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王春英さんは馬三家労働教養所で2年迫害された後、洗脳施設に送られる(写真)

(明慧日本)中国大連市在住の法輪功修煉者・王春英さんは、2年以上にわたり不法に労働教養され、2009年11月14日が出所日となっていた。しかし、教養所側は王さんが迫害に抵抗したとの理由で、5日間の労働教養を科した。11月19日、妊娠7ヶ月の娘と婿が500キロ離れた瀋陽へ迎えに行ったところ、当地の大連興工街派出所の警官、「610弁公室」の警官も来ていた。そして、なんら法的手続きもなく、王さんを撫順洗脳施設へ連行し、迫害し続けている。

王春英さん

 王さん(57歳女性)は、元大連中心医院の看護婦で、1998年春に法輪功を修煉し始め、持病の甲亢の病状があっという間に治った。健康を取り戻した王さんは法輪功がよい功法であることを確信し、良い人になることを目指していた。

 しかし、中国では良い人になることで罪にされてしまう。王さんは2002年に3年間の労働教養を受け、大連椒金山派出所に1万元以上をゆすり取られた。2005年に釈放され、病院の仕事に戻ったが、経験豊富な看護師だった王さんは、病院の衣服などのクリーニング係りに配属させられた。

 2007年8月14日、王さんは再び連行され、馬三家労働教養に送られ2年3ヶ月の労働教養を不法に強いられた。同時期に王さんの妹も連行され、刑務所に送られ、迫害を受けた。

 馬三家労働教養院は毎月の月末になると、法輪功修煉者に対して、答案用紙に答えを書かせる。その内容は、法輪功の迫害が合法だとして認めることで、人格を屈辱し、精神的に圧力をかけて書かせていた。2007年11月、王さんはその答案用紙の記入を拒否したため、警官の張春光、周謙、テキ耀輝、陳秋梅、李明玉らに16時間以上天井に吊るし上げられた。この迫害によって、王さんにかけられた手錠は手首に食い込み、身体が血まみれになっていた。その後、手首が腐乱した。 

 (注:法輪功修煉者を迫害している主な責任者らの情報は、中国語のページをご参照)

 2009年12月3日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/11/25/213274.html

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