■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/11/24/mh253199.html 



平凡な日々の中で、修煉の道をしっかり歩む(二)

文/中国吉林省の大法弟子

(明慧日本)

  二、内に向けて探し、仕事の環境を円融させる

  私はある多国籍企業で働いています。周囲の同僚に法輪功が迫害されている実態や「三退」を伝える中で、同僚たちはなんとなく、私が法輪功修煉者であることに(私はいつも第三者の角度から真相を伝えた)気づいています。同僚には仏教、キリスト教、その他の宗教を信仰する人がいて、法輪大法を信仰する私もいます。何か重大な事件が発生する時、各々の態度も周りから注目されます。だから仕事と生活の中で、どのように修煉者らしく振舞うのかはとても重要です。

  2007年の春、私がいるヒューマンパワー部のマネージャーが地方に長期出張しているため、上層部は私にマネージャーを代行させたいと考えていました(私は当時本社の審査に合格して、地域で昇進資格を持つ第一人者になった)。翌週の月曜日に、本社から審査にやって来るというので、私たちは徹底的に準備をする必要がありました。私は部署の同僚にこの状況を伝えて、今週日曜日までに準備を完成させるように依頼しました。しかし、土曜日と日曜日に、会社に来てサービス残業をしたのは私だけです。私は30時間近くかかって、全面的に準備を整えました。マネージャーが地方から電話をかけて、最近の様子を尋ねた時、私はこの件を彼に報告しました。

  思いもよらないことに、2カ月後、地区の調査員は私と談話して、正式に私に対して調査を行うと言いました。原因は、ある同僚が本社の最高管理者に手紙を書いて、私が原則に背いて、無断残業をしてタイムカードを打っていない(会社の就業規則には無断残業禁止、出勤時タイムカードを打つという規則がある)と告発しました。私は仕事を完成させるためのサービス残業を不誠実な行為と言われて、本当に雷が鳴ったようなショックで悔しかったのです。「傷ついた」気持ちの後、悔しくなって、ついに不満をこぼしました。調査員との話が終わった後、私はよろよろとオフィスに戻りました。みんなが楽しく仕事をしているのを見て、これであなたたちは嬉しいでしょう、あなたたちのせいで私はこんな痛い目にあったのだ、と思いました。

  夕方家に帰って、夫とこの件を交流しました。夫は、やはり法の角度、修煉の角度から考えよう、これは心性を高める良い機会なので、あなたのものなら、なくなる事はなく、あなたのものでなければ争っても手に入らない、と言いました。私は最初、自分が仕事に努力していた行為は間違っていないと思っていましたが、深く探ると、名を求める欲望がとても強いことに気づきました。例えば、私がマネージャーを代行する期間に、他の同僚に仕事をしっかりやってほしいのは、私の代理期間中に良い業績を出したいからです。それはやはり自分の「私」のためです。本社の審査に合格した後、次に昇進できるのは私しかいないと思って傲慢になりました。他の同僚にサービス残業までさせて、人の上に立ちたい強い気持ちがありました。他の同僚にも自分と同じように努力してほしくて、みんなの事情、都合と気持ちを考慮しない、包容力が足りない、などがありました。

  告発の原因は明らかに私に対する嫉妬です。それでは、私にも強烈な嫉妬心がないのでしょうか? 夫は、これは一挙四得なので、貴重な機会だと言いました。しかし、私の心はとても苦しくて、難関を突破する時「放下すること」は本当に辛いのです。ヒューマンパワー部では今まで、内部告発が起こったことはないので、この事件は本社の高度な注目を引き起こしたそうです。調査はひそかに進んでいて、調査員は時には社員と談話して証拠を集め、時には私に些細な質問をしました。しかし、結果は一切私に教えず、私の直属の上司もこの件に関して何も私に言いませんでした。心性が向上しない時、私は「業力の転化」の1節を学んで、絶えず自分に「自分の敵を愛することができなければ、圓満成就することができません(『オーストラリア法会での説法』)」と言い聞かせました。

  このようにして、業力が少しずつ消えました。本当に業力が少し消されたら、その分だけ心性が高まってきたことを感じました。私は社長に、この事件は会社の社風の試金石で、会社が何を重んじるかが試されています、と言いました(実は、この話をした時やはりまだ多くの不満を抱えていた)。私を告発した人はすぐそばにいると分かっていますが、できるだけ考えないようにしました。私と彼女の間には、何か縁があるのかも知れません。もしかすると前世で、私も同じ手段で彼女を懲らしめたのかも知れません。

  それから、私は何ごともなかったかのようにこの事件を少しずつ忘れました。その年の秋に、私は正式にヒューマンパワー部のマネージャーに昇格し、私を告発した同僚(上司がこのように私に暗示した)は、今も私のそばで働いて、私の強力なアシスタントになっています。彼女の成長と発展に、私は他の部下よりも関心を払って、多くのチャンスを与えています。

 (続く)

 (明慧ネット第6回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

  2009年11月24日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/11/6/211349.html

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