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台湾:上海の娘を救うため 91歳の父親は立法院へ陳情(写真) (明慧日本)台湾の立法委員・田秋菫氏は2009年11月4日午前、「台湾人の娘を救う」記者会見を会催した。桃園県民・李善楨さん(91)の上海在住の娘・李耀華さんと孫娘・張軼博さんは法輪功の修煉をしていたため、上海の公安支局に不法に5カ月拘束されている。この記者会見は父親の陳情を受けて行われた。
「孫娘・張軼博は修士課程を卒業し、今年29歳になります。上海西門子通信会社の財務マネージャーとして勤務しており、社長に重用されていました。孫娘は幼い頃から胃病を患ってずっと根治することができず、やせ細っていました。母親が法輪功の修煉を始めてから、健康状態が明らかに良くなってくるのを見て、法輪功の不思議さに驚き、法輪功の修煉を始めました。すると孫娘の健康状態もすぐに改善され、性格も穏やかになり、同僚や部下たちとの関係も以前より良くなってきました」 李さんは台湾社会に次のように懇願した。「皆さん、私の娘たちを助けて下さい。助けの手を差し伸べてください! 毎日拷問や迫害を受けることのないよう心からお願いします」 中国国内への救援の依頼は無駄であった 事件は「6・4」20周年の夜に発生した。上海徐匯区の公安支局「610弁公室」は、李耀華さんの家に令状なしに強引に侵入し、李さんと娘を強制的に連行した。2人はそれ以後、徐匯区の留置場に拘禁されている。父親の李さんは何回面会を申し込んでも、許可は下りない。 娘・李耀華さんの息子・張軼渊さん(ロサンゼルス勤務)は事件を聞いて、数カ月間で170数人の米国国会議員に救援を求め、一部の議員の支持と協力を得た。軼渊さんはまた上海の有名な各弁護士事務所に連絡し、母親の弁護を依頼したが、上海には引き受けてくれる弁護士は誰もいなかった。弁護士らは法輪功の修煉者の弁護人になると、理由もなく営業許可書を取り上げられるそうである。最後に北京の人権弁護士・韓志広さんと張伝利さんを探し当て、弁護人になってもらうことができたが、李さんらとの面会を求めると、上海徐匯区の公安支局に拒否された。 中国国内で救援が得られない状況下で、父親の李さんは上海から、孫の張軼渊さんはロサンゼルスから台湾へ戻り、大陸委員会、財団法人海峡交流基金会(以下、海基会)、法務局の協力を求め、数人の立法委員の協力を得ることができた。 法輪功に関心を持つよう与野党に呼びかける 台湾の立法委員・潘孟安氏は、李さんから陳情書を受け取った後、大陸委員会と海基会のこの件に対する対処法を直ちに調べたた。潘氏は「李耀華さんのように体が弱く、病気がちの人が不法に収監され、現在中国ではどれぐらいの法輪功修煉者がこのような虐待を受けているのか中国に聞いてみたいものです」と厳しい口調で話した。
潘氏は現在台湾で4回会談している江陳会と海基会副会長・鄭立中氏に、台湾の人々に対してよく説明するべきで、直ちに李耀華さん親子を釈放するようにと語った。
もう1人の台湾の立法委員・田秋菫さんは、法輪功の中国での迫害状況に対し、「激しい怒りを覚えます。普通の人間の考えつくことではありません」と指摘し、「全世界の如何なる人も、30枚ほどの法輪功の小冊子を配っただけで夜中に連行され、生死不明の状況に置かれ、いつ釈放されるのか分からないようなことを許すべきではありません」と述べた。 田さんは、与野党の2党は色分けしないで、共に法輪功が中国で迫害されていることに対し、公正な立場に立って言うべきだと呼びかけた。 田さんは引き続き李耀華さん親子のことに関心を持つことを約束した。同時に中国共産党が国内で人権を無視し、経済貿易団を台湾に統一戦線の目的で派遣し、その中に法輪功を迫害している凶悪犯らもかなりおり、田さんは将来立法院に拷問の実行者の台湾への入国を禁止する法案を提案することを約束し、台湾が中国の人権に対し関心を持つことをはっきりと表明した。 2009年11月18日 (中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/11/5/211966.html) (English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2009/11/6/112143.html) |
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