■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/11/25/mh270384.html 



平凡な日々の中で、修煉の道をしっかり歩む(三)

文/中国吉林省の大法弟子

(明慧日本)

 三、色欲を取り除かないと、衆生済度もできない

 夫は私より先に大法を得ました。彼が修煉を始めた後、私は一人ぼっちになるのが嫌なので、彼と一緒に本を読んで法を学びました(実は、その時の私はまだ男女の情に執着していた)。ある日、彼は集団学法に参加して、私は一人で家にいて大法を読んでいました。第三講の『憑き物』を読み終わった頃、振り返って、1匹の大きなキツネがベッドを横ぎって、姿を消したのを見ました。師父は私のために身にとりついた憑き物をはらってくださった、と夫は私に教えました。その日から、私は正式に大法の修煉に入りました。  

 迫害が始まる前、色欲に関して私の認識は、道徳に背く事をしない、異性に対して不当な思いをしないぐらいにとどまっていました。夫婦の間の欲求に対して十分な認識を持たず、普通の人間の状態を維持するのに必要だと思っていました。夢の中で全く難関を突破できなくても、起きてからあまり気にしません。このしっかりできていない部分があったため、出所後、私は男女関係で大きな過ちを犯して、命も奪われかけました。師父は洪大な慈悲で私を救って、私を地獄からすくい取って、大法で私をきれいに洗って、そして改正の機会を与えてくださいました。

 私が再び修煉を始めて1ヶ月も経っていない時、師父は『大ニューヨーク地区法会での説法』を発表されました。師父は、「このように話しましょう。私が先ほど話したことは、つまり大法弟子という名に相応しくないことをした全ての人、あなたたちは自分でそれを公開したほうが良いということです。このようにして、あなたたちの多くのものを消すことができます。同時に、それによってあなたたちは決心を固めることもできます」とおっしゃいました。私は師父のお話の通りに自分の過ちを公開しようと決心して、大学の同級生(同修)に相談に行きました。

 帰って来て夫と話したら、夫は交流会の上で同修たちに教えたほうが一番良いと言いました。私のメンツを重んじる執着心を夫に言い当てられました。そこで、それを絶対に取り除こうと決心して、私はまた昔の同修の家に行って自分の犯した過ちを公開しようとしました。しかし、彼女に玄関まで見送られたところになっても、私は恥ずかしくてまだ言えず、難関をやはり突破できませんでした。夜、法を学んで、「師父、私は明日必ずこの事を同修たちの前で言い、この良くない物質を取り除きます」と決心しました。翌日、私は交流会でこの事を話して、同修たちは大きな助けをくれ、そして私のために正念を発してくれました。実は、男女問題に罪を犯した後、夫は私に多大な寛容と慰めをくれました。彼から私は修煉者の包容力と慈悲を実感しました。

 それから、真相を伝えて「三退」を勧める時、色欲の心があると、衆生済度も難しくなることを感じました。私のちょっとした体験を述べます。色欲の心は一種の悪魔で、人間が正念を失くすようにもてあそばせます。また、色欲の心は旧勢力が修煉者を迫害して、常人を滅ぼすのに使う一大の口実でもあります。大法弟子に色欲の心がなくて心がとても純粋な時、衆生に正念を持たせて、真相をよりよく受け入れさせることができます。私は真相を伝える時に、相手(男性)が私に、もしくは私が相手(男性)に色欲を持ったら、真相を伝える効果を収められなくなり、色欲の心が衆生と大法を隔たりを作りました。自分の体にも現れました。色欲の心が生じてくる時、眠くてだるくなり、法を学びたくなくなります。ですから、色欲の心は必ず取り除かなければなりません。 

 師父は『転法輪』の「口を修める」で、「彼らの言う『身を修める』とは、悪事を働かないこと、『口を修める』とは、ものを言わないこと、『意を修める』とは、考えることすらしないことにほかなりません」とおっしゃいました。色欲の心を取り除くのもこれと同じです。

 まず、色欲に触れる行為を働かないことです。法理は分かっても実行するには容易ではありません。我が家に寝室が1つしかないので、夫と別々の部屋に寝ることができません。これはまさしく現実の正念場の中で心性を鍛えることです。2人のうち、1人が心性を守られれば、難関を比較的に良く乗り越えられます。2人とも心性を守りきれない時、本当にこれまでの努力がすべて水の泡になり、冷静になったら悔しくて仕方がありません。師父は『転法輪』で「高い次元から見れば、常人は社会の中で、まるで泥んこ遊びをしているようなもので、汚さも知らずに地面で泥まみれに遊んでいるのです」とおっしゃいました。高い次元から人間の行為を見て、まるで我々が動物の行為を見る時の気持ちと一緒だろう、と私は思います。「三つのこと」が少しずつ良くできるにつれ、法理をもっと深く理解できるにつれ、私と夫は夫婦の間の色欲の心に関して認識をますます深め、行動においてもますます良くできるようになりました。

 大法弟子の言った言葉は常人より影響力(エネルギー)が大きいのです。私の仕事環境は比較的に西洋化し、社員の間でボディータッチがよくあり、みんなもそれに慣れて、何人か集まったらすぐにいやらしい話題になります。以前、私はみんなほどそれらの話題に夢中になっていませんでしたが、家に帰ったら、昼間に覚えたそれらの話題を夫にも話します。そうしたら、当日の晩あるいは翌日、私たちはひどく魔に邪魔されます。色欲の心が生じてくる時、自分の主意識が弱いとそれに制御され、ついそれに酔いしれてしまい、色欲は本当の自分ではないことを忘れてしまいます。

 常人社会の中で、私の「人づきあい」は比較的に良いのですが、時には色欲の妨害をも招きます。自分が色欲の面で取り除いていない部分があるため色魔の妨害を招いたと分かり、色欲が心を襲った時、私は直ちに正念を発します。ある日、色欲に対して長時間に発正念した時、意外にも色魔は1枚のフィルムのように私の体に貼り付きました。パッと見ると、それはあたかも私の体の一部のように見えます。私は強い正念を発すると、一つ大きな手が私の体の表面からそのフィルムを引き裂きはじめました。しかし、半分を引き裂いたら、その手は力がなくなったのです。普段の煉功が足りず、正念を加持できないからだと、私は悟っています。いずれにしても、私はそれの正体が分かりました。色欲の悪魔は本当の私ではない、断固してそれを排斥すれば、師父は私の色欲を消してくださるのです。

 ここ10年の修煉の中、たくさんの良くできていない部分があります。例えば、同修との間に不仲なことはないと思っていますが、じっくり考えたら、同修との間の溝はやはり大きくて、お互いの協力にまで影響したとも言えます。そして、私は今なお知らない人に真相を伝える勇気がなくて、「三退」させた人数はとても少ないのです。私は、自分の誓約と責任をしっかりと心に刻んで、「三つのこと」をしっかりと実行し、大法弟子の歴史的使命を遂行しようと決心しました。

 (完)

 (明慧ネット第6回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 2009年11月25日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/11/6/211349.html

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