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中国国内の各界、スペイン法廷の「ジェノサイド」認定に注目

(明慧日本)スペイン全国管区裁判所は最近、前例のない起訴を認定した。「ジェノサイド」(集団虐殺罪)と「拷問罪」を犯したとして、中国前国家主席・江沢民を含む中共政権の高官5人に対する起訴を認定した。裁判所の通知によると、被告人が有罪と認定されれば、少なくとも懲役20年の実刑及び罰金が科されるという。

 このニュースは、各ルートで中国国内へ急速に広まっており、各界の人々が注目をしている。

 弁護士・唐吉田氏:「中国国内の人権状況の改善を促進できる」

 唐弁護士は次のように述べた。「この訴訟案件、特に『人道に反する罪』『ジェノサイド』などは国際法の管轄下にある。スペイン法廷がこの起訴を受理したのは法の根拠があり、被害者が訴えた証拠は事実であると理解しているからだ。この提訴は中国国内での救援ルートが絶たれたため、国際社会の力を借りて国内の人権状況の改善を促進することに、大いに力になる」

 「この認定は少なくとも自分の人権を守ろうとしている中国の民衆の思いを、より強めることができる。中国国内で人権侵害を受けた被害者には訴えるルートがわずかしかない。そして実際の結果は、いつも失望に終わり、救済されない状況に置かれている。こういうときこそ、国連人権機構や国際刑事法及び各国の司法をもって、中国国内の人権被害者に人権を守る条件と環境と作らせることができる」

 「中国は共産党政権であり、人権侵害案件がかなり多く存在している。しかし、憲法に違反する多くの人権侵害への指示は、電話や口頭の形で伝達され、加害者の物的証拠を収集することは難しい。良知のある人が被害者の証人として出廷して証言すれば、裁判の進展に大いに助かる」

 「裁判の進展に注目を続ける」と、唐弁護士は述べた。

 法律顧問・廖双元氏:「江沢民らは極悪人、法に裁かれるべき」

 廖顧問は、スペイン法廷が法律に基づいて公正な認定を出したことを歓迎した。「中国国内の司法には公正というものがない。しかし、国際社会から正義ある行動が絶えず出てくるにつれ、中国の民衆間にも良知が増え、善悪にはそれぞれ報いが来ることはそう遠くないはずだ」

 「中共の法輪功への迫害は、人類史上最も邪悪な暴挙であり、法輪功修煉者の生体から強制的に臓器を摘出し、それを売りさばき、暴利を貪るなどは、普通の人間の考え付くことではないはずだ。江沢民らは法輪功修煉者・中国国民・全世界の人々に最大の罪を犯した。必ず法によって裁かれる。さもないと民心と天理は認めない。この認定は国際社会、中国民衆の良知を呼び起こすことに重要な作用を果たした」

 中国国内のネット:「江沢民らは必ず歴史に葬られる」

 甲さん「告訴する理由はとても適切だ。もっと多くの中国人が知っていれば、大きな反響を呼び起こすかもしれない。なぜ早く彼らを国連の法廷に引っ張り出さないのか? 早くやるべきだ。私に手伝ってほしいことがあるのか?」

 乙さん「スペイン法廷の『ジェノサイド』としての江沢民らに対する起訴を認定する文章は良く書けている。この文章を国内のマスコミに発表すればよい」

 丙さん「実は、江沢民は中国での評判がとても悪く、中国腐敗の原因として、彼は逃れられない責任がある」

 丁さん「江沢民はいずれ歴史のゴミ箱に捨てられる運命だ。私は毎日、中国共産党の崩壊を待ち望んでいる」

 2009年11月27日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/11/22/213102.html

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