日本明慧
■印刷版   

協調人としての修煉体験(四)


文/中国吉林省の大法弟子

(明慧日本)

  四、全体が協力し合う中で家庭資料センターを作る

 2005年まで、私たちの地元で必要な資料はすべて街に住んでいる同修(資料センター)から送られていました。週に1回、数十キロの資料を運ぶことは、とても不便で危険でした。さらに資料を作る同修にかなりの負担がかかり、長い間、学法・煉功・発正念ができず、法からかなり離れている状態が続きました。私たちも資料センターを作ることは考えませんでした。

 2004年の冬、地元のある同修・甲さんが資料を作りたいと私に話し、ノートパソコンを買いました。パソコンに詳しい人が必要になり、私は町の協調人を通じてパソコンに詳しい同修を連れてきてもらって教わりました。甲さんはパソコンの操作ができましたが、プリンタに必要な紙やインクなどをどう買うか分からなかったので、私がすべて買ってあげていました。2年の歳月が過ぎ去り、甲さんはパソコン技能が上達し、自分で使えるようになりました。家庭資料センターはみんなが協力し合い、今日まで無事に運行してきました。

 家庭資料センターを作ってから今日にいたるまでの間は、自分の恐怖心、安逸を求める心を暴露した過程でもあります。甲さんは資料を作ることに忙しかったので、学法をする時間が少なくなり、修煉が緩みました。その結果、パソコンとプリンタが時々故障して動かなくなりました。私は甲さんが学法する時間が少ないから起きたと指摘し、資料を作るのをやめて法をたくさん学べば、すべてが順調に解決するといつも言い聞かせていました。しかし、あるとき、甲さんは私に向かって不平を言い、私を怒ったことがありました。私はとても悲しくなり、耐えきれず泣くこともありました。

 私は悔しい思いをし、落ち着きませんでしたが、法に基づいて言えばよいことではないでしょうか。いつも同修から褒め言葉しか聞きたくないのは、常人の名利心、報いを求める心ではないでしょうか。師父は説法の中で私たちに教えられたように、私たちの法門は常人の中で修煉するのです。「皆さんは常人の中に身を置いて修煉するのだから、突然あなた方を逆さ吊りにして空中に引き上げ、宙にぶらさげたまま苦労をさせるわけにはいきません。今日、誰かがあなたの気に障(さわ)るようなことを言ったとか、誰かがあなたを怒らせたとか、誰かが失礼なことをしたとか、あるいは誰かがあなたに不遜なことを言ったなど、いずれも常人の中でよく起きる状態ですが、そこであなたがどう対処するかが問題なのです」(『転法輪』) トラブルに遭ったら、まず自分の間違いを探すことです。同修の間で大法のことをしていても、心性を向上させるトラブルが起こります。私たちがトラブルに対してどう行動するかにかかっています。もし自分が修煉者であり、師父の説法を思い出せば、平然とこの関門を突破することができます。

 小さな資料センターができてから、私たちは非常に便利になりました。町の同修に頼らず重い資料を運ばなくてもよくなったのです。私たちは節約したお金のすべてを資料センターの順調な運行に使い、お互い協力し合い、同修の安全を気遣いながら、この資料センターをずっと無事に運行してきました。

 私は村に住む大法弟子です。10年間の正法修煉の中で、地元の協調人としてしっかりと行い、自分の修煉を緩めなかったほか、どんなに農作業が忙しくても、それが学法・煉功・発正念・真相を伝えることに影響しませんでした。大法弟子として大法を第一に考え、修煉を主とすることは当然なことです。私たちは三つのことをしっかりと行えば、仕事の効率は倍になります。たとえば、毎年収穫するとき、野菜、果物などは元気に育っており、みんなに喜ばれます。通り過ぎる人はみな農作物がしっかりしており、これを育てた人は勤勉だとほめました。実際はすべてが大法の恵みなのです。

 今までの修煉の中で、しっかりとできている同修に比べれば、まだほど遠いのです。正法の最後の時期に追いつくよう努力します。私たちは出てきてない同修に修煉しやすい環境を作り、彼らが法輪功の真相を伝え、衆生を救い済度することに参加して、大法弟子が背負う大きな使命を果たせるよう努力します。

 私がこの修煉体験文を書くときは、秋の収穫の時期でした。毎日の仕事はつらく忙しいものでした。朝3時50分に起きて、2時間煉功した後、全世界の同時発正念を終えてから、畑に行きました。朝と昼の食事は畑で食べて、夜6時前に家につき、全世界の同時発正念をします。それから、夕食をとってから、集団学法をして、2時間かけて修煉体験文を書きました。このように、毎日の睡眠時間はわずか4時間ぐらいですが、今まで全く疲れを感じず、とても健康です。私はもう60歳近いのですが、仕事は若い人が追い付けないほどです。徐々に若返っています。自分が感動するような大きなことはできていませんが、修煉で体験したことを書いて、師父に報告すべきだと感じました。

 (完)

 (明慧ネット第6回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

  2009年11月30日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2009/11/21/212815.html

■関連文章
協調人としての修煉体験(三)
協調人としての修煉体験(二)
協調人としての修煉体験(一)
人心を捨て円満に向かうことが最も重要
明慧ネットの交流文章は修煉の向上によい効果を促す
正法の過程を重視し、正法時期の大法弟子になる(二)
中国本土の修煉者による法会の文章を読んだ感想
新しい修煉者の3年間の修煉体験(二)
新しい修煉者の3年間の修煉体験(一)
日常生活の中で大法に円融する