共産党』などの資料を持って留馬村に行った時、賢台郷の書記・範樹政に見つけられて連行された。

  李さんは賢台郷派出所に連行された後、満城県留置場に移送されてひどく殴打された。その後、家族にも通知せず保定労働教養所で1年3カ月の労働教養を科された。また不法に李さんの自宅を捜査し、1冊の明慧週刊があったという理由で、李さんの両親・李文和さん、周文芳さん、弟の李振寧さんを強制的に賢台郷派出所に連行し、翌日、李さんの両親を満城留置場に移送して、不法に10日間拘禁しようとした。8日目に周さんが病気に罹った為、釈放されて自宅に戻されたが継続して監視され自由もなかった。

  李さんはチュオ州洗脳班に移送された後、また保定洗脳班に移送されて身体障害者オリンピックが終るまで拘禁された。李さんは保定労働教養所で法輪功への信仰を堅持し、ひどく殴打された後にスタンガンで電撃され、7日間連続して手錠で水道管に嵌(は)められた。信仰を放棄せず「転向」しないため家族との面会も禁じられた。両親は息子の安否を心配して保定労働教養所の塀の外から息子の名前を呼んだりした。保定労働教養所は地方派出所に李さんの両親を逮捕するように連絡した。

  もともと李さんの母親・周さんは腰痛、高血圧、頚椎骨増殖、婦人科疾病など多種の病気に罹っていたが、法輪功を修煉してから快復した。しかし今回の大きな事件と息子が遭遇した迫害のショックから、倒れて体調が悪化した。4回の入院治療中に病院の証明書を持って保定労働教養所に行って息子との面会を要求したが拒絶された。李さんは母親が亡くなった後の葬儀にも参列を許可されなかった。

  この間、保定労働教養所では李さんの労働教養期間を延長する手段で迫害を強めた。李さんが記録表に「法輪功は素晴らしい」、「真、善、忍は素晴らしい」、「法輪大法は正法」などと書いたことで、李占強(二大隊の隊長)、劉慶永(指導員)は腹を立てて労働教養期間を不法に2ヶ月延長した。

  李さんが不法な労働教養を強要された後、家族は保定虹橋法律所の常皓弁護士に委託したが、裁判開始前日に突然保定新市区裁判所から口頭で「法輪功関連の事件を受理してはならない」と通知を受取った弁護士は、仕方なく弁護料の半分を家族に返済し、弁護を中止するしかなかった。

  2009年11月17日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/11/6/212059.html

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