大学院の大法弟子による正法修煉の道での体験(二)
文/中国黒龍江省の大法弟子
(明慧日本)
二、真相資料を配る
大学のキャンパスは学校という特殊な環境で、その上、大法弟子も少ないため、法輪功が迫害されている真相を知る教師と学生もとてもわずかで、数多くの衆生が私から伝える真相を待っていることを悟りました。私は彼らを救う良い方法は真相資料を多く配ることだと思い、すぐにキャンパスの中で資料配りを始めました。初めのうちは、配る時間帯はほぼ夜と早朝でした。配る方法は、学生たちがよく座る椅子の上に真相資料を置いたり、競技場の観客席の階段の上に置いたり、あるいは透明な袋に入れた真相資料を両面テープで掲示板に貼り付けたり、またバスケットゴール柱、運動場の入り口の鉄門、街灯、椅子の背もたれに貼りつけていました。
真相資料を配る作業の間に、危ない目に遭うことが時々ありました。それは、私は30部の真相資料と20枚の真相シールを持って、大学生時代に通った大学に配りに行ったときのことでした。私は掲示版に真相シールを貼り終え、隣のグランドに行き、ある場所に資料を置いた途端に、一台のパトカーがサイレンを鳴らしながら、私に向かって走ってきました。私は驚いて頭の中で「もうおしまいだ。発見された」と思い、一瞬捕まえられた身となった感覚が全身に走りました。しかし、師父のことを思い出すと、我に戻りました。「私には師父のご加護があります。その上、私は逃げようとしなかったし、常人の理を破っていないため、私の行動は邪悪にとって形が隠れたもののはずで、私を見つけるわけがありません」と考え直しました。
我に戻った私は、正念が出てきました。私は心の中で師父のご加護を求めながら、一方では、自分の恐怖心や様々な良くない考えと邪悪が私を迫害しようとする企みを取り除くため、正念を発し続けていました。こうして4、5分経つと、パトカーが立ち去っていきました。ただの4、5分でも、私にとっては長い時間が経ったように感じました。正念を発する間に、私は自分が高大になり、身の回りに多くの神兵神将が勇敢に戦っているとかすかに感じっていました。まさに良し悪しは自らから出た一念によるものです! 私は再び師父の慈悲なるご加護と大法の不思議さを体験しました。
だんだんと私は教室に真相資料を配りに行くべきだと考えました。教室があるビルには自習室と大学院の試験を受ける教室が設けられ、学生達は場所を取るため椅子などに教科書や資料を置いたままにします。よく観察した結果、私は教室が開いた朝に、利用する人が一番少ないと分かり、資料配りの良いタイミングだと判断しました。それで、私は真相資料が出来上がった翌日の朝、必ず自習室に資料を配りに行きました。朝は、ほとんどの自習室に学生がいませんでした。私は真相の小冊子、カード、法輪功が迫害されている真相が書いてあるお守り、神韻公演のDVD、『共産党について九つの論評』などを学生たちが場所取り用に置いていた教科書など中に挟みこみました。「4.25」、「7.20」、「世界法輪大法デー」、中秋節や元旦の日が来る度に、私と文征さん2人は、とても綺麗なA4版のテーマに合う写真の真相シールを印刷し、教室の黒板や掲示版に貼り付けます。学生たちはそれを見て舌を鳴らし、不思議だと言いいながら写真が綺麗だと感嘆しました。
当然ながら危険は無かったものの、びっくりする事件が教室でも同様に発生しました。あるとき、私は本校の芸術ビルの大学院を受ける教室に真相資料を配りに行き、ちょうど半分を配り終えたとき、教室の扉が突然開いて背が高くてたくましい男子学生が入ってきました。両目で私をじろじろ見ながら「ここで何をしていますか?」と聞いてきました。そのとき、私はちょうど真相小冊子を手に持って一冊の教科書の中に入れているところだったので、私は流れにまかせてその席に座り「資料を調べて論文を書こうと思ってね」と答えました。返答後、私は突然、受動的な立場を主導的な立場に変えるべきだと悟り、先ほど彼の教科書に一冊の『共産党についての九つの論評』を挟んだばかりなので、彼に「あなたは勉強を努力しているね、どの学校の大学院を受験するつもりですか?」と聞き、彼は「他県の大学院を受けたいです」と答えました。私は、少し腰を伸ばして立ち上がり「もう邪魔しません、受験が受かるように祈ります」と言った後、真相資料が入ったバッグを下げて教室の外に向かって歩きました。彼は微笑んで「ありがとう!」と言い、教科書を読み始めました。私は順調にその教室を出た後、別の教室に配りに行きました。彼との会話から啓発され、それ以後、私は「楽しく勉強できるよう祈ります」、「成績が上がるよう祈ります」、「大学院に合格するよう祈ります」などを書いたカードを作り、真相小冊子の上に重ねて配るようにしました。こうすると、学生たちに親しみを感じさせ、その後に真相小冊子を読むのに良い心の準備を作ることができると思いました。
(続く)
(明慧ネット第6回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
2009年11月25日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/11/20/212793.html)
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