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師父が引き受けてくださったこと


文/中国の大法弟子

(明慧日本)今日、私は突然2000年にある同修が話したストーリーを思い出しました。そのストーリーの概要は以下のとおりです。

 ある老年の同修は警官にひどく殴られていました。9回目に殴られたとき、もう耐えられなくなっていましたが、ふっと振り返ると、師父が自分の後ろに立っていらっしゃって、両目は殴られて血を流しておられた、ということです。毎回このストーリーを思い出すと、いつも涙がぽろぽろとあふれてきます。師父よ、師父は私たち大法弟子のために、あまりあまりにも多く引き受けてくださいました。しかしこの方面において、師父は弟子たちにあまりにもあまりにもわずかしか、知らせておられません。私は強制労働教養所で警官にめった打ちされたとき、痛みを感じなかったのです。その後、私は同修に自分の正念がいかに強いと誇示しました。そのすべては師父が弟子のために、引き受けてくださっていたとは思っていませんでした。これらを思いつくと、自分がいかに利己的であって、常に自分がいかに強い正念をもって難関を乗り越え、向上したかだけを考えていて、その難関の中、師父が弟子のためにどのくらい引き受けてくださったかについては思っていませんでした。同修よ、あなたが正念で関を乗り越えたとき、自分の向上のために喜ぶとき、あなたのそのすべては実質上、師父の引き受けてくださったことによって、できたことだと思っているでしょうか。あなたがその時、法の基準に符合したから、師父はあなたのために、そのすべてを引き受けてくださいました。師父はわたしたちに何も求めておられません。ただ、私たちの本当に修煉しようとするその心、善に向かおうとするその心を期待しておられます。この期待に適ってこそ、はじめてあなたの向上は最も素晴らしくなり、それこそ本当のあなた自身です。偉大で、慈悲なる師父は最大限に自ら引き受けてくださり、弟子に最も素晴らしいすべてを与えておられるのです。

 偉大で、慈悲なる師父は一つ一つの難と関について、弟子のために引き受けてくださるだけでなく、また私たちが犯した罪を解決してくださり、その解決の過程は師父が巨大なる犠牲と忍によってやっとできることであり、それを想像できる生命はありません。偉大で、慈悲なる師父が、もしすべての衆生が救われるように、衆生のために歴史上彼らが犯した罪を引き受けてくださらなかったら、衆生は今日済度される機縁を持つようになりません。それだけにとどまらず、師父はまた最もすばらしいすべてを未来の宇宙に残してくださり、未来の宇宙が永遠に滅の境地に置かれないように、生命が真に永世不滅になるようにしてくださいました。しかし、このすべては師父が無量に引き受けてくださったことにより成り立つことです。

 弟子として、師父が私たちのためにどのくらい引き受けてくださったかを想像することはできません。なぜなら、その全てはすでに全ての生命の智慧の想像範囲をはるかに超えており、9ヶ月間も巨大なものを引き受けてくださったことは、そのわずか1秒でも生命には想像できません。「支離破碎して乾坤を載す」(『洪吟「苦度」』)。師父よ、弟子はこの部分の法より、師父が引き受けてくださったのは旧宇宙を正し、完備させる中でのすべてであると悟りました。師父が引き受けてくださったものは、宇宙と同じ大きさのものです。

 同修よ、師父が私たちのために引き受けてくださったこのすべてに対して、私は本当に表せる言葉がありません。洪大なる宇宙の中の微々たる一つの生命として、私たちに現す言葉はあるでしょうか。私たちはまた、この同修がああだ、あの同修はこうだと文句を言えますか? 自分の法に符合しない一つ一つの考え、自分の人間の心が大したことでないと考えられますか? また自分がどんなに良くやったと嬉しく思い、誇示することができますか? 私たちは慈悲で、偉大なる師父の弟子として、何も誇示できるものはありません。ただしっかり修煉するしかありません。

 この文章を書いたのは、同修の皆さんが師父を大切にし、師父が私たちのためにしてくださったすべてを大切にし、大法を大切にし、宇宙の開辟以来、未曾有のこの貴重な機縁を大切にし、師父が私たちにおっしゃった三つのことをしっかり行い、私たちの先史の誓約を実現してほしいいからです。精進していない同修は早く精進し、表に出てない同修は早く表に出て、大法を離れた昔の同修は早く戻ってきてください。再び師父が巨大なものを引き受けてくださり、私たちが自分の家に帰るのを待たないようにしましょう。

 以上は個人の認識であり、不正なところ、足りないところについては慈悲なる叱正を願います。

 合掌!

 2009年11月19日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2009/11/12/212403.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2009/11/15/112395.html

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